このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
耐震用の突っ張り棒は意味がある?効果をさらにアップさせる方法とは

耐震用の突っ張り棒は意味がある?効果をさらにアップさせる方法とは

投稿者:ライター 松本マユ (まつもとまゆ)

2020年11月22日

大地震が起きたときに怖いのが、大きな家具の転倒だ。家具を固定するためには耐震用の突っ張り棒がおすすめだが、突っ張り棒だけでは大きな地震に耐えられないという意見もあり、本当に効果的なのか心配な方もいるだろう。そこでこの記事では、耐震突っ張り棒の構造とその役割をはじめ、突っ張り棒の効果を高める方法、おすすめの耐震突っ張り棒を解説する。いつ起こるかわからない地震にしっかり備えよう。

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

1. 耐震の突っ張り棒の構造と役割

耐震用の突っ張り棒には、天井と家具の間を突っ張って支えることで、地震が起こった際に家具の転倒を防ぐ役割がある。まずはその構造と、選ぶ際にチェックしたいポイントを見ていこう。あわせて突っ張り棒が効果的なケースと、効果をうまく発揮できないケースも紹介する。

突っ張り棒の構造

突っ張り棒には、主に「バネ式」と「ジャッキ式」の2種類がある。バネ式は、内蔵されたバネの反発力を利用して固定する構造で、手軽につけられるのがメリットだ。
ジャッキ式は、長さ固定ネジでポールの長さを固定し、グリップを回して圧着するタイプだ。長さ固定ネジを使うことで、グリップの左右にある2本のポールを1本に連結させる構造になっている。

突っ張り棒を選ぶ際のポイント

耐震性を重視する場合、「震度7相当に対応」などと記載のある耐震突っ張り棒を選ぶといいだろう。また同時に、耐圧性能もチェックしたい。耐圧性能とは、どれくらいまでの圧力に耐えられるかを数値化したもので、一般的には数値が大きいほど丈夫な突っ張り棒だといえる。

突っ張り棒は本当に効果がある?

しかしこの耐圧性能とは、縦方向にかかる圧力に対しての数値を指す。そのため横方向の力が加わると、突っ張り棒が効果を発揮できないケースも多いようだ。つまり突っ張り棒は、横揺れの地震に対しては耐震性がそれほど高いとはいえないだろう。
また天井に強度がない場合や、突っ張り棒の使い方を誤っている場合にも、十分な効果が得られない。

2. 耐震の突っ張り棒の効果をアップさせる方法

耐震用の突っ張り棒を使っても、効果が不十分な場合があると紹介した。そこでこの章では、耐震突っ張り棒を効果的に使うポイントや、耐震性をさらにアップさせる方法を解説しよう。

突っ張り棒を効果的に使うポイント

・突っ張り棒は壁側の奥に設置し、家具の両端に1本ずつ使う
・天井と家具の間の空きはできるだけ少なくする
・天井に十分な強度があるか確認する。コンクリート天井などであればOK
・天井に強度がない場合は、家具より幅広の板を天井にかけわたし、板と突っ張り棒をネジで固定するのが望ましい

効果をさらにアップさせる方法

東京消防庁が発行している「家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック」(※1)では、震度6強レベルの揺れを再現した実験において、どの対策グッズが効果的だったか紹介している。この実験では、突っ張り棒を含むポール式のグッズは5段階中下から2番目と、効果が比較的小さかったようだ。
しかしマットやストッパーなどのグッズと合わせて使うことで、より高い効果が発揮できたという。マットやシートタイプの耐震グッズを家具の下に敷き、上に突っ張り棒を設置するなどして併用するのがおすすめだ。

3. 耐震の突っ張り棒おすすめ3選

最後に、耐震性能のある突っ張り棒を3つ紹介する。長さなどサイズ展開もチェックし、使いたい場所に合ったものを選ぼう。耐震突っ張り棒は2本組になっている場合が多いため、家具の両端に1本ずつ設置するのを忘れないようにしたい。

アイリスオーヤマ「家具転倒防止伸縮棒」

震度7相当の振動試験で転倒防止効果を実証した、安心の突っ張り棒。実際に宮城県内のアイリスオーヤマオフィスで使われ、東日本大震災の揺れにも耐えた実績がある。

平安伸銅「家具転倒防止突っ張り棒」

耐圧性能200kgと高い数値を誇る突っ張り棒で、パイプには鉄を使用しているため頑丈だ。長さも幅広く展開されているので、家具に合ったサイズを選びやすいだろう。

新工精機「家具転倒防止 ふんばりくんZ」

一般的な耐震突っ張り棒よりも接地面が広く、家具をしっかり固定できる。耐圧性能は800kgと抜群だ。ハンドルを回すだけで設置でき、使いやすいのもうれしい。

結論

地震はいつ起こるかわからない。だからこそできるだけ予防策を講じ、日頃からきちんと備えておくことが大切だ。倒れると危ない大型家具には突っ張り棒を正しく設置し、マットやシートなどの耐震グッズとも併用したい。いざというときに自分や家族の身を守れるようにしよう。
(参考文献)
※1出典:東京消防庁「家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック」
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/hp-bousaika/kaguten/handbook/05.pdf
  

おすすめ記事おすすめ記事

    ページトップへ ページトップへ