目次
- 1. セルフ洗車機の種類とブラシの素材
- 2. セルフ洗車機のメリットとデメリット
- 3. セルフ洗車機の料金と用意する洗剤や道具
- 4. セルフ洗車機の使い方|ゲート型(全自動、ドライブスルー)
- 5. セルフ洗車機の使い方|高圧洗浄機型
- 6. セルフ洗車場やセルフ洗車機を利用する際のマナーと注意点
- 7. セルフ洗車機の使い方は簡単!ルールを守って快適に
- 短時間で洗車できる
- 自分で洗車する手間を大幅に軽減できる
- スタッフに洗車を任せるよりも安く済む
- 拭き取りは自分でやらなければならない
- ブラシの種類によっては傷がつくことがある
- 細かい部分に汚れが残ることがある
- コーティングにムラができる場合がある
- ゲート型(全自動/ドライブスルー):300〜2,500円
- 高圧洗浄機型:300〜800円
- 拭き上げ用のタオル(マイクロファイバー、セームなど)
- タイヤワックスとブラシ
- ホイールを洗うブラシ
- バケツ
- カーシャンプー
- ボディを洗うスポンジ
- ボディ用のワックスやコーティング剤
- 100円玉
- 指定された位置に停車させたら、ミラーをたたんで窓を完全に閉める
- エンジンを停めて車から降り、ドアやトランク、ボンネットや給油口も確実に閉める
- アンテナを収納(または取り外す)などする
- 洗車機本体のコイン投入口にお金を入れ、コースを選んでスタートボタンを押す
- 少し離れた場所で洗車が終わるまで待つ
- 洗車が終わったら拭き上げ専用スペースに移動して拭き上げれば終了
- ドアやトランク、ボンネットが確実に閉まっていることを確認する
- アンテナがあれば収納または取り外しておく
- 洗車機手前にある精算機の前に車を移動させる
- コースを選択してコインを入れ、スタートボタンを押す
- 指定された位置に停車させ、ミラーをたたんで窓を完全に閉める
- エンジンを切り、洗車が終了するまで車内で待機する
- 洗車が終わったら拭き上げ専用スペースに移動して拭き上げれば終了
1. セルフ洗車機の種類とブラシの素材

セルフ洗車機とは、ガソリンスタンドやコイン洗車場などに設置されている「ゲート型」あるいは「高圧洗浄型」の洗車機のことをいう。そのセルフ洗車機にも種類があるので、まずは基本的なところからおさらいしていこう。
ゲート型(全自動洗車機)
指定位置に停車させたら車から降り、コインを入れてコースを選んだらスタートボタンを押す。あとはゲート型の洗車機が自ら前後に動き、自動で洗車してくれる。洗車が終わったらバックして出て、自分で拭き上げるといった流れだ。
ゲート型(ドライブスルー洗車機)
同じくゲート型の全自動洗車機だが、こちらは車に乗ったままでOKというものである。洗車機手前でコインを入れて操作パネルでコースを選び、指定位置に停車すれば洗車機が自動で車を洗ってくれる。洗車が終わったらバックするのではなく、そのまま前方へ抜けて拭き上げスペースで仕上げる、といった具合だ。
高圧洗浄機
高圧洗浄機を使って自分で洗うタイプもある。料金を入れると一定時間、高圧で水を噴射する。ハンドルを持ちながら自分でノズルを動かすので、車体の下など隅々までキレイに洗車できる。ただし水や洗剤が跳ねやすい、油断すると隣のスペースに水が飛んでしまうといった欠点もある。
セルフ洗車機のブラシの違い
ゲート型の洗車機はブラシで車体を洗うわけだが、そのブラシにも種類がある。
【スポンジ】
主流となっているセルフ洗車機のブラシがスポンジだ。ご想像通り車体に傷がつきにくく、洗剤をよく含むため泡立ちもよい。洗車キズを避けたい方はスポンジブラシを使っている洗車機を選ぶのがおすすめだ。
【プラスチック】
従来、セルフ洗車機のブラシといえばプラスチックが主流であったが、硬いため車体に傷がつきやすいというデメリットがあった。今では減ってきている素材だ。
【ゴム】
勢いよく回転するという点ではプラスチックと同じだが、ゴムのため柔らかく車体に傷がつきにくいというメリットがある。ただしその分、頑固な汚れは落ちにくくなったともいわれている。
【ノンブラシ】
ブラシではなく高圧洗浄水で汚れを落とす洗車機もある。とにかく傷を防ぎたいという方はこのタイプを選ぶとよいだろう。ただしブラシがないため、汚れ落ちはスポンジなどに比べると弱い。
2. セルフ洗車機のメリットとデメリット

セルフ洗車機を利用するに当たって覚えておきたいメリットとデメリットをまとめた。
セルフ洗車機の3つのメリット
メニューにもよるが、セルフ洗車機にかかる時間は数分である(拭き上げる時間は別)。しかも全自動なので、コインを入れてスタートすればあとは放置でOKという手軽さも魅力だ。ご家庭に車を洗うスペースがなくても問題ないし、拭き上げまでしてくれるガソリンスタンドなどの洗車よりも安上がりな場合もほとんどである。
セルフ洗車機の4つのデメリット
セルフ洗車機の最後の工程にドライヤーがあるが、拭き取りまではできないため、車を移動させて自分で拭き上げる必要がある。拭き上げずに走っていれば乾くかもしれないが、水垢ができるおそれがあるので必ず拭き上げよう。またブラシの種類で洗車キズができる場合もある。スポンジブラシを選ぶか、ノンブラシを選ぶかなどしよう。
そのほか、手洗いと比べて細かいところまでキレイにするのが難しい点、ワックスなどのコーティングにムラができやすい点などもセルフ洗車機のデメリットになるだろう。
3. セルフ洗車機の料金と用意する洗剤や道具

次に、セルフ洗車機に必要な料金と、事前に用意しておくべき洗剤や道具などについて解説する。
セルフ洗車機の料金の目安
ゲート型のセルフ洗車機は、単なる水洗いなら300円程度と安いものの、ワックスやコーティングなどが込みのコースを選んだ場合は2,000円以上になることも多い。一方、高圧洗浄型は水しか使わないため300〜800円程度とかなり安い。
セルフ洗車で使用する洗剤や道具
ゲート型か高圧洗浄型かによって用意するものが変わるため、この中から必要に応じて選んで揃えておこう。基本的に100円や500円など硬貨で支払うタイプが多い。1,000円程度であれば使える可能性が高いが、2,000円札以上になると使えないことも考えられる。現場で困らないように硬化を用意しておこう。
4. セルフ洗車機の使い方|ゲート型(全自動、ドライブスルー)

さっそく、洗車機の使い方を見ていこう。まずはゲート型の全自動(車から降りるタイプ)と、ドライブするー(車に乗ったまま洗車できるタイプ)からだ。
ゲート型・全自動洗車機の使い方
ゲート型・ドライブスルー洗車機の使い方
5. セルフ洗車機の使い方|高圧洗浄機型

続いて、高圧洗浄機タイプのセルフ洗車機の使い方を見ていこう。こちらは高圧洗浄水が噴出される時間が決まっているため、いかに手際よく洗えるかが料金を抑えるコツだ。
1.洗車スペースに車を移動する
洗車場の洗車スペースに車を移動させる。移動したあとは窓を閉めてエンジンを切り、車外に出たらドアやトランク、ボンネットなどが閉まっていることも確認しよう。この時点で道具も取り出しておくことだ。
2.コインを入れてまずは車全体を水洗いする
高圧洗浄機にコインを投入すれば洗車のスタートだ。まずはスポンジなどを使わず、水だけである程度の汚れを落としていく。汚れがひどいタイヤ周りの水洗いから始め、車体は屋根から水洗いをする。キレイにした部分を汚さないよう、上から下へと洗っていこう。
3.シャンプーとスポンジを使って車体を洗う
水洗いで大まかな汚れやほこりを落としたら、バケツに水とカーシャンプーを入れて泡立て、スポンジを使って車体を優しく洗っていこう。水洗いと同様、上から下へ洗うのがポイントだ。スポンジに直接注いで使うシャンプーの場合は、スポンジを濡らしてからシャンプーを注いで泡立てる。水は一時停止させておこう。
4.高圧洗浄水でしっかりと洗い流す
全体のシャンプーが終わったら高圧洗浄水で洗剤を完全に洗い流す。このときも車体の上からだ。シャンプーの成分が残ると水垢の原因となるため入念にすすごう。とくにドアミラーの可動部、トランクやドアの隙間、ドアノブ、ステップの裏側などはすすぎが不十分になりやすいので留意しよう。
5.拭き取りスペースに移動して拭き上げる
洗車が終わったらすぐに拭き取り専用スペースに車を移動させる。次の利用者に迷惑にならないようにしよう。車体に残った水滴を丁寧に拭き取り、必要に応じてコーティングなども施工しておこう。
6. セルフ洗車場やセルフ洗車機を利用する際のマナーと注意点

セルフ洗車場やセルフ洗車機を利用するときはマナーを守りたい。注意点と併せてまとめたので、事前に確認しておこう。
洗車場を駐車場代わりにしない
洗車が終わったらいつまでも拭き上げスペースに車を停めたままにせず、速やかに出よう。洗車場に車を止めたままどこかへ出かけるなどはもってのほかだ。
水などの飛び散りに注意する
高圧洗浄機で洗車すると隣のブースに水や汚れが飛び散る場合がある。車がブースからはみ出ない定位置に停車することはもちろん、屋根を洗うときなども水はねに注意しよう。
洗車が終わったら速やかに拭き取りスペースに移動する
洗車スペースには限りがある。洗車が終わったらすぐに拭き取りスペースに車を移動させて次の利用者に譲ることも大切だ。
混んでいるときは動線を乱さない場所で順番を待つ
洗車スペースが空いていないときは、拭き取りスペースで待機するルールの洗車場が多い(列になり、場外へ車が並んでしまうのを防ぐため)。洗車スペースの近くで待つときは、ブースの目の前ではなく手前で待機しよう(洗車している車が出られるように)。洗車場が独自に定めているルールも確認するとともに、動線を乱さないようにも注意しよう。
長時間の利用は避ける
混雑しているときの長時間利用は迷惑になりかねない。洗車機の使い方や流れを覚えておき、スムーズに終わらせることが大切だ。休日など混雑する日を避けたり、早朝や深夜のような人が少ない時間帯を選んだりすることも検討しよう。
ミラーやアンテナの破損、車内の水濡れなどにも注意を
セルフ洗車機の使用中にミラーやアンテナが破損したり、窓がわずかに開いていてシートがびしょ濡れになってしまったりするトラブルも多発している。これらは自己責任になるため、必ずスタートさせる前にチェックしておこう。
【コースを選ぶ際の「装備品選択」も忘れずに】
コースとは別に装備品を選ぶボタンなどがあるはずなので、ミラー、アンテナなどがあれば選んでおこう。
7. セルフ洗車機の使い方は簡単!ルールを守って快適に

セルフ洗車機にはゲート型(全自動/ドライブスルー)と高圧洗浄機型がある。いずれも使い方そのものは難しくないが、すべて自己責任で操作することになるので、傷などのトラブルを防ぐための知識は必要だ。スムーズかつ安全に洗車を終えられるよう、使い方とあわせてコツや流れも理解しておこう。
またセルフ洗車機は不特定多数が利用するため、マナーを守ることも大切だ。不要なトラブルを避けるためにも、注意点やマナーは必ずチェックして守るようにしよう。
結論
セルフ洗車機は基本的に、コインを入れてコースを選ぶだけなど使い方が簡単だ。一度覚えてしまえば問題ないだろう。ご家庭に洗車できるスペースがない方も、セルフ洗車機なら手軽に愛車をピカピカにできる。まだ利用したことがないという方は、手始めに利用者が少ない時間帯などを狙ってみるのもおすすめだ。