目次
1. マイコンメーターの設置目的と種類について

マイコンメーターは、家の外壁や玄関周辺に設置されているガスの計量装置である。ただ単に計量するだけでなく、マイコンメーターはさまざまな役割を持っている。マイコンメーターの役割や種類について解説する。
マイコンメーターの役割
マイコンメーターの役割は、24時間ガスの使用状況を見守ることである。電気のブレーカーのように、ガスの使用量に異常を感じたり震度5以上の揺れを感知したりすると、ガスを止めたり警報を出したりする。
マイコンメーターの種類
マイコンメーターは、ガスの種類や計量方法によっていくつかの種類に分けられる。
まず、ガスの種類によって「都市ガス用」と「LPガス用」のマイコンメーターがある。都市ガスは空気より軽いメタンガス、LPガスは空気より重いブタンガスやプロパンガスでできている。使用しているガスの種類に合ったマイコンメーターが設置されている。
計量方法の違いとして「膜式」や「超音波式」のマイコンメーターがある。
まず、ガスの種類によって「都市ガス用」と「LPガス用」のマイコンメーターがある。都市ガスは空気より軽いメタンガス、LPガスは空気より重いブタンガスやプロパンガスでできている。使用しているガスの種類に合ったマイコンメーターが設置されている。
計量方法の違いとして「膜式」や「超音波式」のマイコンメーターがある。
2. マイコンメーターの機能1 自動的にガスを止める

マイコンメーターの機能の1つとして、異常を察知してガスを自動で止めるというものがある。次の状態を感知すると、マイコンメーターはガスを止める。
- 震度5以上の揺れを感知したとき
- ガス管の破損などの疑いで多量のガスが流れたとき
- 長時間一定量のガスが流れ続けたとき
- ガス管などにトラブルが発生して、流れるガスの圧力が低下したとき
もし、マイコンメーターによってガスが止められたら、原因を確認して復帰させなければならない。
3. マイコンメーターの機能2 ガスもれ警報を表示

マイコンメーターの2つ目の機能は、ガスもれを警報で知らせるというものだ。連続して30日間ガスが流れ続けている場合、マイコンメーターに付いているランプを点灯させてガスもれ警報を表示する。
ガスもれの際は表示だけで知らせ、ガスの遮断をしないのが一般的だ。だが、表示だけでは不安だという方のために、マイコンメーターに警報が出たときに、ガスを遮断したりガス会社の監視センターに通報したりする有料のオプションサービスもある。
ガスもれの際は表示だけで知らせ、ガスの遮断をしないのが一般的だ。だが、表示だけでは不安だという方のために、マイコンメーターに警報が出たときに、ガスを遮断したりガス会社の監視センターに通報したりする有料のオプションサービスもある。
4. マイコンメーター復帰操作の仕方と注意点

ガスが止まったら、マイコンメーターの復帰操作をしなければガスを使用できない。復帰操作の方法と操作する際の注意点を解説する。
マイコンメーター復帰操作の方法
マイコンメーターの復帰操作をするときの手順を解説する。
- 家にあるすべてのガス機器のスイッチを切る
- マイコンメーターに付いている「復帰ボタン」の黒いキャップを左に回して外す
- 復帰ボタンを奥まで押し、表示ランプが赤く点灯するのを確認する
- キャップを元通りに戻し、3分間待つ
- ガスもれがなく使える状態になったら、赤いランプが消える
復帰操作するときの注意点
マイコンメーターの復帰操作をするときに注意したいポイントがある。
復帰操作をする前にガス臭いと感じたら、換気をしてガス会社に連絡しよう。また、復帰操作をして3分経過したあとも、赤いランプの表示が消えない場合、ガスもれやガス機器の止め忘れの可能性がある。止め忘れがないか確認してから、再度マイコンメーターの復帰操作を行おう。
復帰操作をする前にガス臭いと感じたら、換気をしてガス会社に連絡しよう。また、復帰操作をして3分経過したあとも、赤いランプの表示が消えない場合、ガスもれやガス機器の止め忘れの可能性がある。止め忘れがないか確認してから、再度マイコンメーターの復帰操作を行おう。
結論
ガスの計量をするマイコンメーターについて、役割や機能を解説してきた。マイコンメーターは地震の揺れなどの異常を感知すると、ガスを遮断してくれる。だが、ガスもれの際は警報を表示するだけでガスの遮断はしない。ガス臭くもれている可能性がある場合には、復帰操作をせずにガス会社に連絡しよう。