1. 災害時のために備蓄しておきたい水の必要量

災害が起きることを想定して、水を備蓄している家庭は多いだろう。だが、本当に備蓄している量で足りるのか不安に感じている方もいるかもしれない。
一般的に必要な飲料水の量は、「1人1日3L」といわれている。災害用に備蓄するなら、3日分は必要だ。これは、災害発生から72時間は人命救助が優先されるため、物資の支援の遅れが予想されるからである。
もし4人家族であれば、備蓄すべき飲料水は36Lとなる。自宅で備蓄している飲料水が足りているかどうか確認してみよう。
一般的に必要な飲料水の量は、「1人1日3L」といわれている。災害用に備蓄するなら、3日分は必要だ。これは、災害発生から72時間は人命救助が優先されるため、物資の支援の遅れが予想されるからである。
もし4人家族であれば、備蓄すべき飲料水は36Lとなる。自宅で備蓄している飲料水が足りているかどうか確認してみよう。
2. 水を備蓄するときの保管場所や収納方法

水を備蓄するときに気になるのが、どこに収納するかということだ。家族全員分の水を置くスペースがないという家庭もあるだろう。水を備蓄するときにおすすめの収納方法を紹介する。
分散して収納する
家族全員分の水をまとめて置くスペースがないと悩む方は、数ヶ所に分散して収納することを検討しよう。実は災害から身を守ることを考えても、水は分散して備蓄したほうがよいのだ。
1ヶ所にまとめて収納していると、自宅が浸水や倒壊の被害に遭ったとき、備蓄品が使えなくなる可能性がある。分散して収納することで、そういったリスクを軽減できる。
1ヶ所にまとめて収納していると、自宅が浸水や倒壊の被害に遭ったとき、備蓄品が使えなくなる可能性がある。分散して収納することで、そういったリスクを軽減できる。
デッドスペースに収納する
デッドスペースに収納するのもおすすめだ。水は重くかさばるので、普段使わない場所に収納したほうが生活の邪魔にならずに済む。押入れの奥やガレージの隅などに収納しよう。
ローリングストックする
ローリングストックとは、普段使うものを少し多く購入し、消費しながら備蓄する方法だ。ペットボトルの水を普段から使っている家庭では、常に一定の量を備蓄できる状態にしておこう。そして、使ったら使った分だけ購入する。すると、長期保存できる水でなくても、期限切れを防ぎつつ備蓄できるのだ。
3. 長期保存可能なおすすめの備蓄水3選

ペットボトルの水のなかには、長期間保存できるものがある。長期保存が可能であれば、期限切れを心配する必要が少なくなる。普段ペットボトルの水を使わない方が備蓄するにはとくにおすすめだ。
ユニーク総合防災「DSW PREMIUM 12 YEARS(12年保存水)」
こちらは、なんと製造から12年保存できる水だ。賞味期限が長いので、買い替えの手間が省ける。家庭だけでなく、会社などで備蓄するのにも適している。
サントリー「南アルプスの天然水 防災備蓄用」
スーパーやコンビニでよく見かける「南アルプスの天然水」にも、防災備蓄用で長期保存可能なものが登場している。こちらは、賞味期限が製造日から5年3ヶ月である。ボトルの違いで賞味期限が延びているが、中身は一般の南アルプスの天然水と同じだ。非常時でも、飲み慣れているものが安心だという方におすすめしたい。
アコール「10年天然水」
こちらは、名前の通り賞味期限が10年間で長期保存可能な水だ。ミネラル分が入っていないため、赤ちゃんの粉ミルクにも使える。ペットボトルや梱包しているダンボール箱も通常よりも頑丈に作られているので、箱に入れたまま備蓄するのがおすすめだ。
4. 飲料水以外にも水を備蓄しておく必要がある

ここまで飲料水の備蓄について話してきたが、非常時には飲料水以外にも生活用水が必要になる。生活用水を備蓄する理由や方法を解説する。
飲料水以外になぜ生活用水の備蓄が必要なの?
生活のなかで、私たちは飲む目的以外にもさまざまな場面で水を使っている。災害で断水したら、たとえば手を洗ったりトイレを流したりも不可能だ。洗濯や掃除でも水が使えなくなる。
生活用水の備蓄方法
生活用水を備蓄する方法として最も簡単なのが、風呂の残り湯を溜めたままにすることだ。次に風呂を沸かすまで残り湯を溜めておけば、約150Lの水を備蓄できる。
結論
非常用の水の備蓄について解説してきた。断水したら、1人1日当たり3Lの飲料水が必要だ。これを家族分、最低でも3日分用意しておこう。かなりの量になるが、デッドスペースを有効利用して上手に収納しよう。普段からペットボトルの水を使っている家庭では、ローリングストックをして備蓄量をしっかり保つとよいだろう。