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エレベーターで地震が起きたらどうする?想定される事態と対策を解説

エレベーターで地震が起きたらどうする?想定される事態と対策を解説

投稿者:ライター 藤田幸恵 (ふじたゆきえ)

鉛筆アイコン 2021年12月 7日

エレベーターを利用しているときに地震が発生したら、どのようなことが起きるのだろうか?緊急停止したり長時間閉じ込められたりと想像すると、不安になる方も多いはずだ。だが、被害を最小限にするためには落ち着いて対処する必要がある。地震の発生時に想定される事態と正しい対処法を解説するので、エレベーターを多く利用している方はぜひチェックしてみよう。

  

1. 地震が発生したらエレベーターはどうなる?

日本は地震が頻繁に起こる国だ。もし、エレベーターを利用しているときに大きな地震が発生したらどのような事態が想定されるのだろうか?

強い揺れを感じたらエレベーターは緊急停止する

大きな地震で強い揺れを感知したら、エレベーターは最寄りの階に緊急停止することが多い。比較的新しい機種では、最寄りの階に到着すると自動で扉が開き、避難できるように設計されているのだ。だが、揺れによって扉が歪んでしまったり最寄りの階に到着する前に再度大きな揺れがあったりすると、適切な場所で扉が開かなくなってしまう。そのため、長時間エレベーターに閉じ込められる可能性も出てくるのだ。

長時間閉じ込められた場合に考えられること

長時間エレベーター内に閉じ込められたら、どのようなことが起きるのだろうか?
長時間閉じ込められた場合、まず不安に感じるのがトイレに行きたくなったときのことである。狭い場所が苦手な方はパニックになる可能性もある。飲食ができないため、空腹や脱水症状も気になる。
こういったことを考えると、地震のときにエレベーター内に閉じ込められないように、もし閉じ込められても短時間で救助してもらえるように対処したい。

2. エレベーターで地震を感じたときの対処法は?

エレベーターに乗っているとき地震の揺れを感じたら、すぐにしたほうがよいことがある。エレベーターで地震に遭ったときに行うことを3つ紹介する。

すべての階のボタンを押す

地震の揺れを感じたら、すぐに全階のボタンを押そう。比較的新しいエレベーターでは、揺れを感知すると自動的に最寄りの階に停止して扉を開くものもある。だが、そういった安全装置が付いていない場合もあるので、すべての階のボタンを押し、最初に停止した階で降りよう。

インターホンで通報する

エレベーター内には非常用としてインターホンが設置されている。もし閉じ込められてしまったら、無理やり扉を開けようとせず、インターホンで救助を要請しよう。インターホンがつながらない場合は、携帯を利用して管理会社もしくは消防署に連絡を取ってほしい。

停電しても慌てず待つ

地震発生時に停電して、エレベーター内が真っ暗になることがある。一瞬暗くなってもすぐに非常用の電気がつくので、パニックを起こさず落ち着いて救助を待とう。

3. 地震の事前対策にエレベーター内をチェック!

地震が起きたときに困らないように、事前にエレベーター内をチェックしておきたいポイントがある。よく使うエレベーターがある場合は、ぜひ確認してみよう。

エレベーター内に非常備品があるかどうか確認する

多くの方が利用するエレベーター内には、地震や停電時のために非常備品を置いていることがある。エレベーター内の角や壁面に設置されていることが多いので、いつも使っているエレベーターにもあるかどうか確認してみよう。
非常備品の中身は、飲料水や非常食、簡易トイレなどである。緊急時には簡単に解錠できる仕組みになっている。

非常時の連絡先を確認する

エレベーターには非常用のインターホンが設置されているが、それとは別に管理会社の連絡先などが書かれている場合もある。地震が起きて閉じ込められたときに連絡できる番号を事前に知っておこう。

4. 地震に備えて普段から注意!エレベーターNG集

地震が原因でなくても、エレベーターが故障してしまうことがある。地震に備えることも必要だが、普段から故障につながるような行為を避けることも大事だ。エレベーターの使い方におけるNG集を紹介する。

エレベーター内で暴れたり乱暴に操作したりする

エレベーター内で暴れたり、ボタンを乱暴に操作したりすると、揺れを感知して安全装置が作動することがある。それによって、地震発生時と同じようにエレベーターが緊急停止したり閉じ込められたりする。

扉の隙間に物を落とす

扉の隙間に物を落として敷居が詰まると、エレベーターの扉が閉まらなくなる。ゴミなどでも閉まらなくなるので、定期的なメンテナンスが必要だ。

長い紐などを挟む

ペットのリードやマフラーなど、長い紐状のものがエレベーターの扉に挟まると危険だ。挟まったことを感知せず、そのままエレベーターが昇降してしまう可能性がある。エレベーターを利用するときはペットを抱えたり、マフラーなどは短く縛ったりして、挟まらないように注意しよう。

結論

エレベーターを利用しているときに地震が発生した場合の、想定される事態と対処法について解説してきた。職場のビルや住まいのマンションなど、毎日さまざまな場所でエレベーターを利用している方は多い。地震が起きてエレベーターが緊急停止したら焦るのは当然だが、外部に必ず連絡できるようになっている。閉じ込められても落ち着いて救助を待てるように、日頃からエレベーターの非常備品や緊急連絡先を確認しておこう。
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  • 公開日:

    2020年12月 4日

  • 更新日:

    2021年12月 7日

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