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通電火災の発生は防げる?メカニズムと対策を知って通電火災を防ごう

通電火災の発生は防げる?メカニズムと対策を知って通電火災を防ごう

投稿者:ライター 吉田ひとみ (よしだひとみ)

2020年12月12日

阪神大震災や東日本大震災では地震による被害だけでなく、二次災害である火災によっても大きな被害を受けた。停電が復旧した際の再通電が原因となって火災が起きたケースが多い。通電火災が発生するメカニズムや対策を知っておけば、通電火災による火災は防げる。通電火災が発生するメカニズムや防止策、電気復旧後にブレーカーを上げる際の注意点などを紹介するので、ぜひ役立ててほしい。

  
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1. 地震の被害を拡大する通電火災発生のメカニズム

通電火災は地震などによって発生した停電が復旧して再通電するときに起こりやすい。阪神・淡路大震災や東日本大震災の際にも、再通電が原因になったと考えられる火災が多く発生した。通電火災が起きる原因となる例を一部紹介する。
  • 転倒した電気ストーブなどが、洗濯物などの可燃物に触れたままの状態で再通電したことによって着火する
  • 損傷した電源コードや配線に再通電したことで発熱発火する
  • 水がかかった状態のコンセントに再通電したことにより出火する
大地震によって起こった停電の復旧は時間がかかるため、通電火災が発生したときには住人が避難していて、出火に気付かないことがある。初期消火が遅れやすいことも通電火災の被害が大きくなる原因の一つだ。

2. 避難時はブレーカーを落として通電火災を防止!

通電火災を起こさないためには、地震による停電が起きたら電気機器の電源を切って電源プラグからコンセントを抜いておこう。そして避難するときにブレーカーを落とすことも、通電火災を予防するためには大切だ。

一般的な分電盤では、一番左側に電力会社が設置するアンペアブレーカーがあることが多い。避難するときにはこのアンペアブレーカーのスイッチを切れば通電火災を予防できる。

3. 通電火災を防ぐ復旧後のブレーカーの上げ方とは?

通電火災を起こさないためには、停電が復旧してもいきなりブレーカーを戻してはいけない。ブレーカーを上げる前に、必ず安全確認を行うようにしよう。まず家中のすべてのコンセントが使われていないことを確認する。電気機器の電源が切れていることも確認しよう。

そして電線や引込線に断線はないか、コードや電気機器は壊れていないか、電気機器のそばに燃えやすいものはないかなど安全確認を十分に行う。水に濡れた電気機器は、通電火災の原因となる可能性があるため絶対に使用してはいけない。

ガス漏れなどが発生していないことも確認し、万が一の出火に備えて消火器なども用意してからブレーカーを上げる。もしも復電したときに煙などの異常が発生した場合は、通電火災を起こさないようにすぐにブレーカーを落として消防機関に連絡しよう。

4. 通電火災に有効な防災装置と対策のポイント

通電火災を防止するために日頃から取り組める対策がある。

感震ブレーカーを取り付ける

感震ブレーカーとは設定以上の地震の揺れを感知すると自動的に電気の供給を遮断するもので、通電火災の防止が期待できる。分電盤タイプ、コンセントタイプ、簡易タイプがある。電気工事が必要なものもあるが、ホームセンターや家電量販店などで購入できる工事不要のものもある。

配線の破損などを検出すると自動的に電気を遮断してくれる、コード短絡保護機能が内蔵された分電盤や漏電ブレーカーを設置するのもおすすめだ。

通電火災が起こりやすい環境を改善する

暖房器具は対震自動消火装置が付いているものや、転倒すると自動的にスイッチが切れるものなど、安全装置が付いたものにしておけば万が一地震で倒れた場合などでも安心だ。

熱源となる電気機器のそばに、カーテンや紙などの燃えやすいものを置かないことも通電火災の予防になる。電気機器のそばに水槽や花瓶などの水がこぼれやすいものを置くのもやめよう。布団などの寝具も燃えやすい。白熱電球などの照明器具は寝具から離した位置に設置しよう。

結論

通電火災は停電が復旧して再通電するときに起こりやすい。地震が発生して停電したときは電気機器の電源を切ってプラグを抜く。避難するときはブレーカーを落とそう。ブレーカーを戻すときは安全確認を十分に行ってから復電する。また通電火災を防ぐためには、感震ブレーカーを取り付けることや、電気機器のそばに燃えやすいものを置かないなど事前の対策もできる。しっかりと対策を行って通電火災を防ごう。
  • 更新日:

    2020年12月12日

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