目次
1. 避難時に無理なく持ち出せる荷物の大きさは?

まずは避難時に必要なグッズを無理なく持ち出せる荷物の大きさと重さについて、大人と子どもに分けて目安を詳しく解説しよう。
大人
避難時に無理なく持ち出すことのできる荷物の重さの目安は、成人男性では15kg、成人女性では10kgほどといわれている。
しかし、体格や体力には個人差があるため、実際に荷物を持ち出すことができるのか、事前に重さを確認しておくとよいだろう。
小さな子どもを抱っこやベビーキャリーなどで運ぶ必要性があるときには、子どもの体重も荷物と考え、家族で分担して備えるとよい。
荷物を運ぶリュックなどは、避難者の肩幅以内に収まるもの及び必要なグッズを収納できる大きさが理想だ。
しかし、体格や体力には個人差があるため、実際に荷物を持ち出すことができるのか、事前に重さを確認しておくとよいだろう。
小さな子どもを抱っこやベビーキャリーなどで運ぶ必要性があるときには、子どもの体重も荷物と考え、家族で分担して備えるとよい。
荷物を運ぶリュックなどは、避難者の肩幅以内に収まるもの及び必要なグッズを収納できる大きさが理想だ。
子ども
子どもの場合は、発達段階や年齢を参考に子どもが安全に歩行して避難できる重さを確認しよう。子どもは、体型も体力も個人差が大きいため、子どもが一人でも安全に持ち出すことができる荷物を準備することが大切だ。一次避難のために必要な物品がどうしてもリュックに入りきらない場合は、大人が分担して持ち出すように工夫しよう。
市販されている子ども向けの防災セットは、幼稚園児でも荷物を持ち出せるようにリュックと避難に必要な荷物の重さを合わせて2.4kgほどにしている。はじめて子ども向けの避難道具を準備するときには、こちらの重さを参考にするとよいだろう。
市販されている子ども向けの防災セットは、幼稚園児でも荷物を持ち出せるようにリュックと避難に必要な荷物の重さを合わせて2.4kgほどにしている。はじめて子ども向けの避難道具を準備するときには、こちらの重さを参考にするとよいだろう。
2. 最低限備えたい一次避難用荷物のチェックリスト

では、早速一次避難用の防災アイテムの選び方と最低限必要な荷物のリストについて解説しよう。
防災アイテムの選び方
防災アイテムは、あらゆる状況を想定すると必要なグッズが大量になってしまう。そのため、防災アイテムを選ぶときには、避難時に持ち出すものと家庭で備蓄するものの2種類に分けて備えるのがコツだ。
また、持ち出す避難荷物に加える防災アイテムは、避難時に迅速に身動きを取ることができる量を目安に備えるとよい。さらに、保存食を選ぶときには、食べ慣れない食品を選ぶと賞味期限が近づいたときに使いまわしができず、無駄になってしまう場合もある。そのため、保存食を選ぶときには加熱する必要性が少なく、日常生活で食べ慣れた食品を選ぶと有効に活用できるだろう。
また、持ち出す避難荷物に加える防災アイテムは、避難時に迅速に身動きを取ることができる量を目安に備えるとよい。さらに、保存食を選ぶときには、食べ慣れない食品を選ぶと賞味期限が近づいたときに使いまわしができず、無駄になってしまう場合もある。そのため、保存食を選ぶときには加熱する必要性が少なく、日常生活で食べ慣れた食品を選ぶと有効に活用できるだろう。
最低限必要な荷物のリスト
こちらでは、最低限必要な荷物をリストにまとめるが、各個人の体力や体調、家族構成に応じて工夫して避難時に持ち出すアイテムを準備していただきたい。また、避難用の荷物のなかには賞味期限や使用期限が設けられている場合もあるため定期的に新しいものと交換することを習慣にしてほしい。
・折りたたみ式のヘルメット
・軍手
・雨がっぱ
・ホイッスルや防犯ブザー
・懐中電灯、ヘッドライトなど
・簡易携帯トイレ
・ゴミ袋
・ウェットティッシュ
・歯ブラシセット
・保存水
・保存食(家族人数に応じた1日分)
・お菓子
・着替え
・アルミブランケット
・貼るタイプのカイロ
・エアマット
・救急セット
・常備薬
・生理用品など
・マスク
・家族など緊急連絡先のメモ
・パワーバンク
・身分証明書、保険証などの書類
・現金(小銭も準備する)
・折りたたみ式のヘルメット
・軍手
・雨がっぱ
・ホイッスルや防犯ブザー
・懐中電灯、ヘッドライトなど
・簡易携帯トイレ
・ゴミ袋
・ウェットティッシュ
・歯ブラシセット
・保存水
・保存食(家族人数に応じた1日分)
・お菓子
・着替え
・アルミブランケット
・貼るタイプのカイロ
・エアマット
・救急セット
・常備薬
・生理用品など
・マスク
・家族など緊急連絡先のメモ
・パワーバンク
・身分証明書、保険証などの書類
・現金(小銭も準備する)
3. 避難用荷物を楽に運べるバッグ&グッズの選び方

こちらでは、避難用荷物を楽に運ぶことができるバッグやグッズの選び方のポイントについてご紹介しよう。
リュックを優先して選ぶ
避難時に必要な荷物を運ぶためのバッグは、身体へのフィット感が高いリュックを優先して選ぶことをおすすめする。リュックは、背負って荷物を運ぶことができるため、両手を自由にすることができる。小さな子どもと一緒に避難する必要がある場合は、特にリュックがおすすめである。
ショルダーバッグなどは、荷物の持ち出しや取り出しが簡単にできるが、避難するときに歩行の邪魔になってしまう場合もある。
また、ショルダーバッグやトートバッグでは荷物の容量によっては、避難者の身幅からはみ出してしまうため、避難時に建物や瓦礫などにひっかかってしまいかねない。
ショルダーバッグなどは、荷物の持ち出しや取り出しが簡単にできるが、避難するときに歩行の邪魔になってしまう場合もある。
また、ショルダーバッグやトートバッグでは荷物の容量によっては、避難者の身幅からはみ出してしまうため、避難時に建物や瓦礫などにひっかかってしまいかねない。
リュック選びのポイント
リュックの大きさは、避難者の肩幅に収まるものを選ぶと建物や瓦礫などへのひっかかりなどを予防し、安全を確保することができる。
また、肩紐のクッション性が高く、チェストベルトも付属し、疲労感を最低限に抑えることのできるものを選ぶとよい。
リュックの素材は、革製のものよりも化学繊維で軽量かつ防水性や耐久性に優れたものがおすすめである。
また、肩紐のクッション性が高く、チェストベルトも付属し、疲労感を最低限に抑えることのできるものを選ぶとよい。
リュックの素材は、革製のものよりも化学繊維で軽量かつ防水性や耐久性に優れたものがおすすめである。
使い勝手がよく高機能な製品を選ぶ
避難時に荷物を運ぶバッグは、容量だけでなく、万が一のときに身体への負担を抑えながら、安全に荷物を運ぶことのできるものを選ぶべきである。
悪天候や停電時、または夜間の避難でも自分の存在を知らせることのできる反射材などが採用されている高機能なものをおすすめしたい。さらに荷物が濡れることを防ぐためにも、防水性や撥水性の高さにも注目しよう。
悪天候や停電時、または夜間の避難でも自分の存在を知らせることのできる反射材などが採用されている高機能なものをおすすめしたい。さらに荷物が濡れることを防ぐためにも、防水性や撥水性の高さにも注目しよう。
4. 子どもが自分で避難する際の荷物の持ち出し方法

災害はいつ発生するか分からないため、子どもが家庭で1人で過ごしているときでも、必要な物品を自分で持ち出して安全に避難できるように備えることが大切だ。
こちらでは、子どもが自分で避難する際の避難グッズや荷物の持ち出し方法について解説しよう。
こちらでは、子どもが自分で避難する際の避難グッズや荷物の持ち出し方法について解説しよう。
子どもにおすすめの避難グッズ
中学生以上では、大人と同様の分量でも無理なく運ぶことができるといわれている。しかし、それ以下の年齢の子どもでは、体格や体力が異なるため、安全に避難するためにも無理なく運ぶことができる荷物の量を確認し、個別に調整することが大切だ。
雨がっぱやリュックなどに反射板が付属していない場合は、反射シールなどを貼って安全を確保できる工夫をしてほしい。
避難時に持ち出す荷物の内容は大人と同様でよいが、重さを考慮して安全に持ち出すことのできることを必ず確認しておこう。
また、子どもの照明グッズは手軽に足元を照らすことのできるネックライトを準備しておくとよいだろう。キッズスマホなどを使用している場合は、大人同様にパワーバンクも備えていただきたい。さらに、子どもの場合はストレスや不安を少しでも軽減できるように好みのお菓子やコンパクトなおもちゃも備えておくと役立つだろう。
雨がっぱやリュックなどに反射板が付属していない場合は、反射シールなどを貼って安全を確保できる工夫をしてほしい。
避難時に持ち出す荷物の内容は大人と同様でよいが、重さを考慮して安全に持ち出すことのできることを必ず確認しておこう。
また、子どもの照明グッズは手軽に足元を照らすことのできるネックライトを準備しておくとよいだろう。キッズスマホなどを使用している場合は、大人同様にパワーバンクも備えていただきたい。さらに、子どもの場合はストレスや不安を少しでも軽減できるように好みのお菓子やコンパクトなおもちゃも備えておくと役立つだろう。
荷物の持ち出し方法
子どもが避難時に荷物を持ち出す方法は、大人同様に両手が自由になり、身体にフィット感が高く、負担を少なくできるリュックがおすすめだ。
現在では、子ども向けの防災グッズとリュックがセットになった製品も販売されているため、手早く避難時の荷物を備えたい場合は購入を検討してみるのもよいだろう。
現在では、子ども向けの防災グッズとリュックがセットになった製品も販売されているため、手早く避難時の荷物を備えたい場合は購入を検討してみるのもよいだろう。
結論
今回は、最低限備えておきたい一次避難用の荷物と身体への負担を抑えて持ち出すことのできるバッグについて、大人と子ども別に詳しく解説したがいかがだっただろうか。地域ごとに気候や発生する災害の特徴も異なる場合もあるため、それぞれの居住地ごとの災害の特徴も考慮して日ごろよりぜひ備えていただきたい。