1. 防災セットに必要な中身とは

防災セットの中身は、基本的に以下のものを用意しておこう。
- 飲料水
- 非常食
- 懐中電灯
- ラジオ
- 携帯電話(バッテリーを含む)
- 貴重品(印鑑、現金、身分証明証など)
- 衛生用品(救急セット、マスク、簡易トイレなど)
- 雨や風をしのぐもの
- 衣服
- はさみまたはナイフ
- 軍手
- ホイッスル
そのほかにも常備薬や粉ミルクなど、各家庭によって必要なものは異なるだろう。基本的なものをそろえつつ、自分や家族にとって最適な防災セットを用意するのが望ましい。
また、総務省消防庁や日本赤十字社、各自治体のホームページでは、非常時に備えるべきものを記載したリストが公開されている。防災セットを準備するときの参考になるものだ。
また、総務省消防庁や日本赤十字社、各自治体のホームページでは、非常時に備えるべきものを記載したリストが公開されている。防災セットを準備するときの参考になるものだ。
2. 防災セットを自作するときの費用

防災セットを自作するときにかかる費用は、大人1人分で約8,000円である。ただし、この金額は「自宅にあったものを活用するか」「どこで購入するか」などによって大きく異なるため、ひとつの目安として考えてほしい。
防災セットにかかる費用を少しでも抑えたいなら、
・ウェットティッシュやホイッスルなどは100均で購入する
・自宅にあるリュックを活用する
がポイントだ。
100均ではさまざまなアイテムが販売されているため、上手に活用すれば費用を大きく抑えられる。ただし、飲料水や非常食はスーパーで購入した方が安い場合がある。高性能なものがほしいならば、ホームセンターや通販サイトで購入した方がよいだろう。
少し手間はかかるが、自分や家族に必要なものをそろえられるのが防災セットを自作するメリットである。
防災セットにかかる費用を少しでも抑えたいなら、
・ウェットティッシュやホイッスルなどは100均で購入する
・自宅にあるリュックを活用する
がポイントだ。
100均ではさまざまなアイテムが販売されているため、上手に活用すれば費用を大きく抑えられる。ただし、飲料水や非常食はスーパーで購入した方が安い場合がある。高性能なものがほしいならば、ホームセンターや通販サイトで購入した方がよいだろう。
少し手間はかかるが、自分や家族に必要なものをそろえられるのが防災セットを自作するメリットである。
3. 防災セットを準備するときの注意点

防災セットを準備するときは、以下の3点に注意してほしい。非常時に役立てるためにも忘れてはいけない。
2~3日分を準備する
防災セットの中身は必要最低限のものを2~3日分準備しよう。使いそうなものをいろいろ入れてしまうとリュックが重たくなり、持ち運びしにくくなる。移動するだけで大幅に体力を消耗することになるのだ。
必ず必要なものを優先して入れ、実際にリュックを背負ってみて持ち運べそうかどうかを確認しながら準備するのもよいだろう。
また、1人につきひとつのリュックを用意しておくのもおすすめである。それぞれに合った中身を用意でき、重さが分散される。
必ず必要なものを優先して入れ、実際にリュックを背負ってみて持ち運べそうかどうかを確認しながら準備するのもよいだろう。
また、1人につきひとつのリュックを用意しておくのもおすすめである。それぞれに合った中身を用意でき、重さが分散される。
定期的に中身を点検する
防災セットを準備していても、非常時に使えなくては意味がない。そのため、定期的に中身を点検するのが大切だ。
- 飲料水や非常食の賞味期限は過ぎていないか
- 季節に合ったものを入れているか
- ラジオや懐中電灯は動くか
などをよく確認してほしい。
点検は少なくとも1年に2回は行おう。暑さや寒さに耐えられるものを入れる必要があるため、衣替えのタイミングと一緒に行うのがよい。
点検は少なくとも1年に2回は行おう。暑さや寒さに耐えられるものを入れる必要があるため、衣替えのタイミングと一緒に行うのがよい。
置き場所は玄関
災害が起きたらすぐに持ち出せるよう、玄関に防災セットを置くのがおすすめだ。床より少し高い位置に置いておくと、水害が起きても防災セットがぬれにくい。深夜の災害に備えたいならば、寝室に置くのもよい。
4. 防災セットおすすめランキング

中には「防災セットを自作するのが面倒」という方もいるだろう。そこでおすすめなのが、はじめから防災グッズがそろっている市販の防災セットだ。ここでは、おすすめの防災セットをランキングにして紹介する。
1位 防災防犯ダイレクト「地震対策30点避難セットplus+」
災害時に必要なアイテムがそろっており、2人分のアイテムがひとつのリュックに入っている。スクエアタイプで、室内に置いても違和感が少ないスタイリッシュなデザインが魅力的だ。
インテリアの邪魔をしにくいだけでなく、防炎・防水・防汚機能があったり、肩が痛くなりにくい構造になっていたりと、リュックにもこだわっている。
インテリアの邪魔をしにくいだけでなく、防炎・防水・防汚機能があったり、肩が痛くなりにくい構造になっていたりと、リュックにもこだわっている。
2位 LA・PITA「防災セットSHELTERプレミアム 3人用」
この防災セットは防災士がプロデュースしており、3人用の荷物がふたつのリュックに分けられている。多機能ライトや救急セットのほかにも、エアーマットやレインコートが入っている。35Lという大容量のリュックなので、自分が必要なアイテムを追加できるのもよい。
3位 ペアークレーン「防災セットDX 4人用セット」
1人ひとつのリュックが用意されていて、3日間を生き抜くためのアイテムがそろっている。ヘルメットまで付いており、しっかりと頭を守りながら避難できるのも嬉しい点だ。ひとつのリュックの重さは約3kgなので、走って逃げることも可能だろう。
4位 Defend Future「防災士監修 防災セット」
この防災セットは1人用で、36種類39点のアイテムが入っている。必要最低限のものを集め、なるべく軽量になるよう考えて作られたものだ。リュックの外側は撥水(はっすい)加工がされており、内側は鮮やかなオレンジ色である。
5位 HIH「ハザードリュック 36点セット」
福島県の被災企業が考案・制作し、実際に体験したからこそ分かる必須グッズを厳選した防災セットである。災害のときに役立つ災害時ハザードマニュアルや寒い季節に必須となる防寒用寝袋、LEDランタンなどが入っている。
結論
防災セットを自作する際は大人1人につき約8,000円の費用がかかる。飲料水や非常食のほか、懐中電灯やラジオなど複数のアイテムが必要になるからだ。ただし、いろいろなものを詰め込むと防災セットを持ち運びにくくなるため、2~3日分を目安に準備を進めよう。定期的な点検も忘れてはいけない。「防災セットを自作するのは大変」と感じる方は、今回紹介した商品を検討してみてほしい。