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防災公園にはどんな設備がある?その目的や詳しい使い方について解説

防災公園にはどんな設備がある?その目的や詳しい使い方について解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2021年12月25日

「防災公園とは一体何なのだろう」と感じる方も多いのではないだろうか。結論からいうと、防災公園は地震や火災などが発生した際に役立つような設備を備えた場所のことである。かまどベンチや耐震性貯水槽などが主な例だ。しかし、実際に活用するには設備の内容やその使い方も知る必要があるだろう。そこで今回は、防災公園の概要やかまどベンチの使い方について説明する。普段から心がけるべきことも一緒に解説しよう。

  
防災公園とは、災害時に防災機能を発揮できるよう整備された都市公園や緩衝緑地のことをいう。現在は災害対策として建物の耐震化や不燃化などが進められているが、防災公園は災害対策強化を目的に整備されているものだ。人口が多い都市部を中心に配置されつつある。ちなみに緩衝緑地とは、公害や災害を防止する目的で作られた緑地のことを指す。

また、防災公園は以下のような種類がある。
  • 広域防災拠点
  • 地域防災拠点
  • 広域避難地
  • 一次避難地
  • 避難路
  • 緩衝緑地
  • 都市公園
2011年に起きた東日本大震災でも、遠野運動公園や鷹来の森運動公園などが防災公園として活用された事例がある。
(参考:防災公園の整備・活用に関する事例集

2. 防災公園の機能と設備

防災公園は大きな広場や遊具、多目的ホールなどがあるため、平常時は公園としての機能を果たしている。日常的にも利用しやすくなっているのだ。

そして災害時に備えて、防災公園には以下のような設備もある。
  • 炊き出し用のかまどになる「かまどベンチ」
  • 生活水を確保できる「耐震性貯水槽」
  • 非常用トイレを設置するための「非常用便槽」
  • 建物の骨格を利用してテントを張れる「防災パーゴラ」
  • 停電した際も周囲を照らしてくれる「太陽光発電の照明」
  • シートを張れば部屋として活用できる「防災あずまや」
  • 保存食や備品を収納している「備蓄倉庫」
防災公園はただ広いだけでなく、あらゆる場所や施設を工夫しているのがよく分かるだろう。

3. 防災公園にあるベンチの使い方を知ろう

前項でも紹介したように、防災公園には災害時にかまどとして使える「かまどベンチ」がある。ここでは、その基本的な使い方について説明しよう。
  • ベンチの座面を持ち上げて外す(ビスやボルトで固定されている場合もある)
  • 遮熱パネルや風よけを取り出す
  • 遮熱パネルをグリルの両端にひっかける
  • 風よけのフックをグリルにひっかける
  • 火を起こし、かまどとして使う
また、かまどベンチは形状によって組み立て方が異なる。遮熱パネルや風よけがない場合もあるのだ。防災公園でかまどベンチを使う際は、さまざまなポイントに注目しながら組み立てよう。

かまどベンチは炊き出しだけでなく、防災公園で暖を取るためにも使える。

4. 防災公園を災害時に有効活用するために普段から心がけること

防災公園を有効活用するためには、日頃から自宅近くの防災公園を訪れることを心がけよう。どのような施設がどこに配置されているのか、自宅からの距離や時間はどれくらいかなどを把握しておくだけでも、災害時に落ち着いた行動を取りやすくなる。

また、防災公園の中には地域と連携して訓練を行ったり、防災体験ができたりするところもある。家族で参加しておくと、より迅速に災害への対応ができるだろう。いつ起こるか分からない災害に備えるには、日頃から防災を意識して行動するのが大切なのだ。

結論

災害時に防災機能を発揮できるよう整備された防災公園。平常時は公園として利用できるため、家族や地域の方と交流する場として使うのもよいだろう。日常的に防災公園を訪れることで設備の位置も把握しやすくなる。また、防災公園で行っている訓練や体験学習に参加するのもよい。より防災を意識するならば、非常時にすぐ持ち出せるかばんを用意したり、家族で防災マップを作ったりするのがおすすめだ。
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  • 公開日:

    2020年12月17日

  • 更新日:

    2021年12月25日

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