1. こたつヒーターユニットは自分で交換できる?

寒い冬にこたつがあると、体だけでなく気分もほっこりする。しかし突然こたつが故障してしまったら、どう対処したらいいだろう。もし何年も使っているこたつなら、ヒーターユニットが寿命なのかもしれない。
こたつヒーターユニットを自分で交換するメリット
こたつが故障したからといって、こたつ全体を買い替えるのはもったいない。ヒーターだけを取り替えれば費用がグッと抑えられる。こたつを新しく買い替えてしまうと、古いこたつを処分するのに手間や場合によっては処分費用がかかるかもしれない。
こたつのヒーターユニットが取り替えられないケース
木枠にネジで固定されているタイプのヒーターユニットでは、取り替えることが可能だ。しかし、なかには交換できないこたつもある。古いタイプのこたつはサイズが合わないかもしれない。また、木枠がなくてフラットタイプで天板に取り付けてあるヒーターユニットでは、取り外しができない場合もある。使っているこたつのヒーターユニットを確認してみよう。
また、こたつの天板を外すと、こたつの本体中央に「耐熱ボード」が見える。この耐熱ボードが破損している場合には、安全にこたつを使うことができない。その場合は、こたつを買い替える必要がある。
また、こたつの天板を外すと、こたつの本体中央に「耐熱ボード」が見える。この耐熱ボードが破損している場合には、安全にこたつを使うことができない。その場合は、こたつを買い替える必要がある。
2. こたつヒーターユニットの取り替え方

こたつのヒーターユニットの交換は、電気系統に直接関わる部分ではない。電気の知識がなくてもドライバーひとつでこたつのヒーターが取り替えられるので安心だ。
こたつのヒーターユニットの交換方法
- 最初にヒーターユニットの向きを決める。木枠が一部カットされた「切り欠き部分」に合わせて器具用プラグ受けを向けてはめ込む。
- ドライバーを使って、ヒーターユニット取付け用ビス4本を固定する。ビスが回らないようにしっかりと締めつけよう。
- 最後にコードを取り付けてこたつが作動するかどうか確認して完了だ。
3. こたつヒーターユニットの賢い選び方

ヒーターの種類は意外と多く、価格もかなりの差がある。新しくヒーターユニットを購入する場合、どのようなヒーターを選べばいいのか迷うところだ。ヒーターの種類と選ぶときのポイントを紹介しよう。
発熱体のタイプで選ぶ
こたつのヒーターユニットには4つの発熱体のタイプがある。それぞれの特徴を説明しよう。
<石英管ヒーター>
石英管ヒーターは、石英管の中にニクロム線のフィラメントが装着され、遠赤外線でこたつの中を温める。最大の特徴は、価格が安いことだ。ただし、温まるまでに時間がかかり、耐熱性はあるが割れやすいという欠点がある。
<カーボンヒーター>
カーボンヒーターは、石英管の中にカーボンフィラメントと不活性ガスが封入されている。熱源であるカーボンは遠赤外線の放熱効果が高く、効率よく体を温めてくれるので電気代の節約にもなる。ただし、やや高めの価格が難点だ。
<コルチェヒーター>
コルチェヒーターは、石英管の中にタングステンのフィラメントと不活性ガスが封入されている。こたつのスイッチを入れるとすぐに温かくなるのが特徴で、電気代も節約できる。寿命が長くいいところばかりだが、ほかのヒーターに比べてかなり価格が高くなっている。
<ハロゲンヒーター>
ハロゲンヒーターは石英管の中にタングステンのフィラメント、ハロゲンガスが閉じ込められている。こたつのスイッチを入れれば、すぐに温かくなるのが特徴だ。ただし消費電力が高いため、電気代がかかるという欠点がある。
<石英管ヒーター>
石英管ヒーターは、石英管の中にニクロム線のフィラメントが装着され、遠赤外線でこたつの中を温める。最大の特徴は、価格が安いことだ。ただし、温まるまでに時間がかかり、耐熱性はあるが割れやすいという欠点がある。
<カーボンヒーター>
カーボンヒーターは、石英管の中にカーボンフィラメントと不活性ガスが封入されている。熱源であるカーボンは遠赤外線の放熱効果が高く、効率よく体を温めてくれるので電気代の節約にもなる。ただし、やや高めの価格が難点だ。
<コルチェヒーター>
コルチェヒーターは、石英管の中にタングステンのフィラメントと不活性ガスが封入されている。こたつのスイッチを入れるとすぐに温かくなるのが特徴で、電気代も節約できる。寿命が長くいいところばかりだが、ほかのヒーターに比べてかなり価格が高くなっている。
<ハロゲンヒーター>
ハロゲンヒーターは石英管の中にタングステンのフィラメント、ハロゲンガスが閉じ込められている。こたつのスイッチを入れれば、すぐに温かくなるのが特徴だ。ただし消費電力が高いため、電気代がかかるという欠点がある。
温度制御方式で選ぶ
こたつの温度が一定になるように、温度制御機能が付いている。温度制御方式には「サーモスタット方式」と「電子制御方式」の2種類がある。
サーモスタット方式は、一定の温度を超えると「カチッ」という音がしてスイッチが切れる仕組みだ。昔からある温度制御方式で、完全にスイッチが切れるため、その分電気代の節約にもなる。
電子制御方式は、温度設定ができて内部のセンサーによって温度をコントロールしている。最近のこたつのヒーターユニットに多いタイプだ。自動で温度調節して、手元にもコントローラーがあるため、いちいち掛け布団をめくってヒーターのツマミを回して温度調節する必要がない。
サーモスタット方式は、一定の温度を超えると「カチッ」という音がしてスイッチが切れる仕組みだ。昔からある温度制御方式で、完全にスイッチが切れるため、その分電気代の節約にもなる。
電子制御方式は、温度設定ができて内部のセンサーによって温度をコントロールしている。最近のこたつのヒーターユニットに多いタイプだ。自動で温度調節して、手元にもコントローラーがあるため、いちいち掛け布団をめくってヒーターのツマミを回して温度調節する必要がない。
4. こたつヒーターユニットのおすすめ3選

こたつのヒーターユニットには、温まる速さやいろいろな機能が搭載されているものがある。その中でもとくに人気のあるおすすめを紹介しよう。
メトロ電気工業 「ハロゲンヒーター MHU-601E(K)」
発熱体はハロゲンヒーターなので、すぐに温まる。薄型で足元のでっぱりが気にならないヒーターユニットには、ファンが付いているのでこたつ全体に温かい空気を行き渡らせることができる。無段階に調節できる手元コントローラも便利だ。
メトロ電気工業「U字型コルチェヒーター MQU-600E(K)」
発熱体はコルチェヒーターなので、ヒーターの中では立ち上がりの速さで圧倒している。こたつの中のこもりがちな臭いを分解するので、こたつの快適性も向上する。本体には温度ヒューズ、コードには電流ヒューズが内蔵されており、二重の安全対策が施されているから安心だ。
メトロ電気工業「MCU-501EC(K)」
発熱体をU字型にして、こたつの内部を効率的に温めることができるヒーターだ。機能も充実しており、速暖ボタンやECOボタンを装備している。手元電子コントロールは、無段階温度調節や消し忘れ防止の5時間タイマーが付いている。二重安全装置も内蔵されているので安心だ。
結論
こたつが壊れたからといって、安易に買い替えはしないことだ。こたつのヒーターユニットは、ドライバー1本で簡単に交換することができる。古いこたつでも、ヒーターを替えるだけでこたつのグレードアップが可能だ。ヒーターユニットの特徴を考えて自分にピッタリのヒーターを選び、快適なこたつライフを送ろう。