1. こたつが焦げ臭い理由とは?
まずはこたつが焦げ臭いと感じる理由について解説する。原因を知ることが、トラブルや事故を避けることにつながるだろう。
埃が焼けた
ヒーターに付着した埃が熱で焼けることで、焦げ臭いにおいが発生する。長期間放置したこたつだと埃が溜まっている可能性は高いため、久しぶりに使用するときは注意が必要だ。
また、新品の場合でも、少量の埃や加工時に付着した油が焼けることがある。こちらは基本的に問題ないため、そのまま使用してもよいだろう。梱包用の発泡スチロールが付着していると焼けるので、開封したあとゴミがついている場合は軽く掃除してから使用してほしい。
また、新品の場合でも、少量の埃や加工時に付着した油が焼けることがある。こちらは基本的に問題ないため、そのまま使用してもよいだろう。梱包用の発泡スチロールが付着していると焼けるので、開封したあとゴミがついている場合は軽く掃除してから使用してほしい。
コードの断線
電源コードに過度な負荷がかかった場合、断線などのトラブルが発生する。家具やこたつの脚に敷いたり、何度も踏みつけたりすることでショートすれば、焦げ臭いにおいがするだろう。
電源コードを脚部に固定していないと下に垂れて足に絡まりやすくなる。引っかかると危険なので、邪魔にならないように取り付けることが重要だ。
電源コードを脚部に固定していないと下に垂れて足に絡まりやすくなる。引っかかると危険なので、邪魔にならないように取り付けることが重要だ。
こたつ布団がヒーターに接触
こたつ布団がヒーターに接触することが、焦げ臭いにおいがする原因の一つだ。短時間ならあまり問題ないが、長時間接触したままだと燃焼の危険性がある。足を入れるときに、こたつ布団を内側に押し込まないよう気をつけよう。
また、座椅子や座布団、洋服など、他の布類にも同様のことが言える。こたつ布団や洗濯物などの布類をこたつの内側に入れないよう、注意して使ってほしい。
また、座椅子や座布団、洋服など、他の布類にも同様のことが言える。こたつ布団や洗濯物などの布類をこたつの内側に入れないよう、注意して使ってほしい。
2. こたつが焦げ臭いと火事になる?
一般的にこたつには裸火がないため、火事になることはないと考える方もいるだろう。しかし、こたつが原因の火事は実際に発生しているため、焦げ臭いと感じたときには注意が必要だ(※1)。死傷者や死者がでるケースも確認されており、とくに高齢者が被害者になるケースが多い。
主な原因は埃や布類、電気コードのショートだ。こたつのヒーターで埃や布類が焼けたり、電源コードが異常発熱したりすることで、まず焦げ臭いにおいが発生し、やがて発火する。「電源をつけたまま長時間放置した」「洗濯物を乾かすのに使った」などが原因で、火事が発生した事例も多い。
焦げ臭いにおいを放置すれば発火するリスクは高くなる。少しでも異常を感じたら、すぐに対処をしよう。ただし、正しい使い方を守って小まめに手入れをしていれば、こたつから発火する可能性は低い。自分や家族の安全を守るために、正しい使い方と対処法を身につけておこう。
主な原因は埃や布類、電気コードのショートだ。こたつのヒーターで埃や布類が焼けたり、電源コードが異常発熱したりすることで、まず焦げ臭いにおいが発生し、やがて発火する。「電源をつけたまま長時間放置した」「洗濯物を乾かすのに使った」などが原因で、火事が発生した事例も多い。
焦げ臭いにおいを放置すれば発火するリスクは高くなる。少しでも異常を感じたら、すぐに対処をしよう。ただし、正しい使い方を守って小まめに手入れをしていれば、こたつから発火する可能性は低い。自分や家族の安全を守るために、正しい使い方と対処法を身につけておこう。
3. 久々に使ったこたつが焦げ臭いときの対処法
久しぶりに使ったこたつが焦げ臭い場合は放置せず適切に対処しよう。予防としても役立つ知識なので、ぜひ参考にしてほしい。
まずは電源を消して確認
まずはこたつの電源を消して焦げ臭い原因をチェックしよう。万が一のために、電源コードを抜いておくと安心だ。その後は電源コードとこたつ布団、ヒーターに異常がないかを確認する。原因をチェックしてから、適切な対処をすることが重要だ。
ヒーターの埃を掃除する
ヒーターに埃が溜まっている場合はキレイに掃除してから使用する。冬にこたつを出すなら、掃除をしてからスイッチを入れると安心だ。裏返してからヒーター部分に掃除機をかけ、細かい汚れは軍手を使って掃除をする。ゴム手袋の上から軍手をはめてから汚れた部分をこすって落とそう。
電気コードの配線
電源コードから焦げ臭いにおいがするときはすぐに交換しよう。取り付けるときは脚部に固定して、こたつの脚や家具の下敷きにならないように注意する。電源コードに負荷がかかるので、折り曲げたりねじったりしないよう気をつけてほしい。
布類を遠ざけて使わないときは電源を切る
こたつ布団や座椅子などの布類が、ヒーター部分に接触しないように注意する。座椅子を入れっぱなしにするのはNGだ。また、使用しないときは電源を切ることで火事を防げるだろう。外出時や就寝時などその場を長時間離れる場合は、電源を切ってからコンセントを抜いておくのがおすすめだ。
4. 焦げ臭いだけじゃない!こたつのにおいの意外な原因とは?
焦げ臭い以外のにおいをこたつから感じた場合は、違う原因が考えられる。ほかに多いにおいの原因と対策を紹介するので参考にしよう。
塗料や接着剤の臭い
新品のこたつの場合は塗料や接着剤のにおいがする可能性がある。焦げ臭いにおいと違って危険はないため、特に対策は必要ない。使用を続けるうちににおいはなくなるので、気にしなくてよいだろう。ただし、新品でも長期保管をしていた場合は埃がついている可能性もある。付着している場合は掃除してから使用すると、焦げ臭いにおいの発生も防げて安心だ。
こたつ布団の臭い
こたつ布団に食べこぼしや汗が染み込めばにおいが発生するだろう。内部は温かく、足からの発汗もあるため、カビや雑菌も繁殖しやすい。洗濯にして清潔に保つことがにおいを防ぐ対策になる。洗濯方法はこたつ布団によって異なるので、まずは洗濯マークをチェックしよう。ご自宅で洗濯が難しいなら、コインランドリーやクリーニングの活用も検討してほしい。
結論
こたつが焦げ臭いと感じる主な原因は、ヒーターによる埃や布類の燃焼やコードの断線だ。火事に発展するケースもあるので、こたつの使い方には注意しよう。小まめに掃除したり布類をヒーターから遠ざけたりすることで、焦げ臭いにおいの発生は防げる。電気コードの配線にも負担をかけないように注意しよう。また、塗料や接着剤やこたつ布団など、焦げ臭いにおい以外の対処法も紹介したので、そちらもぜひ参考にしてほしい。
(参考文献)
※1出典:消費者庁「電気ストーブや電気こたつの火災に注意しましょう!」
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_027/
※1出典:消費者庁「電気ストーブや電気こたつの火災に注意しましょう!」
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_027/