1. 乾燥対策が必要な理由

暖房を使う冬場はとくに部屋が乾燥しやすい。部屋が乾燥すると体調や肌などにさまざまな悪影響が出るため、部屋が乾燥している場合は湿度を上昇させるための対策が欠かせない。まずは乾燥対策が必要な理由から見ていこう。
風邪を引きやすくなる
部屋が乾燥していると風邪を引くリスクが高まる。風邪やインフルエンザのウイルスは水分を含んでいるため、湿度が高い環境では空気中の水分を取り込んで重くなり、空気中に浮遊しにくくなる。しかし部屋が乾燥していると、空気中の水分が少ないことでウイルスが空気中に漂いやすくなるのだ。
また、空気が乾燥していると鼻や喉の粘膜も乾燥し、防御機能が低下する。そのためウイルスの侵入を妨げられなくなってしまう。
また、空気が乾燥していると鼻や喉の粘膜も乾燥し、防御機能が低下する。そのためウイルスの侵入を妨げられなくなってしまう。
肌が荒れる
部屋が乾燥すると肌から水分が蒸発するため、肌も荒れやすくなる。体や顔の皮膚に赤みが出る、かさつく、かゆくなるなどのトラブルが起こるだろう。
脱水症状を起こしやすくなる
皮膚から水分が蒸発すると、体が脱水症状を起こしやすくなる。冬場は夏よりも喉が乾きにくく水分補給の回数が減るため、意識して水分を摂取したい。
静電気を感じやすくなる
湿度が低いと静電気の発生量が多くなる。水は電気を通すため、湿度が高い環境では静電気が発生しても、空気中の水分が分散・放出してくれる。しかし乾燥した部屋では静電気を分散させられないため、何かを触った際に静電気を感じやすくなるのだ。
火災のリスクが高まる
空気中の水分が少ないと、火がつきやすく燃え広がりやすい。冬はストーブやこたつなどの暖房器具を使うため、火災の危険性がさらに高まるだろう。そうならないためにも部屋の乾燥対策は必須といえる。
2. 簡単にできる部屋の乾燥防止対策

部屋の乾燥を防ぐ対策方法は以下の通りだ。どれも簡単にできるものばかりなので、今日から早速試してみよう。
加湿器を使う
もっとも簡単で効率的な対策といえば、加湿器を使うことだろう。室内の空気を確実に潤せるため、持っていない方は購入を検討するのがおすすめだ。
濡れた洗濯物やタオルを干す
室内に濡れた洗濯物を干すことで、洗濯物の水分が蒸発して空気を潤してくれる。部屋が乾燥しているときは部屋干しを行い、湿度をアップさせよう。洗濯物がない場合は濡れたタオルを干すのもいい。
霧吹きで水分をかける
霧吹きに水を入れ、カーテンやカーペットに吹きかけるのも手だ。湿らせすぎるとカビの発生にもつながるため、少量ずつ数回に分けてかけるようにしよう。
浴室のドアを開けておく
入浴後の浴室のドアを開放することで、浴室内の蒸気が部屋に広がる。バスタブにお湯を入れたままの状態だと、さらに効果的な乾燥対策ができる。
3. 顔や肌の上手な乾燥対策

顔や肌が乾燥している場合は、スキンケアやボディケアで対策しよう。スキンケアのポイントは、保湿力の高いスキンケア用品を正しい手順で使うことだ。まずは洗顔で皮脂汚れを落とし、化粧水で肌を潤そう。次にクリームや乳液を使い、肌の水分が蒸発しないようフタをする。
ボディケアのポイントは保湿力の高いボディソープを使い、入浴後にボディクリームを塗ることだ。とくに乾燥しやすい場所にはボディクリームを重ね付けして対策しよう。
ボディケアのポイントは保湿力の高いボディソープを使い、入浴後にボディクリームを塗ることだ。とくに乾燥しやすい場所にはボディクリームを重ね付けして対策しよう。
スキンケアやボディケアにプラスして行う対策方法
普段からスキンケアの習慣がある方は、スキンケア前にホットタオルで顔の毛穴を開かせておき、それから保湿するのがおすすめだ。ホットタオルは固く絞ったタオルをラップでくるみ、電子レンジで1分程度温めるだけで作れる。
また、食事でも乾燥対策ができる。肌の保湿力を高めるためにも、タンパク質やビタミンなどの栄養を積極的に摂取しよう。
また、食事でも乾燥対策ができる。肌の保湿力を高めるためにも、タンパク質やビタミンなどの栄養を積極的に摂取しよう。
4. 乾燥対策におすすめの便利グッズ3選

最後に、乾燥対策におすすめの便利グッズを3つ紹介する。
アイリスオーヤマ「加熱式加湿器120D SHM-120R1」
コンパクトでリーズナブルな加湿器で、部屋の湿度を効率よくアップできる。小型ながら1.3Lもの容量があり、部屋をしっかり加湿してくれる。アロマオイルの使用もOKだ。
ミクニ「ちょこっとオアシスプラスシー」
デスクや出張先のホテルに置いて使える、携帯式の加湿グッズ。ボトルに水を入れて置いておくだけで簡単に乾燥対策できる。電気を使わないうえ、見た目もオシャレで置きやすい。
資生堂「UNO クリームパーフェクション」
肌の乾燥対策におすすめのメンズ向けジェルクリームで、これ1つで化粧水・乳液・クリームなどの役割を果たせる。保湿成分であるWヒアルロン酸を配合しているのもうれしい。
結論
部屋が乾燥していると体調や肌への悪影響が多いため、とくに冬場は積極的に対策して湿度を適切に保ちたい。加湿器を使う、洗濯物を干すといった対策はもちろん、顔や肌を守るためのスキンケアやボディケアも忘れず行おう。