1. ホットカーペットに下敷きを使うメリットとは?

ホットカーペットに下敷きを使うと、次のようなメリットがある。もし、ホットカーペット単体で使っている方は、下敷きの導入を検討してほしい。
省エネ効果がある
ホットカーペットを使っていてもなかなか暖まらないと感じるなら、床からの冷気が原因かもしれない。ホットカーペットと床の間に下敷きを使うことで、床からの冷気を妨げ保温効果を高めることができる。保温効果が高くなれば、ホットカーペットの設定温度を低くすることができ、省エネにつながる。
クッション性がよくなる
ホットカーペットは薄いものが多い。下敷きを使うことで厚みが増して座り心地がよくなる。また、クッション性がよくなると防音効果が高くなるため、下の階への音の響きが軽減される。
2. フローリングにホットカーペットの下敷きが必要な訳

フローリングにホットカーペットを使うときは、下敷きが必要だ。下敷きを使わないと、次のようなことが起こる可能性があるので注意しよう。
フローリングに反りや割れが発生する
フローリングに使われている木材は乾燥に弱い材質だ。ホットカーペットを直に使うと、木材が乾燥してしまい、反りや割れが発生することがある。とくに白木や無垢材などは、急激に熱を加えると変形するため、下敷きで保護したほうがよい。
結露が出る
人が座ったり触れたりすると、体から出る水分によりホットカーペット周辺の湿度が高くなる。湿気を含んだホットカーペットが床面から冷やされると、ホットカーペットと床の間に結露が発生してしまう。結露をそのまま放置すれば、フローリングにカビが生えることもあるので注意が必要だ。
ワックスが剥がれる
フローリングにワックスをかけている場合、ワックスが熱で剥がれる可能性もある。ワックスはもともと湿気や高温に弱い。湿度も温度も高くなるホットカーペットの裏は、ワックスの苦手な条件が揃っていると言えるだろう。
3. ホットカーペットの下敷きに適した素材とおすすめ3選

ホットカーペットの下敷きとして、どのような素材が適しているのだろうか?専用の断熱シートや身近にある素材で代用できるものを紹介する。
アルミの断熱シートや保温マット
表面がアルミで覆われている断熱シートや保温マットは、保温性が高くホットカーペットの下敷きとしてとても効果的だ。とくにウレタンなど厚みのあるシートにアルミが付いているものは、保温性がより高い。ホットカーペットの下敷きとして使うと、クッション性も高く快適になる。
フェルトなど布製のマット
フェルトなどの布製のマットもホットカーペットの下敷きとして使える。保温性は断熱シートに劣るが、フローリングを保護する役割を果たす。下敷きの用意はないけれどホットカーペットを使いたいときは、布製の毛布やマットを敷こう。
ダンボール
ダンボールも、ホットカーペットの下敷きとして代用できる。だが、ダンボールは湿度に弱いため、短期間の使用にしたほうがよい。湿ったまま使い続けていると、カビの温床になってしまう。
結論
ホットカーペットの下敷きの必要性について解説してきた。ホットカーペットをそのまま敷いて使うと、フローリングを傷めることがある。フローリングを守り、保温性を高めるためにも、下敷きの使用をおすすめする。アルミ製の断熱シートや保温マットは、とくに保温性が高く省エネになる。ホットカーペットを長期間使うなら、ぜひ専用の下敷きも購入しよう。