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火災に備える防災訓練とは?ご家庭でできる防災マニュアルを紹介

火災に備える防災訓練とは?ご家庭でできる防災マニュアルを紹介

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2022年1月30日

誰もが子ども時代に経験している地震や火災などの防災訓練。しかし実際には、子どもに教えてあげようにも何から伝えればよいのか分からない方も多いのではないだろうか。そこでこの記事では、家庭でできる防災訓練や家族間で共有すべき防災マニュアルを中心に解説する。楽しみながら防災の知識を学べる施設も紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。

  

1. 火災に備えるためにはどのような訓練が必要?

防災に備えるためにすべき訓練は主に3つある。

消火訓練

消火訓練は消火器や屋内消火栓の使い方を学んだり、実際に使ったりする訓練のことだ。いざというときのために、以下の解説を参考にして両者の使い方をマスターしよう。

【消火器の使い方】
1.レバーの下側を持って消火器を運ぶ
運ぶときは間違って消火剤を放射しないように、レバーの下のみを片手で持つ。

2. 立ち位置を決め、安全栓を抜く
風上に立ち、安全栓を抜く。

3.ノズルを火元に向ける
ノズルを持ち、炎ではなく火元に向ける。

4.レバーを握って消火剤を放射する
消火栓の放射は数十秒程度で終わってしまうので、無駄のないように狙いを定めて効率よく消火しよう。

【屋内消火栓の使い方】
屋内消火栓とは、共用廊下などに設置されている赤い箱型の消火栓のことである。中からホースを引き出して放水できるようになっており、火災を初期段階で消火するのに役立つ。 種類は1号消火栓・易操作性1号消火栓・2号消火栓と3つあるが、1号消火栓のみ操作に2名以上の人員を必要とすることを押さえておこう。

1. 開閉弁を解放する
ポンプが稼働し表示灯が点滅、ベルがなればOK。

2.ノズルを持ってホースを伸ばし、ノズルの開閉装置を解放して放水する

これらの訓練は、消防署にある訓練用の消火器や各地域の防災館で練習できるので、一度問い合わせてみてほしい。

避難訓練

避難訓練は、階段などの避難経路を実際に使って脱出したり、避難器具などの使い方を覚えたりする訓練のことである。放送を聞いて避難方向を指示する、煙を吸わないように指導するなど、避難者へ適切な声かけをすることがポイントだ。

通報・伝達訓練

通報・伝達訓練は、119番の通報のやり方に役に立つ放送設備の使い方などを覚える訓練のことだ。火災のときはパニックに陥りがちになるが、これらを練習して頭にたたき込んでおくことでいざというときに冷静に対処できる。「非常ベルを押す」「伝達内容を把握しておく」「放送設備の使い方を覚えておく」などは基本として押さえておこう。

2. 火災訓練をする前に我が家の防災マニュアル作り

火災をはじめ、災害が起きたときに備えて必要なことを家族で話し合い、決めておくと安心だ。

家庭における火災訓練:連絡のルールを決める

日中、家族は離ればなれで過ごしているので、あらかじめ非常時の連絡方法を家族間で共有しよう。避難場所や行き先のメモを残す場所、 親戚など連絡の取り次ぎ先を決めておくと安心だ。

家庭における火災訓練:災害用伝言サービスを使えるように訓練する

災害用伝言サービスには、以下の3つの種類がある。

・災害用伝言ダイヤル「171」
・各社公式メニューや専用アプリで利用する「災害用伝言板」
・web171で検索する「災害用伝言板 web171」

それぞれ使い方や特徴を知り、火災などの緊急時に活用できるように訓練しておこう。なお、各種災害用伝言サービスは毎月1日と15日などに体験利用ができるので、一度家族で確認するとよいだろう。

3. 家庭でできる防災・火災訓練のポイントとは?

家庭でできる防災・火災訓練のポイントを3つ紹介する。

・防災・火災発生時の通報の仕方
・消火器の使用法
・キャンプで避難体験

通報の仕方は、基本的には上記の伝達訓練でお伝えした内容を踏まえていただければ問題ない。ただし子どもの年齢など家族構成によっては、住所や自分および保護者の名前など伝える内容をより細かく示してあげるとよいだろう。

また、キャンプは避難所での生活と近しいものがあるので、防災・火災の観点からキャンプグッズを準備したり、避難所生活をイメージして家族で談笑しながら過ごしたりするのもおすすめだ。しばらくすると忘れてしまうこともあるので、1年に1回など定期的に訓練しよう。

4. 防災施設やイベントで火災に備えた訓練を体験!

防災館とは地域住民の安全な暮らしのために、防災・火災に関する知識を楽しみながら学んだり訓練したりすることを目的とした施設のことだ。地震の揺れや初期消火、応急救護、火災時に煙から逃れて避難する方法など、いざというときに役立つ内容を体験および訓練できる。

地域の防災館によって内容はそれぞれだが、以下のような多くの防災・火災体験コーナーが用意されている。

・防災ミニシアター
・地震体験
・煙体験
・応急救護体験
・消火体験
・ VR防災体験

防災館の館内はかなり子ども向けのポップなレイアウトになっているので、家族で楽しみながら防災訓練ができるのが特徴だ。消防服を着用できるなど子どもが喜ぶイベントが多くあるので、ぜひ足を運んでみてほしい。消防署でも消火器の使い方を訓練したり消火訓練を見学できたりするので、家族みんなで防災についての理解を深めよう。

結論

地震や火災はいつどこで誰が被害にあってもおかしくない。家族間の連絡が途絶えるなどの緊急事態でも日頃から訓練をしたり、家族で防災マニュアルを共有したりしてもしものときに備えておけば落ち着いて対処できるので安心だ。ぜひ一度、防災について家族みんなで話し合う機会をもとう。
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  • 公開日:

    2021年1月18日

  • 更新日:

    2022年1月30日

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