1. そもそもお正月飾りとは?
毎年やってくるお正月に欠かせない正月飾り。飾りそれぞれに縁起のよい意味があるので、お正月飾りはいつ外すのかを知る前に、まずは飾りの意味や由来を知るところから始めよう。
お正月飾りの由来とは
お正月飾りとは、お正月になるとその家にやってくる「年神様」をお迎えするために用いられてきたものである。年神様とは家の一年を災いなどから守る守り神のことで、そのほかにも豊作の神・穀物神として崇められるなど、人々を見守もる尊い神様として敬われてきた。そして農業の発展とともに、年の始めに今年の豊作を祈念して年神様を祭る行為がお正月の中心行事となっていき、お正月飾りは新年に欠かせないものになった。
お正月飾りの種類や飾りにまつわる意味とは
お正月飾りは門松・鏡餅・しめ縄とあるが、単にお正月気分を演出するためだけのものではない。むしろそれぞれに年神様に関わる意味合いがあり、年神様をお迎えするという本来の目的が根底にあることを覚えておこう。お正月飾りそれぞれの意味を解説するので、本来の目的を知らなかった方はぜひ新たな気持ちでお正月の準備をしてみてほしい。
【門松】
お正月飾りの定番といえば、門松といっても過言ではない。竹が清々しく新たな気持ちで新年を迎えるのにもってこいの雰囲気だ。門松は年神様が地上にやってくる際に訪れる家の目印となる飾りなので、飾る際は玄関などの入り口に置くのが一般的とされている。
【鏡餅】
12月に入ると、スーパーマーケットやドラッグストアなどの店頭にずらりと並ぶ鏡餅。門松やしめ縄と同じく、お正月に欠かせない正月飾りのひとつとしておなじみの方も多いだろう。そのような身近な鏡餅には、年神様が宿る「よりしろ」 という意味がある。また、鏡餅はパーツそれぞれに意味があるのも特徴だ。
まず丸型の餅には「円満」という意味があり、上下2つに重なっていることから「円満に年を重ねる」というおめでたい意味がある。トップに飾られているミカンには子孫繁栄や長寿の意味があり、紅白の紙やシダの葉にも繁栄を願う思いが込められている。このように鏡餅は年神様が宿り、縁起のいい意味が込められているので、1月11日に鏡開きをして家族みんなで美味しくいただこう。
【しめ縄】
ねじりの効いたしめ縄は、神社など神様を祭る場所で見かけた方も多いだろう。しめ縄には神様がやってくるのにふさわしい、神聖な場所を示す意味がある。しめ縄があることで歳神様は安心して家に訪れると考えられていることから、飾る時期や飾る場所は年神様の目印である門松と合わせるのが一般的だ。
【門松】
お正月飾りの定番といえば、門松といっても過言ではない。竹が清々しく新たな気持ちで新年を迎えるのにもってこいの雰囲気だ。門松は年神様が地上にやってくる際に訪れる家の目印となる飾りなので、飾る際は玄関などの入り口に置くのが一般的とされている。
【鏡餅】
12月に入ると、スーパーマーケットやドラッグストアなどの店頭にずらりと並ぶ鏡餅。門松やしめ縄と同じく、お正月に欠かせない正月飾りのひとつとしておなじみの方も多いだろう。そのような身近な鏡餅には、年神様が宿る「よりしろ」 という意味がある。また、鏡餅はパーツそれぞれに意味があるのも特徴だ。
まず丸型の餅には「円満」という意味があり、上下2つに重なっていることから「円満に年を重ねる」というおめでたい意味がある。トップに飾られているミカンには子孫繁栄や長寿の意味があり、紅白の紙やシダの葉にも繁栄を願う思いが込められている。このように鏡餅は年神様が宿り、縁起のいい意味が込められているので、1月11日に鏡開きをして家族みんなで美味しくいただこう。
【しめ縄】
ねじりの効いたしめ縄は、神社など神様を祭る場所で見かけた方も多いだろう。しめ縄には神様がやってくるのにふさわしい、神聖な場所を示す意味がある。しめ縄があることで歳神様は安心して家に訪れると考えられていることから、飾る時期や飾る場所は年神様の目印である門松と合わせるのが一般的だ。
2. お正月飾りはいつ外すべき?
クリスマスに大掃除など年末は何かと慌ただしい中、「お正月飾りは一体いつ飾って、いつ外すべきか」迷う方もいるだろう。そこでここでは、お正月飾りを飾り始める時期やいつ外すのかについて紹介する。
お正月飾りを飾る時期
お正月は、大掃除をする12月13日が始まりとされている。そのため13日以降に飾り始め、遅くとも12月28日までに飾り終えよう。ただし、お正月飾りを飾り始めてはいけない日が2日だけあるので注意が必要だ。
・12月29日:二重の苦という意味があるのでNG
・12月31日:葬儀と同じく一夜飾りで縁起が悪いのでNG
13日以降に正月の準備を始めるといっても、現代は25日までクリスマスツリーを飾っているご家庭も多く、クリスマスが過ぎてから正月飾りを飾る習慣になっている方が大半だろう。28日までに準備できなかった場合は、30日に飾ればよいとされていることを覚えておこう。
・12月29日:二重の苦という意味があるのでNG
・12月31日:葬儀と同じく一夜飾りで縁起が悪いのでNG
13日以降に正月の準備を始めるといっても、現代は25日までクリスマスツリーを飾っているご家庭も多く、クリスマスが過ぎてから正月飾りを飾る習慣になっている方が大半だろう。28日までに準備できなかった場合は、30日に飾ればよいとされていることを覚えておこう。
お正月飾りを外す時期
お正月飾りをいつ外すのかについては、1月7日の松の内を過ぎたら外すのが一般的である。ただし、鏡餅に関しては鏡開きをする11日まで飾っておく。
3. 外したお正月飾りの処分方法
お正月飾りが大変縁起のよいものであること、いつ飾っていつ外すべきかはお伝えしてきた通りだ。そこでここでは、役目を終えたお正月飾りを正しく処分する方法を紹介する。
外したお正月飾りの処分方法1.どんど焼きに持参する
一般的に外したお正月飾りは、左義長やどんと焼き、歳の神などと呼ばれる地域の行事に持ち寄り、各家庭の飾りと合わせて燃やすのが習わしだ。
どんど焼きは無病息災や子孫繁栄など縁起のよい意味が込められた儀式なので、予定が合うなら家族で参加してみよう。開催日は地域によってまちまちなので、近くの神社や自治体に問い合わせをすれば確認できる。
どんど焼きは無病息災や子孫繁栄など縁起のよい意味が込められた儀式なので、予定が合うなら家族で参加してみよう。開催日は地域によってまちまちなので、近くの神社や自治体に問い合わせをすれば確認できる。
外したお正月飾りの処分方法2.自宅で処分する
どんど焼きに参加できない場合は、お清めをした後に可燃ごみで処分する。広い紙の中心に飾りをのせ、塩を振ってお清めをして包んでからごみ袋に入れればOKだ。
結論
12月に入るや否や店頭にずらりと並んだお正月飾りを見ると、クリスマスもあるしお正月飾りは一体いつ飾っていつ外すべきかふと頭をよぎることがあるだろう。現代ではクリスマスが過ぎてから30日までに飾るケースが一般的になりつつあるが、外す時期は昔と変わらず7日を過ぎてからがベストである。外した後はどんど焼きに持ち込むことも併せて覚えておいてほしい。