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こたつはいつ出すもの?気温の目安や時期について解説する

こたつはいつ出すもの?気温の目安や時期について解説する

投稿者:ライター 藤田幸恵 (ふじたゆきえ)

鉛筆アイコン 2021年1月 8日

寒い季節にこたつが恋しくなる方は多い。最近では残暑が長くて秋になっても暑い日があるため、こたつをいつ出せばよいのか悩んでしまう方もいるだろう。そこで、こたつをいつ出すのか、気温と時期の目安をお伝えしよう。江戸時代に始まった「こたつ開き」の慣習についても解説する。

  

1. こたつはいつ出すの?

寒くなるとこたつが恋しくなる。だが、こたつはいつ出すのが正解なのだろうか?こたつをいつ出すのか、適切なタイミングを解説する。

寒いと感じたときにこたつを出そう

こたつをいつ出すかという問題に正解はない。寒さの感じ方には個人差があるので、自分でこたつが必要だと感じたときに出そう。

目安は15℃を下回ったとき

一般的な目安としては、最低気温が15℃を下回ると寒いと感じる方が増える。天気予報をチェックして15℃よりも気温が下がりそうだったら、こたつを出す準備をするのがおすすめだ。

2. 東京はこたつをいつ出す?地域ごとの時期の目安は?

こたつをいつ出すのかについては、最低気温が15℃を下回る時期をおすすめした。東京にお住まいの方はこたつをいつ出すよいのだろうか?

東京の場合

気象庁のデータ(※1)によると、1日の最低気温の平均を出したときに、東京で15℃前後になるのは例年10月である。最低気温が15℃を下回る日が増える、10月の後半にこたつを出すとよいだろう。

その他の地域の場合

東京以外にお住まいの方は、こたつをいつ出すとよいのだろうか?
北海道札幌市では、9月中に最低気温が15℃を下回る。東北から九州にかけては、10~11月に最低気温が15℃より低くなる日が増えるが、お住まいが日本海側なのか太平洋側なのかによって天候や気温は大きく異なる。山間部にお住まいの方は平均よりも早い時期に肌寒さを感じる場合が多い。
お住まいの地域によってこたつを出したほうがよい時期は異なるので、地域別の天気予報などを確認して準備しよう。

3. 昔はこたつをいつ出すか決まっていた

現代ではこたつは寒いと感じたときに出すものだが、昔はこたつをいつ出すのかが決められていた。こたつ開きの日が決められていた理由を解説する。

「亥の月亥の日」がこたつ開きの日

こたつをいつ出すのかは、江戸時代に決められたといわれている。旧暦の10月にあたる「亥の月」の「亥の日」に、こたつなどの暖房器具を出していた。なぜ亥の日なのかというと、亥(イノシシ)が火を避ける動物だと考えられていたからである。当時は電気がなかったので、こたつの熱源は炭火であった。こたつから火事が起きることも多かった。火難を避けるために、亥の月亥の日からこたつを使い始める慣習が生まれたのだ。
旧暦10月、最初の亥の日は武家屋敷がこたつ開きをする。12日後の2番目の亥の日に町家に住む一般庶民がこたつを使い始める。身分によってこたつを使い始める日が違っていたのだ。

現代だといつ出すことになるのか?

亥の月の亥の日の慣習を守ると、現代ではこたつをいつ出すことになるのだろうか?
亥の月が旧暦の10月なので、現代だと11月頃にあたる。2020年であれば、最初の亥の日は11月4日で、2番目の亥の日は11月16日だ。

結論

こたつをいつ出すのかについて解説してきた。人によって寒さを感じる気温は異なるため、こたつは寒いと感じたらそのときに出せばよい。目安としては気温が15℃より低くなると寒さを感じる方が増えるので、最低気温が15℃を下回る10月下旬にこたつを出すのがおすすめだ。天気予報を確認して、寒くなる前にこたつの準備をしておこう。

(参考文献)
※1出典:「東京 日最低気温の月平均値(℃)」
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/monthly_s3.php?prec_no=44&block_no=47662&year=&month=&day=&view=a3
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  • 更新日:

    2021年1月 8日

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