目次
1. 耐暑性があり乾燥に強い植物一覧

まずは乾燥に強く、夏の暑さにも耐えられる植物を紹介しよう。日当たりがよい場所にドライガーデンを作りたい方や、夏の気温が高い地域に住んでいる方にもおすすめだ。なお日差しに強い植物には小さめや細めで硬い葉を持つものが多い。反対に、やわらかく葉が大きい植物は日差しに弱い傾向がある。もちろん例外はあるものの、この点を目安に選んでほしい。
サボテン
乾燥に強い植物の代表格。昼間が暑く、夜間が寒い砂漠に自生しているため、暑さと寒さに強い。
ローズマリー
ハーブの一種で、真夏の直射日光にも強い。風通しのよい場所を好む。
オリーブ
日光を好み、乾燥してやせた土地でも育ちやすい。シルバーグリーンの葉が特徴的。
パキラ
中南米原産で、熱帯の日当たりがよい場所で育つ植物。高さは20mにもなる。
ティランジア・テクトラム
砂漠の植物のため、乾燥と暑さに強い。ふわふわとした草が印象的な見た目。
花キリン
マダガスカル原産で、直射日光が当たる場所を好む。開花期が長いため、花をじっくり楽しめる。
ユッカ
中央アメリカ原産で、暑さに強く日当たりがよい場所で育つ。白くて大きな花を咲かせる。
クワズイモ
根茎が地上部分で膨らむ観葉植物だ。耐暑性に優れ乾燥にも強い。とはいえ10日など長期間家を留守にする場合は水を受け皿に溜めておこう。
クロトン
日光に当てることで模様がキレイに出る。乾燥には強いが水切れは葉の下落を招くおそれがあるため、放置し過ぎには気をつけよう。
2. 日陰を好む乾燥に強い植物一覧

一方、乾燥には強いものの夏の暑い日射しなどが苦手な植物も多い。こちらではそうした植物のおすすめを紹介していこう。
アスチルベ
半日陰に適した植物で、夏に花を咲かせる。
フッキソウ
半日陰で乾燥にも強い常緑草。春に小さな花を咲かせる。
セダム
多肉植物の一種。多肉植物は茎や根などに水を溜めておけるので乾燥に強い。寄せ植えもおすすめだ。
カポック
放射状に広がる葉を持つ、大きめの観葉植物。日陰と乾燥に強いが水切れすると葉が落ちてしまうため、土の表面が乾いたら水やりしよう。
サンスベリア
丈夫で乾燥に強い植物で、耐陰性もある。しかし葉の色が薄くならないよう、ときどき日光に当てるといい。
アガパンサス
本来は日なた向きだが、日陰や乾燥にも耐えられる。土も選ばないため育てやすい。
ヘメロカリス
こちらも日なた向きだが日陰でも育つ。寒さにも暑さにも強い植物で、大きな花を咲かせる。
リプサリス
サボテンの一種だがトゲはなく、いわゆる「ザ・サボテン」のような形ではなく細長い紐のような形をしている。森林サボテンという異名も持つ。
3. 乾燥に強い植物でドライガーデンを始めよう

乾燥に強い植物で揃えれば、ドライガーデンを始められる。そもそもドライガーデンとはなにか、作り方はどうすればよいのかなど基本的なところを解説しておこう。
ドライガーデンとは
主に乾燥地帯に自生する植物を使った庭のスタイルを指す。アリゾナや南アメリカ、メキシコや砂漠地帯などに生息する乾燥に強い植物で統一することで、ワイルドかつオリジナリティのある雰囲気を作り出せるだろう。
ドライガーデンのメリット
ドライガーデンのメリットは、乾燥に強い植物を使うメリットに通ずる。水やりの手間があまりかからず、忙しい方やガーデニング初心者でも始めやすい点がもっとも大きなメリットになるだろう。メンテナンスに時間をかけられなくても、オシャレで異国情緒の漂う庭が作れる。
ドライガーデン作りに失敗しないためのポイント
ドライガーデンを作るには、水はけのよい土を使うことが大切だ。多湿な環境の日本ではとくに、水はけのよさが重要なポイントとなる。全体の6割程度に赤玉土を使い、腐葉土と軽石を2割ずつ使うのがおすすめだ。また植物は背の低いものを手前に、高いものを奥に植えよう。あとは雰囲気に合う岩や砂利を飾るのもよい。
結論
紹介できたのはごく一例だが、このように乾燥に強い植物は意外と多い。お気に入りの植物を組み合わせて、オシャレでオリジナリティあふれるドライガーデンを作ってみてはいかがだろうか?庭の日当たりが今ひとつという場合は、日陰で育つ植物を選ぶなど工夫しよう。