1. ヒーターとストーブの違いとは?
ヒーターとストーブは同じ置き型の暖房器具として混同されやすいが、実は別物だ。その違いは暖める方法に関係している。
ヒーターは温風や放熱で暖める
ヒーターは、温風を送ったり熱を放出したりすることで間接的に暖める器具を指す。たとえば温風で暖めるファンヒーター、オイルの熱で暖めるオイルヒーター、ハロゲンランプから放出される赤外線によって暖めるハロゲンヒーターなどがある。ファンヒーターは温風を出すため部屋を全体的に暖められるが、ハロゲンヒーターは周囲をじんわり暖めるのに適し、部屋全体を暖かくするのには向かない。
ストーブは燃料を燃やした熱で暖める
一方ストーブは石油やガスといった燃料を燃やし、その熱で直接的に暖める器具を指す。たとえば石油ストーブは灯油を燃焼させて炎を出し、その熱でまわりを暖める仕組みだ。
ヒーターとストーブには上記のような違いがあるとはいえ、ヒーターのことをストーブと称する場合もあるなど、混同されるケースも多い。たとえば、いわゆる「電気ストーブ」は電気を使っており、燃料を燃やしていない。そのためストーブと呼ばれながら、厳密にはヒーターの一種といえる。
ヒーターとストーブには上記のような違いがあるとはいえ、ヒーターのことをストーブと称する場合もあるなど、混同されるケースも多い。たとえば、いわゆる「電気ストーブ」は電気を使っており、燃料を燃やしていない。そのためストーブと呼ばれながら、厳密にはヒーターの一種といえる。
2. コスパがいいのはどれ?ヒーターやストーブの電気代や燃費とは?
暖房を使うと電気代が高くなるとお悩みの方も多いだろう。ヒーターやストーブにもさまざまな種類があり、それによって電気代や燃費が異なってくる。
ここでは、コスパがいい暖房器具はどのタイプか解説しよう。10畳用以下のヒーターやストーブを例に、1時間にかかる電気代を比較していく。しかし消費電力は機種によって大きく異なるうえ、とくにガスを使う器具はお使いのガスのタイプによっても電気代が変わる。そのためあくまで目安として見てほしい。
ここでは、コスパがいい暖房器具はどのタイプか解説しよう。10畳用以下のヒーターやストーブを例に、1時間にかかる電気代を比較していく。しかし消費電力は機種によって大きく異なるうえ、とくにガスを使う器具はお使いのガスのタイプによっても電気代が変わる。そのためあくまで目安として見てほしい。
ヒーターの電気代目安
- セラミックファンヒーター......1時間あたり約27円
- ガスファンヒーター......1時間あたり約11円(ガス代含む)
- オイルヒーター......1時間あたり約32円
- ハロゲンヒーター......1時間あたり約27円
- カーボンヒーター......1時間あたり約21円
ストーブの灯油代・ガス代目安
- 石油ストーブ......1時間あたり約18円
- ガスストーブ......1時間あたり約40円
コスパがいい暖房器具は?
電気代と燃料代が安くて部屋を効率的に暖められるのは、ガスファンヒーターだろう。また燃料代が安く、部屋全体を効率よく暖めてくれる石油ストーブもおすすめだ。
3. 暖房に欠かせないヒーターやストーブのおすすめ3選
コスパがいいと紹介したガスファンヒーターと石油ストーブ、そして速暖性に優れたセラミックファンヒーターから、おすすめの暖房器具を1台ずつピックアップする。
リンナイ「A-styleシリーズ」
部屋をすばやく暖める機能や、特定の場所のみを効率的に暖める機能付きのガスファンヒーター。空気を浄化するプラズマクラスターも搭載している。
コロナ「ポータブル石油ストーブ SXシリーズ」
ポータブルかつ電源不要で使える石油ストーブだ。強力な遠赤外線を放出することでパワフルに暖める。気になる灯油のにおいを抑えてくれる消臭機能付きだ。
シャープ「プラズマクラスター電気暖房機 HX-L120」
加湿もできるセラミックファンヒーター。部屋を暖めるだけでなく湿度も上げることで、体感温度を上昇させてくれる。設定温度が低くても暖かく感じやすく、エコな運転が可能だ。
結論
ヒーターやストーブをはじめ、エアコンやホットカーペット、こたつなど冬に役立つ暖房器具は多種多様だ。それぞれシーンによって向き・不向きがあるため、どういった使い方をしたいかを念頭に置き、ご家庭に合った暖房器具を使おう。