2021年10月20日目次
1. ヒーターアタッチメントとはどんなアイテム？
まずはヒーターアタッチメントの基礎知識を紹介しよう。仕組みや原理、魅力を詳しく解説する。
冬場のキャンプや釣りで重宝する暖房器具のひとつ
ヒーターアタッチメントとは、バーナーの上に載せて遠赤外線で暖をとる器具のことである。効率よく空間を暖められるという特徴があり、冬場のキャンプや釣りのとき活躍するだろう。一般的なキャンプ用の暖房と比較してコンパクトで持ち運びがしやすく、邪魔になりにくいのが魅力だ。
ヒーターアタッチメントの仕組み・原理について
ヒーターアタッチメントをバーナーの上にセットして蓄熱することで、遠赤外線が放出される。遠赤外線とは波長が長い赤外線。体の表面で吸収された遠赤外線は熱エネルギーに変わり、その熱が血液などを通して内側まで届くため体の芯まで温まるのだ。また、遠赤外線の暖房は空間の上部と下部に温度差が発生しにくい特徴があるため、空間を快適に保ちやすい。
ヒーターアタッチメントの魅力とは？
テント内などで暖かく過ごせるのが魅力だ。軽量で小さくシングルバーナーがあれば使えるため、荷物をあまり増やしたくない方におすすめだ。さらに、ヒーターアタッチメントがあれば、暖をとりながらお湯を沸かしたり料理をしたりできる。遠赤外線は食材の中までしっかり加熱できるので、美味しく仕上がるだろう。
2. ヒーターアタッチメントの使い方はいたってシンプル！
ヒーターアタッチメントの使い方は簡単だ。基本的な知識として覚えておこう。
バーナーの上に置くだけ
ヒーターアタッチメントは対応しているバーナーの上に置くことで、遠赤外線で熱を放出する仕組みになっている。調理をするときは、ヒーターアタッチメントの上に鍋やフライパンを乗せよう。なお、アルミ板などを後ろに立てかけて輻射熱を反射させれば暖房効率があがるので、ぜひ試してみてほしい。
3. ヒーターアタッチメントを使う上での注意点！爆発することがある？
ヒーターアタッチメントを安全に使うためのポイントを紹介しよう。あらかじめ6つの注意点をチェックしておくと安心だ。
ガス缶の爆発には要注意
ヒーターアタッチメントを長時間使用すると、ガス缶自体が熱くなり爆発する可能性がある。長時間の使用は避け、ガス缶の過熱を防いでほしい。一定時間がたったときや、その場を離れるときはかならず火を止めよう。また、本体とガス缶とが離れている分離型のバーナーは、一体型よりガス缶が加熱されにくいのでおすすめだ。
一酸化炭素中毒にも気をつける
一酸化炭素中毒を防ぐため、密閉したテント内や室内での使用は避けてほしい。屋外の風通しのよい場所で使うことを心がけよう。テント内などで使用するなら、必ず空気の逃げ道を確保するのがポイント。そのうえで定期的に換気するようにすると、安全に使用できる。
火傷の危険もある
ヒーターアタッチメントは、使用時に本体が高温になる。素手で触ってヤケドしないように十分留意してほしい。触るときは十分に冷めたのを確認してから。誤って倒したり触ったりしないように目に見える位置で使おう。なお、つけ外し用の器具がついたヒーターアタッチメントもあるので、選ぶときの参考にしてほしい。
寝ているときは絶対に使用しない
寝ているときにヒーターアタッチメントを使用すると、ガス缶が爆発したり一酸化炭素中毒になったりするリスクがある。寒い夜でもかならず消してから就寝しよう。もし眠いと感じたときは早めに消すことが重要だ。
設置場所の素材を確認しておく
ヒーターアタッチメントは下部が熱くなるため、燃えやすい素材の上に置くと危険だ。テントの中だと溶けたり火事になったりするリスクがあるので、バーナーシートを敷いてから使ってほしい。また、バーナーが倒れてしまわないように、平らで安定した場所を選ぶとよいだろう。
使用できるガスバーナーを正しく理解しておく
バーナーの種類によっては使えないことがある。商品によって対応するバーナーは違うので、確認しておくことが大事だ。カセットガスコンロやLPガス燃料を使用する器具に使えない商品もあるため、あらかじめ説明書を読んでおこう。バーナーに専用の遮熱板が付属している場合は、取付けてから使ってほしい。
4. おすすめのヒーターアタッチメント3選
おすすめのヒーターアタッチメントを3つに厳選した。それぞれの特徴を紹介するので、選ぶときの参考にしよう。
コールマン「遠赤ヒーターアタッチメント」
家庭用ストーブに使用する「特殊鋼材NCA-1」を使用している。重量は約100gと軽く、持ち運びがしやすいのが魅力だ。ただし、コールマンのガソリンシングルストーブ専用なので、他のバーナーには使用できない。
BRS「遠赤ヒーターアタッチメント」
低価格でヒーターアタッチメントを購入したい方におすすめなアイテムだ。軽量でヒーターアタッチメントとしての機能も十分果たしてくれるので、まずはお試しで購入したいという方は選ぶとよいだろう。
CAMP on PARADE「火輪」
おしゃれなデザインのヒーターアタッチメントはいかがだろうか。内部のコイルが赤く発熱するのが見えるので、より温かさを感じることができるだろう。1つ1つ手作業で作られているヒーターアタッチメントで、さまざまなバーナーに適合するアイテムだ。
5. ヒーターアタッチメントは便利だが危険性も！正しく安全に使おう
ヒーターアタッチメントを使えば、遠赤外線の効果で効率よく暖まる。体の内部から温まり、さらに調理に使えるのが魅力だ。バーナーの上にセットするだけで使用でき、コンパクトなので持ち運びにも困らない。
一方でヒーターアタッチメントには注意点もある。火をつけたまま放置したり、密閉空間で使用したりすると、とても危険だ。火を小まめに消す、換気をするなどの対策をして、ヒーターアタッチメントを安全に使ってほしい。
一方でヒーターアタッチメントには注意点もある。火をつけたまま放置したり、密閉空間で使用したりすると、とても危険だ。火を小まめに消す、換気をするなどの対策をして、ヒーターアタッチメントを安全に使ってほしい。
結論
ヒーターアタッチメントは、冬のキャンプや釣りにおすすめだ。ただし、使い方を間違えると危険なので、基本的な知識をマスターしておこう。長時間の使用は避けて、テントで使うときは空気の逃げ道を作る。また、設置場所の素材や使用できるバーナーを確認しておくことが重要だ。おすすめなヒーターアタッチメントも紹介したので、こちらも併せてチェックしておこう。
