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エアコンの暖房が効かない原因は?効果的な対策とおすすめアイテム

エアコンの暖房が効かない原因は?効果的な対策とおすすめアイテム

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2021年1月 9日

エアコンの電源を入れても暖房が効かないときは、対処すれば直る可能性がある。ただし、部屋が暖まらない原因は複数あり、それぞれ適した方法は違う。この記事ではエアコンの暖房が効かない原因と対策を解説する。エアコンと併せて使いたいおすすめのアイテムも紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。

  

1. エアコンの暖房が効かない原因は?

エアコンの暖房が効かない原因はいくつか考えられる。まずはエアコンの状態をチェックすることで、なぜ効かないのかわかるだろう。

リモコンの設定ミス

エアコンの運転モードを間違っていると暖房は効かなくなる。「冷房」「送風」「ドライ」など、暖房以外のモードになっていないか確認しよう。また、風量が「弱」になっていたり、風向きが上になっていたりする場合でも、エアコンの暖房は効きにくいので確認が必要だ。

障害物

エアコンの吸込口や吹出口の前にカーテンや家具があると、温風が遮られてしまう。さらに部屋の中央に障害物がある場合も同じように、温風が行き渡りにくくなる。また、屋外にある室外機の周囲に物を置いていると、空気の通り道がなくなるので注意しよう。

霜取り運転をしている

エアコンで暖房を使用すると室外機から冷たい風がでる。外気温が低くなると室外機も冷たくなり、空気中の水分が凍りつくことで霜がついてしまう。「霜取り運転」で自動的に霜を取っている間は暖房は効かないが、しばらくすれば正常に作動するため基本的に問題ない。

フィルターの汚れ

エアコンのフィルターにはホコリやゴミがたまるので、定期的な手入れが必要だ。汚れたままだと効率よく空気を取り込めなくなり、温風がでにくくなる。あまりフィルターの掃除をしていない場合は、前面のパネルを開けてエアコンの中をチェックしてみよう。

エアコンの能力不足

エアコンの機種によって対応している部屋の広さは異なる。適していないエアコンを使用すると、パワー不足で暖まるまで時間がかかり、十分な暖房効果を実感できない。自宅で使用しているエアコンが何畳用なのかは、説明書やメーカーのホームページで確認できる。

故障している

エアコンが故障していると、暖房は正常に作動しなくなるので注意が必要だ。メーカーによってサインは異なるので説明書での確認が必要だが、タイマーランプや運転ランプが点滅しているときは不具合が疑われる。また、対処法を試して効果がない場合も故障の可能性があるので、メーカーや購入店に相談してほしい。

2. エアコンの暖房が効かないときの対策

エアコンの暖房が効かないときの対処法を原因別に紹介しよう。トラブルへの対処法として、ぜひ実践してほしい。

設定を変更する

リモコンを確認してエアコンの設定を変更する。暖房にするのはもちろん、設定温度をあげてみるのもよいだろう。また、リモコンの液晶に暖房と表示されていても、エアコン本体のモードが切り替わっていないこともある。切り替えボタンを押して確認してみてほしい。

障害物を取り除く

吹出口や吸込口、部屋の中央にある障害物は、暖房が効かない原因になるので取り除こう。さらに室外機の周囲に物を置かないようにして、雪が積もったときは雪かきをする。部屋の中央にある物が移動できない場合は、サーキュレーターや扇風機で暖かい空気を循環させるのがおすすめだ。

フィルターを掃除する

フィルターを引き出したら、掃除機をつかって付着したホコリを表面から吸い取る。それでも汚れが落ちない場合は、液体中性洗剤をぬるま湯に溶かして裏面から洗おう。水切りしたあとは乾燥させてから取り付けてほしい。

フィルターの取り外し方はエアコンの機種で異なるので、説明書やメーカーのホームページで確認する。自動お掃除機能がついたエアコンなら、そちらを活用してもよいだろう。

エアコンを買い換える

エアコンの能力が不足で暖房が効かないなら、買い替えや増設を検討してほしい。広さにあったエアコンに変更することで、十分な暖房効果を実感できるだろう。鉄筋より木造のほうが気密性や断熱性が低いので、畳数が広いエアコンを使ったほうがいい。

3. エアコンの暖房が効かないときにおすすめのアイテム

能力不足などエアコンがあまり効かないときに併用したい、おすすめのアイテムを紹介する。電気代の節約にもなるので実際に試してみよう。

厚手のカーテンや耐熱シート

窓ガラスは外の気温の影響をうけやすく、エアコンが効かない原因になる。厚手のカーテンや耐熱シートで冷気を防ぐことで、暖房が効きやすくなるだろう。扉の隙間から冷気が入ってくるなら、隙間テープを貼って塞ぐのがおすすめだ。

サーキュレーターや扇風機

暖かい空気は上にたまる性質があるため、下の空間は寒くなりやすい。扇風機やサーキュレーターで風を送れば、たまった暖かい空気が部屋全体に広がる。上に向けることで、効率よく部屋の空気を循環させられるだろう。

こたつなどの暖房器具

エアコンとほかの暖房器具と併用すると暖かく過ごせる。こたつやカーペットなど一部を暖める暖房器具なら、エアコンよりも短時間で効果がでるだろう。体感温度をあげやすく電気代が安いこたつは、エアコンがあまり効かない場合に活用したいアイテムだ。

加湿器や濡れた洗濯物

湿度をあげると体感温度があがるため、エアコンの暖房が効かないときも暖かく感じやすい。エアコンを使うと空気が乾燥しやすいので、加湿器や濡れた洗濯物で適度に湿度をあげよう。ただし、湿度をあげすぎるとカビや結露が発生するので、40~60%くらいになるように調節してほしい。

結論

エアコンの暖房が効かないときはまず原因をチェックする。なぜ効かないのかわかれば、適切な対策がとれるだろう。リモコンの設定を見直したりフィルターを掃除したりすることで、改善するケースは多い。また、耐熱シートやサーキュレーター、こたつをエアコンと併用するのもおすすめだ。冬を暖かく過ごすためにぜひ実践してほしい。
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  • 更新日:

    2021年1月 9日

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