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簡易トイレの凝固剤はどう使う?種類・選び方・使い方・代用品も紹介

簡易トイレの凝固剤はどう使う?種類・選び方・使い方・代用品も紹介

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2021年1月16日

災害時に便利なアイテムといえば、水が止まっても安心な簡易トイレだろう。止むを得ず手作りする場合もあるだろうが、そこに欠かせないのが、排泄物を吸水して固まる凝固剤だ。今回は凝固剤の使い方はもちろん、種類や選び方、捨て方までまとめてご紹介していく。正しい凝固剤の扱い方を覚えて、簡易トイレが必要な時にすぐに動けるよう備えておこう。

  

1. まず簡易トイレと凝固剤の使い方をチェック!

簡易トイレには、自宅や避難所の便器を利用するものと、ダンボール箱やポリバケツを利用するものがある。まずは簡単な簡易トイレの作り方とともに、基本的な凝固剤の使い方と正しい捨て方をおさえておこう。

簡易トイレの作り方

便器を利用する場合は、ポリ袋を二重にして被せ、中に凝固剤を入れるだけで簡易トイレが完成。なんらかの理由で便器が使えない場合には、ダンボール箱またはポリバケツにポリ袋を被せて凝固剤を入れよう。凝固剤は先に入れておく場合とあとから振りかける場合があるので、メーカーの使い方をしっかり確認するのが大切だ。

凝固剤の捨て方

排泄物を含んだ凝固剤は、燃えるゴミとして捨てるのが一般的。ただし、各自治体の規定によるため、自分が住んでいる地域のルールをきちんと確認しておこう。また、災害時はゴミの回収がストップする可能性も大きいので注意しておきたい。

2. 簡易トイレに欠かせない凝固剤の種類と特徴

簡易トイレの作り方と凝固剤の扱い方をおさえたら、目的に合った凝固剤を実際に選んで購入しよう。ここでは凝固剤の種類や成分、吸水量などをまとめて紹介。使用期限なども併せてお伝えしていくので、ぜひ参考にしてもらいたい。

凝固剤の種類

粉末状の凝固剤は、大きく分けて2種類ある。1つ目は、アルミや不織布に入った粉末を袋から出して直接使うタイプ。2つ目は、粉末があらかじめ水溶性の袋に入っており、袋が水分に反応して溶けることで粉末が出てくるタイプ。どちらも凝固剤としての原理は同じなので、簡易トイレの種類や目的に合ったものを選ぼう。

凝固剤の成分

凝固剤の主成分は排泄物の水分を吸水できる吸水ポリマーが一般的。また、メーカーによって抗菌力・消臭力のある成分を配合しているものもあるため、簡易トイレの衛生面や生活環境が気になる方はチェックしておこう。

凝固剤の吸水量

メーカーによって異なるが、だいたい7〜15g程度を1回分として個包装されている場合が多い。成人の一般的な排泄量は1回あたり平均200~300mlなので、その量をカバーできる吸水量のものを選ぶといいだろう。

3. 災害備蓄に!簡易トイレ用凝固剤の選び方

凝固剤の基本知識を身につけたところで、実践的な選び方をご紹介していこう。簡易トイレを作る時の使いやすさだけでなく、使用期限など備蓄品としての視点からもしっかりチェックして、適切なものを選びたい。

備蓄量はどのくらい?

包装タイプや吸水量はもちろん、備蓄品として何回分入っているのかも選び方の重要なポイントだ。災害時は長い間水が止まる可能性もあるので、最低でも7日分の凝固剤を備えておきたい。自分または家族が1日にどのくらいトイレに行くかチェックして、簡易トイレのその他の材料と合わせて回数に見合った容量のものを購入しよう。

使用期限の長いものを選ぶ

凝固剤には使用期限があるため、定期的に買い換える必要がある。買い替えの手間を考えると、なるべく長い期間保存できるものを選ぶのがいいだろう。メーカーによって使用期限は異なるが、だいたい5〜10年程度のものが多い。せっかく簡易トイレを作ったのに凝固剤が使えないということがないように、購入前にしっかりチェックしておこう。

4. 簡易トイレの凝固剤はネコ砂でも代用可能?

最後に、凝固剤の使用期限が切れていたり、購入が間に合わなかった場合の代用品についてご紹介する。簡易トイレには凝固剤以外にも使えるものがいくつかあり、身近にあるものを代用できるので覚えておくといいだろう。

猫砂・ペットシート

ペットの排泄用に作られた猫砂やペットシートも、凝固剤がない場合に活躍してくれる。簡易トイレの中に入れるだけでOKで、メーカーによっては消臭効果がある場合もあり、凝固剤の代用品として覚えておくといいだろう。

新聞紙

吸水成分や抗菌・消臭成分は入っていないものの、身近にあってある程度の量を確保できるものとして新聞紙も有効だ。使う時は細かく破って丸め、簡易トイレに入れればOK。新聞を手に入れる機会があれば、そのまま保管しておこう。

結論

吸水ポリマーを主成分とする凝固剤は、簡易トイレに入れることで排泄物の水分を吸水してくれる。包装タイプや使用期限はメーカーによって異なるので、自分の目的に合ったものを選ぼう。簡易トイレと合わせて、最低でも7日分の備えがあると安心だ。また、凝固剤がない場合には、代用としてペットシートや新聞紙が使用できるのも覚えておくといいだろう。
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  • 更新日:

    2021年1月16日

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