このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
節分の豆まきにはルールがあるの?豆まきの意味と正しい方法とは

節分の豆まきにはルールがあるの?豆まきの意味と正しい方法とは

投稿者:ライター 松岡由佳里 (まつおかゆかり)

2021年1月30日

子どもが小さい家庭では、節分に豆まきを恒例としていることも多いだろう。節分に豆をまく意味は何だろう。古くから豆まきには、人々の切なる願いが込められていることをご存じだろうか。節分の豆まきの由来や意味、豆まきの正しいやり方を再認識することで、ひと味違った節分を家族で楽しんでみよう。

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

1. なぜ豆まきするの?節分の意味や由来

節分に豆をまく行事は意外と古く、平安時代にさかのぼるという。これだけ長く伝承されてきた節分の豆まきには、どのような意味が込められてきたのだろう。

節分とは

節分といえば、今や「立春」の前日というイメージで2月3日を指すのではないだろうか。実は、節分の本来の意味は「季節の節目」を意味し、春夏秋冬のそれぞれ節分がある。それが立春、立夏、立秋、立冬だ。

この4つの節分の中で、立春だけが節分として残っているわけがある。それは、立春は旧暦でいうところの新年であり、その1日前の節分は今でいうところの大みそかにあたるからだ。

大みそかは、新年を迎えるための大切な1日。すべての穢れを清めて、新しい年を迎えたい。厄や災難をお祓いするために特別な行事が行われ、それが豆まきだった。

豆まきのルーツとは

年越しにあたる大みそか、つまり節分の夜は1年の中でも「陰」から「陽」へと最も変わる日とされていた。このような不安定な日には、普段は鳴りを潜めている鬼や魔物が出やすいとされてきた。豆まきは、それらの目に見えない厄災、鬼を追い払うための行事なのだ。

豆まきの行事は、中国から伝来したもので「追儺(ついな)」と呼ばれた。平安時代には、鬼払いの役人が弓で鬼を追い払っていたが、広範囲に鬼を追い払うため豆をまくようになったといわれている。もともと宮中の行事であったが、社寺でも「豆打ち」が行われるようになり、次第に庶民にも行事として定着するようになっていった。

2. 節分で豆まきに使う豆は?

節分でまく豆は、どのような効力があるのだろう。また、地域によっては大豆ではなく落花生をまくところもある。

節分にまく豆が「大豆」のわけとは

節分の豆まきの初期には、大豆だけでなく「米」「麦」「粟」「炭」なども使われていた。大豆が豆まきの主役になったのは、厄落としだけでなく、病除けのまじないにも多く使われてきたことに関連する。

米も神事ではよく奉納される霊力のある穀物だが、豆の方がぶつけたときの音も大きく、鬼を退治するのにはうってつけだったのかもしれない。また、魔の目(魔目=豆)にぶつければ、魔を滅ぼす(魔滅=豆)ことができるという説もある。昔の人々は「言霊」を信じていたので、豆まきを重要視したのだろう。

落花生をまく地域も

節分に落花生を豆まきする地域もある。北海道や東北、信越などの雪深い地域と九州の鹿児島県、宮崎県だ。北海道で落花生を豆まきに使い始めたのは昭和30~40年代といわれている。雪深い地域で雪の上にまかれた大豆を拾うのはひと苦労だ。そのため落花生になったという説もある。九州に関しては、落花生の産地だからといわれているが、現在落花生生産第1位の千葉県では、豆まきは大豆になっている。

3. 節分の正しい豆まきのやり方

節分の豆まきは、各家庭でのやり方があるだろう。小さな子どもがいる家庭では「お父さん鬼」がいて、子どもたちが鬼に向かって豆を投げるやり方が多いのかもしれない。それはそれで、和気あいあいとしていていいものだが、正式な節分の豆まきも覚えておこう。

豆まきのルール

節分に豆をまく人は、正式には「家長」「年男」「年女」「厄年の人」と決められている。また、鬼は夜に現れるとされているため、豆をまく時間は20時~22時頃を目安にするといい。

まく豆は、升に入れて神棚に供える。升に入れることで豆にパワーが「ますますアップする」とされるからだ。神棚がない家では、目線よりも高い場所に白い紙を敷いてお供えしよう。

豆まきの手順

  • 玄関やベランダ、窓などをすべて開ける
  • 玄関から各部屋を回り、出入り口のところで「鬼は外、福は内」と2回繰り返しながら豆まきをする。
  • 鬼が再び入ってこないように、また福を逃がさないように、豆まきが終わったら、すぐに戸締まりをする。
  • 豆まきが終わったら、家族全員で豆を食べる。一般的には、年齢にひとつ加えた数だけ食べるのが習わしになっている。

結論

節分と豆まきの由来や意味を知れば、この古くからの伝統行事がいかに大切にされてきたのかが分かるだろう。毎年豆まきをする方も、しばらく豆まきをしていなかった方も、コロナウイルスという鬼が大暴れしている現在、いつも以上に気合を入れて豆まきをしたいものだ。
  • 更新日:

    2021年1月30日

  

おすすめ記事おすすめ記事

    ページトップへ ページトップへ