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節分の意味や由来は?子どもにも伝えていきたい日本の伝統行事

節分の意味や由来は?子どもにも伝えていきたい日本の伝統行事

投稿者:ライター 松岡由佳里 (まつおかゆかり)

2021年1月28日

「鬼は外、福は内」と豆をまいたり、恵方巻を食べたり、節分行事を恒例としている家庭も多いだろう。その由来や意味を知っているだろうか。節分は、昔から人々の厄払いの願いがこもった伝統行事だった。豆まきにも恵方巻にも、そして柊イワシを飾ることにもそれぞれ、重要な意味がある。節分の由来を子どもにも説明して、今年の節分はひと味違った季節感を味わおう。

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1. 節分の由来や意味とは?

節分を祝う行事はとても古く、そのルーツは平安時代だといわれている。節分の主役でもある鬼にも由来や意味がある。「鬼滅の刃」ブームもあり、子どもも興味津々で耳を傾けるかもしれない。

節分の鬼って?

頭に角、そして大きな牙というのが鬼のイメージだ。病気や災害などをもたらすものとして恐れられてきた。日本には古くから「鬼門(きもん)」というものが存在し、方位は北東とされた。鬼が出るのはいつも北東で、これは十二支に当てはめると「丑寅」の方向だ。牛(丑)には角が、トラ(寅)には牙があることから節分の鬼の由来となり、現在のイメージを作り上げているとされている。

節分の始まりは?

節分の由来は、平安時代の宮中行事だ。「追儺(ついな)」といわれる行事で、12月の大晦日に行われた。鬼は疫病を象徴した忌み嫌われるもので、それを弓矢で追い払うことで疫病の流行を封じ込めたとされる。

節分の日はいつ?

実は、もともと節分は1年に4回ある。節分とは季節と季節の境目を意味するため、本来は「立春」「立夏」「立秋」「立冬」すべての前日が節分だ。その中でも立春の節分の行事が今に残ったのには、理由がある。

立春は農作業の始まりの目安になる。さらに、旧暦では立春がほぼ新年の始まりに当たるため、立春前日の節分はすたれずに受け継がれてきた。農耕民族の日本人ならでは行事といえる。

ちなみに、2021年の節分は2月2日だ。ずっと2月3日が続いていたが、1984年2月4日以来37年ぶりに変動する。そして2月2日となるのは1897年以来124年ぶりのこととなる。

2. 節分に豆まきをする由来や意味とは?

節分の伝統行事として今に伝わる豆まきには、どのような意味があるのだろう。豆まきの由来を知っておくと豆をまくときにも気合が入るのではないだろうか。

ルーツは豆打ち

節分の由来である追儺では、行事のひとつに「豆打ち」があった。これが庶民に広がり、豆をまくようになったとされている。

病気を癒すパワーを人々は感じ、大豆には魔除けの霊力があったと信じられていた。さらに、魔を滅する(魔滅=まめ)に通じるものとして節分に豆をまいたという由来もある。

大豆は畑の肉といわれるくらい高たんぱくで栄養価も高いため、食べることで免疫力を高める効果もあったのかもしれない。

なぜ大豆は炒られているのか

節分に使われる大豆は、なぜ炒られているのだろう。これは食べるためではない。ある伝説が由来となって、必ず炒った大豆にすることになっている。

昔、人を食べる鬼がいて人々を苦しめていた。そこで、神様が鬼に炒った豆を手渡して「この豆から芽が出たら人を食らってもいい。しかし芽が出なかったら、人を食らってはならない」と約束させた。鬼はせっせと畑に豆をまいたが、炒った豆は芽を出すことはなかった。それ以降、鬼は人を食らうことはなくなった。だから、節分の豆まきにまく豆は、必ず炒ったものでなければならないのだ。

3. 節分に恵方巻きを食べる由来や意味とは?

節分が近づくと、コンビニやスーパーでも恵方巻の予約が盛んにおこなわれる。毎年の恒例になっている方も多いのではないだろうか。節分に恵方巻を食べる由来や意味にはどのようなものがあるのだろう。

恵方巻の由来

恵方巻の由来はそれほど古くはない。発祥は大阪の花街だといわれている。もともと大阪には「恵方参り」といった習慣があった。江戸時代から明治にかけて「丸かぶり寿司」「太巻き寿司」が流行となり、恵方とが重なり恵方巻の由来となった。この習慣は一時の流行で終わってしまう。しかし、近年コンビニが恵方巻として大々的にPRをして、人々の関心を集め、今のように節分といえば恵方巻というイベントになっているのだ。

恵方巻の食べ方

恵方巻は、その年の幸運の神様がいる方向を向いて食べるのがルールだ。さらに「無言」「切らずに一本で」というルールが加わる。無言で食べるのは、ただひたすら集中して願い事をするためだ。そして一本のままというのは、運や縁が切れないためだといわれている。

4. 節分にイワシを飾る由来や意味とは?

節分には、豆まきや恵方巻のほかに柊(ひいらぎ)イワシを飾る習慣がある。恵方巻に比べて最近はすたれてしまったが、地方ではまだまだ根強い習慣が残っている。節分にイワシを飾る由来や意味はどのようなものがあるのだろうか。

鬼が嫌がる柊イワシ

古来から日本では「とがっているもの」や「臭いもの」は厄除けの効果があるとされ、柊イワシの由来にもなっている。節分で、家の玄関などに柊とイワシを飾る習慣のある地域は多い。その由来は、柊は葉にトゲがあり、イワシは鬼の苦手な臭いを発するからだといわれている。このふたつの魔除けの力で邪気の象徴である鬼を家の中に入れないようにしている。

結論

子どもが小さいときに盛り上がる行事が節分。鬼に向かって「鬼は外、福は内」と叫ぶ由来を知れば、伝統行事として今に残る意味がわかるのではないだろうか。コロナという疫病にさらされている今、節分の由来や意味を家族で改めて考えてみよう。「疫病退散」にそれぞれの思いを込めて子どもと一緒に「鬼は外!」と思いっきり叫んでみよう。
  • 更新日:

    2021年1月28日

  

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