1. 暖房とエアコンの電気代ってどれくらい?
まずは暖房とエアコンの電気代の違いを確認しよう。電気ストーブなどの暖房器具とエアコンの1ヶ月にかかる電気代を紹介する。電気ストーブは数種類に分けられるが、その中で主な2つを取り上げる。
電気ストーブ(石英菅ニクロム線ヒーター)
石英管で覆われたニクロム線は、主に昔ながらの四角型の電気ストーブに使われている。500〜1000W程度のものが多く、1時間あたりの電気代は、13円〜27円が目安だ。1日8時間使用した場合、電気代は104〜216円になる。1ヶ月(30日)使い続けた場合だと3,120〜6,480円ほどだ。
電気ストーブ(カーボンヒーター)
カーボンヒーターは、300W〜900W程度のタイプが多く、1時間あたりの電気代は、8〜24円が目安だ。1日8時間使用した場合、電気代は64〜192円になる。1ヶ月(30日)使い続けた場合だと1,920〜5,760円ほどだ。
セラミックファンヒーター
セラミックファンヒーターは、1100W/1200Wのもので、1時間あたりの電気代は、30〜32円が目安だ。1日8時間使用した場合、電気代は240〜256円になる。1ヶ月(30日)使用し続けた場合だと7,200〜7,680円ほどだ。
こたつ
こたつは暖房器具の中でも経済的で、1時間あたりの電気代は、2〜4円が目安だ。1日8時間使用した場合、電気代は16〜32円になる。1ヶ月(30日)使用し続けた場合だと480〜960円ほどだ。
エアコン
エアコン暖房は設定温度や気温によって変わってくるが、8〜10畳向きで、1時間あたりの電気代は、3〜54円が目安だ。1日8時間使用した場合、電気代は24〜432円になる。1ヶ月(30日)使用し続けた場合だと720〜12,960円ほどだ。
2. 暖房とエアコンの電気代を比較!
上記で説明した電気代の1時間あたりを比較してみよう。
1時間あたりの電気代の目安
・電気ストーブ(石英菅ヒーター) 13〜27円
・電気ストーブ(カーボンヒーター) 8〜24円
・セラミックファンヒーター 30〜32円
・こたつ 2〜4円
・エアコン 3〜54円
1時間あたりの電気代はエアコンがもっとも高い(54円)ことが分かる。しかし、これは最大消費電力での運転を想定した場合だ。エアコンは、部屋を設定温度まで暖めたあとは、消費電力を下げて運転するため電気代を抑えられる。電気式暖房で、同じ広さの部屋を暖めようとすると、最大消費電力での運転時間が長くなり、その分、電気代は高くなってしまうのだ。
どの暖房を使うかは、部屋の広さによって使い分けることが重要である。自分の周りや短時間だけ暖める場合などは、エアコンを使うより消費電力の少ない電気ストーブやヒーター、自分の体を暖めたい場合はこたつを使ったほうが、電気代を安く抑えることができるだろう。目的に合わせて暖房を使い分けよう。
1時間あたりの電気代の目安
・電気ストーブ(石英菅ヒーター) 13〜27円
・電気ストーブ(カーボンヒーター) 8〜24円
・セラミックファンヒーター 30〜32円
・こたつ 2〜4円
・エアコン 3〜54円
1時間あたりの電気代はエアコンがもっとも高い(54円)ことが分かる。しかし、これは最大消費電力での運転を想定した場合だ。エアコンは、部屋を設定温度まで暖めたあとは、消費電力を下げて運転するため電気代を抑えられる。電気式暖房で、同じ広さの部屋を暖めようとすると、最大消費電力での運転時間が長くなり、その分、電気代は高くなってしまうのだ。
どの暖房を使うかは、部屋の広さによって使い分けることが重要である。自分の周りや短時間だけ暖める場合などは、エアコンを使うより消費電力の少ない電気ストーブやヒーター、自分の体を暖めたい場合はこたつを使ったほうが、電気代を安く抑えることができるだろう。目的に合わせて暖房を使い分けよう。
3. エアコンの暖房と冷房の電気代を比較!
暖房でも冷房でも電気代がかかるエアコンだが、暖房と冷房では運転環境も真逆のため電気代も変わってくる。果たして電気代が高いのはどちらだろうか。最後にエアコンの暖房と冷房の電気代を比較しよう。
夏冬の電気代を比較
一般家庭での電気代平均では、1人から5人までどの人数の世帯でも、夏季(7~9月)より冬季(1~3月)の方が高いという調査結果がある。照明をつける時間の長さや洗濯回数の違いもあるが、エアコンの電気代の違いが大きな要因のひとつだと考えられる。
エアコンの電気代の差は?
エアコンは冷房より暖房のほうが電気代が高くなる。理由は、設定温度と室内温度の差が冬場のほうが広がり、多くの電力を消費するからである。
たとえば夏の場合、気温が33℃で冷房の温度を28℃に設定すると、エアコンは温度を5℃下げることになる。一方、冬の場合は、気温が5℃で暖房の温度を20℃に設定すると、温度を15℃上げることになる。冬は夏以上に温度を変化させなければいけないので、消費電力も多くなり電気代が高くなるのだ。
たとえば夏の場合、気温が33℃で冷房の温度を28℃に設定すると、エアコンは温度を5℃下げることになる。一方、冬の場合は、気温が5℃で暖房の温度を20℃に設定すると、温度を15℃上げることになる。冬は夏以上に温度を変化させなければいけないので、消費電力も多くなり電気代が高くなるのだ。
結論
暖房器具とエアコンの電気代を解説した。暖房の電気代は気温や設定温度など使用する環境、世帯数によっても大きく変わってくるため、どれが良いか悪いか一概にはいえない。環境や目的に合った最適な暖房器具を選ぶことが、電気代を抑えるうえで大切なのだ。自分の生活スタイルに合った方法で効率的に部屋を暖めよう。