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余寒見舞いの書き方や文例が知りたい!出す時期はいつまで?

余寒見舞いの書き方や文例が知りたい!出す時期はいつまで?

投稿者:ライター 松本マユ (まつもとまゆ)

鉛筆アイコン 2021年1月29日

年賀状や寒中見舞いのはがきが出せなかったときは、「余寒見舞い」を送って自分の近況を報告するのがおすすめだ。この記事では余寒見舞いとはどういったものか、寒中見舞いとは何が違うのか、いつまでに出すのかを解説する。さらに余寒見舞いを書くうえでのポイントや注意点、文例も紹介しよう。

  

1. 「余寒見舞い」と「寒中見舞い」の違いは?

余寒見舞いや寒中見舞いは、寒さが続く時期に送って近況を報告する挨拶状を指す。そもそも余寒とは、立春が過ぎても(つまり暦の上では春になっても)なお残っている寒さのことだ。立秋後の「残暑」に対する言葉と考えるとイメージしやすいかもしれない。

余寒見舞いは、年始明けの1月8日ごろから送られる寒中見舞いより遅い時期に出される。忙しくてつい寒中見舞いを出し忘れたという方は、立春を過ぎてもまだ寒い時期に余寒見舞いを送ってみよう。

余寒見舞いはいつまでに出す?

余寒の時期は、厳密にいつまでとは決められていない。一般的に余寒見舞いを出す時期は、2月3日ごろにあたる立春から2月末までとされることが多い。しかし3月になっても寒い地方宛てであれば、3月上旬までに届くよう出せばいいだろう。

余寒見舞いは喪中の場合にも送れる

余寒見舞いや寒中見舞いは、自分が喪中で年賀状を出せなかったときや、喪中の相手に年始の挨拶をしたいときにも送れる。また、相手が喪中であることを知らず年賀状を出してしまった場合に、お悔やみとお詫びを伝えるのにも役立つのだ。

2. 「余寒見舞い」の基本の書き方とポイント

余寒見舞いに書く内容は、余寒見舞いの挨拶、先方の状況を尋ねる言葉、自身の近況を伝える言葉が主となる。また、年賀状を出しそびれた場合は年始の挨拶が遅れたことをお詫びしたり、相手が喪中の場合はお悔やみの言葉を添えたりしよう。以下の構成をベースに内容を組み立てて、書き出しの言葉も参考にしてほしい。

書き方の基本構成

1.余寒見舞いの挨拶、時候の挨拶
2.先方の状況を尋ねる言葉
3.自身の近況を伝える言葉
4.締めの言葉
5.日付

書き出しの言葉

書き出しには余寒見舞いの挨拶や時候の挨拶を取り入れよう。たとえば「余寒お見舞い申し上げます」や「余寒お伺い申し上げます」といった挨拶で始めるといい。続けて「立春といえども毎日寒い日が続いておりますが~」「暦の上では春とはいえ寒さが続いておりますが~」などのように、寒さに関するひとことを添えたい。「桜の季節が待ち遠しいですね」などと、春を待ち望む言葉を付け加えるのもおすすめだ。

3. 「余寒見舞い」の文例1:季節の便りとして

ここでは、季節の便りとして余寒見舞いを出す場合の文例を紹介する。以下の文例を参考に、自分の近況報告や相手へのひとことをアレンジして余寒見舞いを書いてみよう。
なお、余寒見舞いや年賀状など季節の挨拶状では、本来は句読点を使用しないのが慣例だ。最近はあまり気にしない方も多いが、マナーを意識して送りたい場合は句読点を使わずに書くといい。その代わり、うまく改行したりスペースを空けたりしながら書こう。

季節の便りとしての文例

余寒お見舞い申し上げます
立春を過ぎてもなお寒い日が続いており
桜の季節が待ち遠しいものですね
皆様いかがお過ごしでしょうか
私たちはおかげさまで元気に暮らしております
まだしばらくは寒さが続くとのことですので
お風邪など引かれないようにくれぐれもご自愛ください
令和◯年◯月

4. 「余寒見舞い」の文例2:喪中だった場合

喪中で年賀状を受け取った、相手の喪中で年賀状を出せなかったなどの場合は、次のような文面の余寒見舞いを送るといいだろう。以下では自分が喪中の場合の余寒見舞いと、喪中の相手に送る余寒見舞いの文例を紹介する。

自分が喪中の場合の文例

余寒お見舞い申し上げます
暦の上では春とはいえ寒さが続いておりますが
皆様いかがお過ごしでしょうか
実は昨年◯月に◯◯(続柄)を亡くし 新年のご挨拶を控えさせていただきました
欠礼のお知らせが行き届かず ご挨拶が今頃になってしまい
大変失礼をいたしました
余寒も厳しいようですのでお体を大切にお過ごしくださいませ
令和◯年◯月

相手が喪中の場合の文例

余寒お見舞い申し上げます
ご服喪中のことと 年始のごあいさつは遠慮させていただきましたが
いかがお過ごしでしょうか
皆様におかれましては さぞかしお力落としのことと思いますが
どうぞお気をしっかりとお持ちください
例年より厳しい寒さが続いております
どうぞお風邪など引かれないようご自愛ください
令和◯年◯月

結論

余寒見舞いは、立春を過ぎてから2月下旬・3月上旬ごろまでに送るものだ。紹介した文例を参考に、新年度に向けての引っ越しや進路の報告、年賀状へのお礼など、個々の事情に合わせたひとことを添えて余寒見舞いを送ってみるといいだろう。
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  • 更新日:

    2021年1月29日

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