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歯ブラシとタフトの違いとは?製品ごとの特徴と使い方を解説!

歯ブラシとタフトの違いとは?製品ごとの特徴と使い方を解説!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2021年1月27日

口腔内の健康を保つために、私たちの生活に欠かせない歯ブラシ。さまざまな種類、特徴の歯ブラシが各メーカーから販売されているが、「タフト」との違いをご存知だろうか。歯ブラシとタフトの違い、製品ごとの特徴と使い方を解説していく。

  

1. タフトとは?市販の歯ブラシとの違いは?

tuft(タフト)は、株式会社オーラルケアの登録商標である。他社でも、ヘッドが小さく、毛先が一束のタフトブラシなどを販売しているが、ここでは一般的な歯ブラシと、オーラルケアのタフトの違いについて解説していこう。

タフトは毛先をなめらかにカットしてあるため、歯や歯茎を傷つけにくい仕様になっている。毛先の高さもフラットなため、歯に対して毛先が均一にあたり、汚れをしっかりと落とすことが可能だ。さらに、虫歯や歯周病の原因となるプラーク(歯垢)を取り除くためには、歯ブラシのコシが重要となる。コシとは、歯ブラシの毛先がしなり戻ってくる力のことで、性質として、水分を含むと弱くなってしまう。しかし、タフトの毛先に使用されているのは、水はけがよく、耐久性も高い「PBT素材」。そのため、強いコシを保つことができ、プラークをしっかり取り除けるのだ。加えて、タフトは一般的な歯ブラシと比較すると、より多くの毛が植毛されている。毛束の密度が高く、しなやかな動きで、汚れをスムーズに落としてくれるのだ。

2. 理想の歯ブラシ「タフト」の選び方

一口にタフトといっても、いくつかの種類がある。口腔内の状態や症状、磨き癖、ブラッシング圧、治療の進行具合などにあわせて選べるようになっているのだ。ここからは、タフトの種類ごとに特徴を解説していく。

タフト24

最も一般的で人気が高い、3列ブラシの「タフト24」。タフト24には6種類の固さがある。歯肉が健康かつ頑固なプラークがある方向けのMH。歯肉が健康かつネバネバしたプラークがある方向けのM。歯肉が健康かつ固めの歯ブラシが好きな方向けのMS。歯肉が健康かつブラッシング圧が強い方向けのS。動的治療中(矯正)、歯根が露出している、歯肉が健康な方向けのSS。重度知覚過敏や、抜歯、手術などで歯肉がデリケートな状態、歯肉が健康な方向けのESSだ。最も固いのはMH(ミディアムハード)で、最も柔らかいのがESS(エクストラ スーパー ソフト)となっている。

タフト20

「タフト20」は小児用の3列歯ブラシ。乳歯から永久歯へと生え変わる混合歯列期は、歯の大きさや形が異なるため、複雑な歯並びになる。タフト20は、乳歯にも永久歯にも対応できる小さなヘッドで、すみずみまでキレイに磨くことが可能だ。タフト20にも、口腔内の状態などにあわせて種類がある。噛み癖のある子どもや、プラークがネバネバしている子ども向けのMと、萌出(歯が生えること)してまもない歯がある子ども向けのPSの2種類だ。

しかし、大人であっても口が小さいことで、一般的な歯ブラシのヘッドの大きさでは、口腔内でブラシを動かしづらい場合がある。歯ブラシで磨きづらさを感じている方もいるのではないだろうか。そんな方には、「オトナタフト20」がおすすめだ。オトナタフト20は、人気の高いタフト24を、口や手が小さい方でも使用しやすいよう改良したもの。歯肉が健康な方向けのSと、歯肉がデリケートで摩耗が心配、ブラッシングの圧が強い方向けのSSの2種類から選べる。

タフト17

小児用の3列歯ブラシ「タフト17」。子どもがはじめて使う歯ブラシとして、小さな手で握りやすく、乳歯の隙間に毛先が入りやすいように作られているのが特徴だ。噛み癖のある子どもや、プラークがネバネバしている子ども向けのMと、萌出したばかりの歯がある子ども向けのPSの2種類から選べる。

マミー17

「マミー17」は、仕上げ磨きのための小児用歯ブラシ。まだ一人ではキレイに歯を磨けない子どもは、大人がしっかりと仕上げ磨きをする必要がある。磨き残しや細かいところまでスムーズに磨けるよう配慮されているのが、マミー17の特徴だ。プラークがべったりしている子ども向けのM、萌出したばかりの歯がある子ども向けのSが販売されている。

タフト12

歯列矯正などにより矯正装置が入った口腔内でも、すみずみまで磨ける「タフト12」。3列ブラシでは磨きづらい場所も、2列ブラシならではのスリムな横幅でスムーズに磨ける。歯肉が健康かつ、頑固なプラークがある方向けのH。歯肉が健康かつ、固めの歯ブラシが好きな方向けのM。歯肉が健康な方向けのS。歯肉の炎症がある、動的治療による痛みがある方向けのSSから選べる。

インターブレイス

矯正装置を使用している方向けの「インターブレイス」。ブラケット周りにも毛先が届きやすく、複雑な部分も無理なく磨ける仕様になっている。これから矯正を始める方や、ブラケット周りにプラークが溜まっている方、矯正治療にストレスを感じ始めている方におすすめだ。

3. 歯科医おすすめの歯ブラシ「タフト」の使い方

歯磨きでは、プラークをしっかりと取り除くことが重要になる。舌でさわるとザラザラした感覚があれば、プラークがついている証拠だ。プラークは水に溶けにくいため、うがいをしただけでは取り除けない。虫歯や歯周病の原因になるため、歯磨きをしてしっかり落とす必要があるのだ。タフトを使う際は、毛先を歯の面に対して直角にあてて磨こう。歯と歯茎の境目は、45°の角度で小刻みに磨くことで、歯周病予防に繋がる。さらに、磨く際は力を入れ過ぎてはいけない。歯や歯茎を傷つけ、摩耗させてしまうことがあるからだ。タフトの毛先が広がらない程度の力を目安に磨くとよいだろう。小刻みにブラシを動かしながら、1~2本ずつ磨いていく。歯並びの問題で歯ブラシがあてにくい部分は縦に歯ブラシを動かし、背が低い歯は斜め横から磨くなど、工夫をするのも大切だ。毛先が一束になっているタフトブラシであれば、鉛筆のように持つペングリップで持つことが推奨されている。一般的な歯ブラシでは届きにくい、磨きにくい場所や、プラークが残っている場所にあて、軽い力で磨こう。

結論

私たちの生活になくてはならない歯ブラシ。中でもタフトは、人それぞれ異なる口腔環境や、治療の進行具合、歯磨きの際の癖やブラッシング圧などにあわせ、さまざまな種類が用意されている。自身に適したものを選び、口の健康を保っていこう。
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  • 更新日:

    2021年1月27日

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