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振袖姿で成人式会場を歩く新成人のイメージ写真

「成人の日」はいつ?1月15日だった理由と変わった背景も解説!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2022年10月 4日

成人の日がいつか、ふと迷ってしまうことはないだろうか?1月15日で慣れている方は、今の成人の日がいつおこなわれるのか、なぜコロコロ変わるのかといった疑問もお持ちだろう。本稿では成人の日がいつなのかについて詳しく解説するとともに、変更になった背景や、18歳で成人式に参加するのかどうかといった疑問についてもお答えする。

  

1. 「成人の日」はいつ?

スーツ姿の新成人のイメージ写真
成人の日は新成人にとって一生に一度の大切な日だ。毎年変わるため「いつだったか」忘れてしまうという方もいるだろう。

現在は「1月第2月曜日」

2000年より、成人の日は毎年「1月の第2月曜日」となった。2022年であれば1月10日、2023年であれば1月9日が成人の日である。

1999年までは「1月15日」だった

1999年まで、成人の日といえば1月15日で固定されていた。このため、2000年以前に成人を迎えた方はとくに「成人の日がいつだったか」を忘れたり混乱したりしてしまいがちだ。

2. かつての成人の日が「1月15日」だった理由

1月15日に丸印が付けられたカレンダーの写真
なぜ成人の日は1月15日から1月第2月曜日へと変わったのだろうか?まずは1月15日だった理由から見ていこう。

「元服の儀」に由来する

成人の日が1月15日になったのは、公家や武家で執りおこなわれていた男性の成人式「元服の儀」に由来する。元服の儀は新年最初の満月の日に催されていたのだが、旧暦では月の満ち欠けを基準に1カ月を定めていた。
月の最初の日が新月となり、約15日かけて満月になることから毎月15日前後は満月だった。新年最初の満月、つまり旧暦の1月15日前後が元服の儀であったことから、1948年に施行された国民の祝日に関する法律により1月15日が成人の日と定められたのだ。

3. 現在の成人の日が「1月第2月曜日」になった理由

ご祝儀袋の写真
現在では1月第2月曜日が成人の日である。したがって「いつなのか」は年によって変動する。 成人の日が1月第2月曜日に変わった背景には「国民の祝日に関する法律」が改正されて2000年に導入された「ハッピーマンデー制度」が大きく関わっている。

ハッピーマンデー制度とは?

ハッピーマンデー制度は、固定されていた祝日を一部月曜日に移動させ「3連休」を作る制度だ。同制度により成人の日が1月15日から第2月曜日に移ったため、成人の日がいつに当たるかは毎年変動することとなった。海の日や敬老の日も同様に、別の日へと移動した。

4. そもそも成人の日とはいつ頃から始まったのか?

成人式会場と新成人の写真
成人の日に関するちょっとした豆知識も紹介しよう。

成人の日はいつ始まった?

成人の日がいつ始まったのかというと、戦後まもない1949年からである。1948年に施行された「国民の祝日に関する法律」により成人の日が定められ、翌1949年1月15日が最初の成人の日となった。内閣府によると、成人の日は「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」(※1)日とされる。

成人式の始まりは埼玉県蕨市の「成年式」

成人式のもととなったのは、1946年に埼玉県蕨市で開催された「青年祭」の催しのひとつ「成年式」とされている。戦後の混乱のさなか、蕨市では若者たちを励まそうと青年祭を企画した。
その幕開けに開催された成年式ではさまざまな催しがおこなわれ、お汁粉や芋菓子がふるまわれるなどして若者から喜ばれた。やがて成年式が全国に広まり、国が成人の日を制定するに至ったとされている。

5. 18歳が成人の日に参加するのはいつどのタイミング?

18歳の誕生日を祝う「18」のろうそくなどの写真
民法改正にともない、2022年4月から成人年齢が18歳に引き下げられた。成人の日を祝う年齢も18歳に変わるのか?成人式はいつおこなわれるのか?といった疑問が出てくるが、どうなのだろうか?

多くの自治体で成人式の対象は20歳のママ

成人式をいつおこなうかについては、法律などで定められているわけではなく、自治体の判断に任されている。18歳の1月といえば進学や就職などで忙しい時期である。このため、2023年以降も成人式は「20歳を対象」に開催すると表明している自治体が多い。
今後も、従来通り20歳で参加するケースが主流になるかもしれない。とはいえ自治体の判断なので、2022年4月以降に成人を迎える方やご両親は、各自治体の動向に注目しておこう。

結論

かつて1月15日だった成人の日だが、現在は1月第2月曜日である。新成人にとって一生に一度の晴れの日は、きっと思い出深く残ることだろう。2022年から成人年齢が変わったこともあり、いつ成人式に出ればよいか迷うこともあるかもしれない。各自治体の正式な発表を待ち「その日」を迎えてほしい。
(参考文献)
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  • 公開日:

    2021年2月10日

  • 更新日:

    2022年10月 4日

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