1. ストーブファンとは?
まずはストーブファンの基礎知識を説明しよう。使用方法やおすすめの使い方を紹介する。
石油ストーブや薪ストーブの上にのせて使うアイテム
ストーブファンとは、石油ストーブや薪ストーブなどの上に設置するファンのことで、小さい扇風機のような形をしている。電気がなくても使えるため、電池やコンセントが不要なのが特徴。ストーブで温めた空気をストーブファンで循環させれば、効率的に空間を暖められるのだ。サイズやデザインが豊富で、いろいろなタイプの商品がある。
秋冬のキャンプなどにとくにおすすめ
ストーブだけだと温かい空気は全体に行き渡らない。そんなときはストーブファンがおすすめだ。自宅はもちろん、ストーブファンは秋冬のキャンプでも活躍する。テント内を空気が循環するので、冷えやすい足元までしっかり暖かくなるのが魅力だ。
2. ストーブファンの原理・仕組みについて
ストーブファンがなぜ電気がなくても動くのか、詳しい原理を解説する。温かい空気が広がる仕組みと併せてチェックしよう。
電源不要で動く原理
その原理はとてもシンプルで、ストーブが発する熱で発電し、モーターが回っている。これは「ゼーベック効果」と呼ばれる原理で、2つの違う金属の接合部分に異なる温度を与えて発電する仕組みだ。そのため、天板が熱を発しない暖房器具だとストーブファンは動かない。電源を必要としないことから「エコファン」とも呼ばれている。
温かい空気が循環する仕組み
温かい空気は軽く、上にたまりやすい性質がある。「頭は熱いが足元は寒い」という現象が起きるのはそのせいだ。しかし、ファンが回転すれば、上にたまりやすい温かい空気が風に乗って前方に広がる。
温かい空気を周囲へ送り出せるため、ストーブのみを使うよりも素早く暖まれるのだ。サーキュレーターや扇風機でも同じ効果が期待できるが、風が強いと寒い思いをする可能性がある。そのため専用のストーブファンを使うのがおすすめだ。
温かい空気を周囲へ送り出せるため、ストーブのみを使うよりも素早く暖まれるのだ。サーキュレーターや扇風機でも同じ効果が期待できるが、風が強いと寒い思いをする可能性がある。そのため専用のストーブファンを使うのがおすすめだ。
3. ストーブファンの効果とは?
ストーブファンはどのような効果があるのだろうか。置き方による効果の違いも確認しておこう。
ストーブファンで得られる効果
ストーブファンが温かい空気を循環させて、短い時間で空間をムラなく暖められる。ストーブの火力をあげなくても暖かく感じるため、暖房効率アップが期待できるのがメリットだ。電力も不要なので、電気代や燃料代の節約にもつながるだろう。
効果は置き方で変わる?
ストーブファンの使い方はストーブの上に置くだけだ。効果が変わる可能性はあるため、パッケージや取説などに書かれている置き方を守って正しく使用しよう。また、天板のフチを避ける、通風孔を塞がないなど、商品によって注意点があるので、併せてチェックしてほしい。
4. ストーブファンを選ぶ際のチェックポイント
ストーブファンを選ぶときのポイントをまとめた。最適な商品を選ぶために、ぜひ確認してほしい。
稼働温度と限界温度
ストーブファンには稼働温度・限界温度が設定されている。稼働温度が低いほど素早くファンが回り始め、限界温度が高いほど高温に耐えられるのだ。素早く暖めたいなら、稼働温度が低いストーブファンが使いやすい。
限界温度を超すとストーブファンが故障する恐れがあるため、温度計などで温度管理を必ず行おう。温度計が付属されているものだと安心である。ファンが速く回るときは温度が高い、遅く回るときは温度が低いことも一緒に覚えておこう。
限界温度を超すとストーブファンが故障する恐れがあるため、温度計などで温度管理を必ず行おう。温度計が付属されているものだと安心である。ファンが速く回るときは温度が高い、遅く回るときは温度が低いことも一緒に覚えておこう。
デザインとサイズ
ストーブファンのデザインはさまざまで、ブラックやシルバーのカラーがあったり、ファンの枚数が違ったりする。好みで選ぶのもよいが、商品によってサイズが異なるため、使用するストーブのサイズも一緒に考えて選ぼう。
一般的にファンが大きく枚数が多いほどパワーが強いとされる。ただし、サイズが小さいストーブを使用するなら、安全に置けるコンパクトなタイプを選ぼう。キャンプなどのアウトドアで使う場合、持ち運びしやすいかどうかも重要だ。
一般的にファンが大きく枚数が多いほどパワーが強いとされる。ただし、サイズが小さいストーブを使用するなら、安全に置けるコンパクトなタイプを選ぼう。キャンプなどのアウトドアで使う場合、持ち運びしやすいかどうかも重要だ。
5. ストーブファンのおすすめ5選と持ち運び用のケースを紹介!
ストーブファンのおすすめを5つ紹介する。アウトドアで活躍する、持ち運び用ケースと併せてチェックしよう。
万事商社「ストーブファン」
耐久性と耐熱性に優れたアルマイト製のストーブファンだ。温度計付きで使いやすく、さらに静音性に優れているのが特徴。ファンが5枚なので効率よく暖められる。
HONMA(ホンマ製作所) 「ガード付ストーブファン HL-800G」
ファンにガードがついているため怪我をしにくい。コンパクトで軽量なストーブファンなので持ち運びがしやすく、アウトドア用にもおすすめだ。
Aonbys「ストーブファン」
サーモメーターがついており、ストーブファンの温度がひと目で確認できる。温度の上がりすぎを防止する仕組みになっているため、安全に使用できるだろう。ファンが5枚のタイプなのでパワーも十分だ。
カフラモ「エコファン エアーマックス」
高温のストーブに対応したストーブファンだ。作動温度は85〜345度なので高温にも耐えられる。フィンは2枚だがサイズが大きいため風量が多く、温かい空気が循環しやすい。
Signstek「エコストーブファン」
長寿命の日本製モーターを使用しており、静音性に優れている。コンパクトなタイプなので、小さなストーブにも置きやすい。50度から稼働するため部屋やテントが素早く暖まる。
キャンバス「エコファンケース CEV1785」
ストーブファンの持ち運びにおすすめな専用ケースだ。ワンタッチバックルで固定できるので、ファンを傷める心配が少ない。底部分が防水加工されているため、汚れてもサッと拭き取れる。
6. 秋冬キャンプにおすすめのストーブファン、新商品をチェックしておこう
ストーブファンは空間を効率よく暖められるアイテムだ。熱でフィンが動く仕組みになっており、温かい空気を循環させられる。ストーブファンは電気が不要なので節約にもおすすめだ。
また、秋冬のキャンプに持っていけばテントで暖かく過ごせる。全体が均等に暖まるので、足元だけ冷える心配がない。ストーブファンはいろいろな商品が登場しているため、ぜひ新商品をチェックしてみよう。
また、秋冬のキャンプに持っていけばテントで暖かく過ごせる。全体が均等に暖まるので、足元だけ冷える心配がない。ストーブファンはいろいろな商品が登場しているため、ぜひ新商品をチェックしてみよう。
結論
ストーブファンのモーターは熱で作動する。ストーブの上に乗せるだけで使えるので、部屋を効率よく暖めたいときや、秋冬のキャンプでぜひ活用してほしい。選ぶときは稼働温度、限界温度、デザイン、サイズをチェックする。温度計がついているタイプなら、より使いやすいだろう。おすすめのストーブファンも紹介したので、ぜひ参考にしてほしい。