1. 低コストで省エネ!?電気あんかのメリットは?

電気あんかは、ほかの暖房器具よりも低コストで使用できる。就寝時に使う湯たんぽや電気毛布と消費電力を比較してみよう。
電気あんか
電気あんかは、シンプルなタイプであれば1,000円台から購入できる。コンパクトなものが多く、消費電力も少なくて済むのでエコだ。製品によって異なるが、消費電力は15~60Wのものが多い。
電気代は1kWhあたり27円(出典※1)なので、消費電力15Wの電気あんかは「15W×27円÷1000=0.405円」となり、1時間当たり0.4円の電気代がかかることになる。もし、1日あたり5時間電気あんかを使うなら、1日にかかる電気代は2円だ。
電気代は1kWhあたり27円(出典※1)なので、消費電力15Wの電気あんかは「15W×27円÷1000=0.405円」となり、1時間当たり0.4円の電気代がかかることになる。もし、1日あたり5時間電気あんかを使うなら、1日にかかる電気代は2円だ。
湯たんぽ
湯たんぽも本体は1,000円未満で購入できる。だが、電気あんかと同じようにランニングコストを計算すると、意外とコストがかかることがわかる。
15℃の水2Lを都市ガスで沸騰させるとき、かかるガス代は約2円だ。もし、プロパンガスなら水2Lを沸かすコストは約16~21円である。これに水道代もかかるので、注意しよう。
15℃の水2Lを都市ガスで沸騰させるとき、かかるガス代は約2円だ。もし、プロパンガスなら水2Lを沸かすコストは約16~21円である。これに水道代もかかるので、注意しよう。
電気毛布
電気毛布は、安価なものだと約2,000円で購入できるが、中には高級素材を使った1万円を超えるものもある。
気になる消費電力は、温度調節を「強」に設定すると約30W、「弱」だと約3Wだ。電気あんかと同じように電気代を計算すると、強で使用するときは「30W×27円÷1000=0.81円」となる。弱なら、「3W×27円÷1000=0.081円」だ。1日5時間電気毛布を使うなら、約0.4~4円電気代がかかることになる。
気になる消費電力は、温度調節を「強」に設定すると約30W、「弱」だと約3Wだ。電気あんかと同じように電気代を計算すると、強で使用するときは「30W×27円÷1000=0.81円」となる。弱なら、「3W×27円÷1000=0.081円」だ。1日5時間電気毛布を使うなら、約0.4~4円電気代がかかることになる。
2. タイプ別電気あんかの選び方・使い方

電気あんかは主に4つのタイプに分けられる。それぞれの種類の特徴や選び方を紹介する。
平型タイプ
平型タイプは、電気あんかのなかでは昔からある定番の形である。サイズは小さめでシンプルなので、比較的価格が安い。
山型タイプ
山型タイプも昔からある定番だ。平型よりも高さがあり、布団全体が暖まりやすい。布団の間に空間ができて蒸れにくいため、長年電気あんかを使ってきた方からの根強い人気がある。
大判タイプ
大判タイプは、平型や山型よりもサイズが大きく柔らかいものが多い。暖まりやすく、体に触れたときも快適だ。価格は平型や山型に比べると高価である。
蓄熱タイプ
蓄熱タイプは、事前に充電すればコードレスで利用できる。コンセントの位置を気にせずどこでも使えるので便利だ。就寝時だけでなく、移動中の車などでも使用できる。だが、充電を忘れていると使えないのがデメリットだ。
3. 人気の電気あんか2021冬のおすすめ4選

人気のある電気あんかのなかから、とくに2021年の冬におすすめしたい4つを紹介する。
パナソニック「電気あんかソフト(大形)」
こちらの電気あんかは、大判タイプである。肌触りのよいカバーは取り外せるので、洗濯可能だ。抗菌防臭加工されているので、衛生面が気になる方にとくにおすすめしたい。
テクノス「平形電気あんか」
平形電気あんかは、シンプルな定番タイプだ。温度調節できるのに価格は1,000円台と手頃なので、一度使ってみたいという方の最初の電気あんかとしておすすめする。
広電(KODEN)「電気あんか山形」
山型の電気あんかは、足が蒸れにくいので人気が高い。冬に布団を暖めたいが、暖かすぎると寝汗をかくという方におすすめだ。
NAFUAIR「ソフト電気あんか」
こちらの電気あんかは蓄熱タイプだ。USBプラグで充電できるため、コンセントだけでなく、モバイルバッテリーやカーチャージャーなども使える。マッサージ機能も付いているので、旅行のお供に持っていくのもよいだろう。
4. 電気あんかを使用する際に気を付けること

電気あんかを快適に使用するために、注意したいことがある。よく起きるトラブルは次の3つなので、十分に気をつけて電気あんかを使おう。
低温やけどに気をつける
電気あんかを使っているなかで、最も多く起きるトラブルが低温やけどである。低温やけどは、約45~50℃程度のものに長い時間触れていると起きるものだ。一般的なやけどと異なり、「熱い」と感じにくいため皮膚の深部までやけどになり、重症化することが多い。
就寝中は高温で電気あんかを使わないようにしたりタイマーを使用したりして、長時間電気あんかに触れないように注意をしよう。
就寝中は高温で電気あんかを使わないようにしたりタイマーを使用したりして、長時間電気あんかに触れないように注意をしよう。
コードの取扱いに注意する
長年使っている電気あんかは、コードが劣化して通電したときに発火することがある。きつく折り曲げたり引っ張ったりすると、コードは断線しやすくなる。断線したコードはショートして火災につながることもあるので、コードの取り扱いに注意しよう。
ほかの暖房器具と一緒に使わない
電気あんかを電気毛布などといったほかの暖房器具と一緒に使うと、故障や事故の原因になる。電気あんかを使うときは単独で使うようにしよう。
結論
電気あんかの種類や選び方、2021年におすすめの商品を紹介してきた。電気あんかは安価に購入でき、ランニングコストも安い。就寝時に布団が冷たくてなかなか寝付けないという方は、ぜひ電気あんかの導入をおすすめする。子どもや高齢者が使うときは、とくに低温やけどに気をつけて使う工夫をしよう。