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換気の効果は絶大!カビやウィルス対策に小まめな換気を実践しよう

換気の効果は絶大!カビやウィルス対策に小まめな換気を実践しよう

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2021年2月 8日

部屋の空気をキレイにするには換気が必要だ。汚れた空気を外に排出して新鮮な空気を取り込むことで、さまざまな効果を実感できる。この記事では換気をしたときの効果とメリットについて詳しく解説する。効果を高める換気方法や時間と併せて紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。

  

1. 換気の効果とは?

換気をしない部屋では部屋の空気が汚れるため、さまざまなリスクが発生するだろう。換気で実感できる4つの効果とメリットについて詳しく解説する。

酸素を取り込む

人は1日に28,800回ほど呼吸をするとされている。体重が50kgの人だと、1回あたりの換気量が0.5リットルほどなので、1日に吸う空気の量は14,400リットル(20kg)になる計算だ。最近の住宅は気密性が高く、閉め切った部屋だと二酸化炭素の濃度が高くなりやすい。

また、冬に暖房機器やガスコンロを使うと一酸化炭素が発生して、一酸化炭素中毒になる可能性もあるだろう。新鮮な酸素を換気で取り込むことが、呼吸の維持や健康のために効果的だ。

ハウスダストの排出

ダニの死骸やフン、ほこりやペットの毛、カビなどのハウスダストはたまりやすい。目に見えなくても空気中にただよっており、呼吸をするたびに吸い込んでしまう。

アレルギーや喘息の原因になるハウスダストは、換気をすることで部屋の外に排出できる。また、家具や家の塗料が原因のシックハウス症候群を予防することにもつながるのだ。

湿気対策

調理のときや呼吸のときなど、家の中ではさまざまな水蒸気が発生する。換気をしないと部屋の湿度があがり、カビやダニが発生しやすい環境になるだろう。キッチンや浴室はとくに水気が多いので、換気による湿気対策を徹底してほしい。

さらに冬は外気との温度差があり、結露が発生しやすいので注意が必要だ。たまった水分はカビの原因になり、壁やフローリングが傷む原因になる。カビ菌による健康への悪影響も心配だ。

ウィルスの除去

気温や湿度が下がる冬は感染のリスクが高い。インフルエンザの場合、飛沫に含まれたウィルスは2~3時間室内にとどまるとされる。小まめに換気をすることで、インフルエンザなどのウィルスを家の外に排出することができ、感染防止に高い効果を発揮するだろう。

ただし、冬場の換気は急激な体温低下が心配されるので、換気扇を使ったり暖房を入れたまま換気をしたりといった工夫が必要だ。

2. 部屋の効果的な換気方法

換気の効果は窓の開け方と関係している。効果的に換気をするためのポイントについて説明するので、ぜひ実践してほしい。

窓を2箇所開ける

窓を1箇所だけ開けも十分な換気効果は期待できない。2箇所の窓を開けて空気の流れを作るのがポイントだ。ただし、近い位置にある窓を開けた場合、部屋全体の空気は流れにくい。対角線上にある2つの窓を開けることで通り道ができ、高い換気効果が実感できる。

2箇所ない場合は?

窓が一つしかないときはサーキュレーターや扇風機を使用する。窓とドアを全開にしたら、窓の外に向かって風を流そう。窓がない部屋なら、扇風機やサーキュレーターで開けたドアの外に汚れた空気を排出する。あらかじめ他の部屋のドアや窓を開けて、換気扇をまわしておくのがポイントだ。

機械設備を活用

換気口を開けたりトイレや風呂にある換気扇を回したりして換気をしよう。キッチンにある換気扇は大きく換気の効果が高いので、ぜひ活用してほしい。窓が開けられない時間帯や寒い冬にも使いやすく、常に換気をすることでウィルスの濃度を薄める効果がある。

3. 効果を高める換気時間の目安

換気の効果を高めるには、適切な回数を守ることが重要だ。夏場と冬場に分けて回数と頻度の目安を紹介する。

夏場の換気

夏に換気をする場合、1時間に5分の換気を2回するのが目安になる。湿気が多い時間帯は家の中に入ってきてしまうので、春夏は12時~16時くらいに換気をしよう。花粉症が気になる春は、レースのカーテンを通したり窓の近くに空気清浄機を置いておくと効果的だ。

エアコンを使っているときは熱中症対策として、冷房の温度を少し低めにしてから換気をする。外出から帰ってきたときはエアコンをつける前に換気をして、室温をさげておくのがおすすめだ。

冬場の換気

秋冬も1時間に5分間の換気を2回が目安だが、寒さを感じる場合は短めでも問題ない。冬は風が強く、暖かい室内の空気は冷たい室外に自然と移動するので短時間でも高い効果を実感できる。換気扇も活用しつつ、1時間に3~4分の換気を2回するとよいだろう。

秋冬の換気は12~14時くらいの時間帯がおすすめだ。また、暖房で部屋を暖める前に換気をすると、設定温度との差によってエアコンに負担がかかる。室内を十分に温めてから短い時間で換気をしてほしい。

結論

新鮮な空気を取り込んだり、ハウスダストやウィルスを排出したりと、換気にはさまざまな効果がある。アレルギーやインフルエンザの予防になるため、自分や家族の健康を守ることにもつながるだろう。ただし、正しい換気の方法を知らないと効果が弱くなるので注意が必要だ。窓の開け方や開ける時間をチェックして、適切な換気を実践してほしい。
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  • 更新日:

    2021年2月 8日

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