1. 床暖房の上にカーペットは必要なの?
足元を暖かくできるカーペットだが、床暖房があれば敷かなくても十分に暖かい。敷く必要はあるのか、メリットとデメリットを比較してみよう。
効果が弱くなる?
床暖房は熱伝導や輻射熱で部屋を暖める仕組みだ。床暖房にカーペットを敷いた場合、熱を遮ってしまうため伝わりにくくなる。カーペット以外の敷物や家具でも同様のことがいえるだろう。
床暖房の効率が悪くなり、暖かくしようと設定温度をあげれば光熱費が余計にかかる。効果を優先するなら、カーペットやラグは敷かないほうがよい。
床暖房の効率が悪くなり、暖かくしようと設定温度をあげれば光熱費が余計にかかる。効果を優先するなら、カーペットやラグは敷かないほうがよい。
床の上で快適に過ごせる
カーペットは柔らかく、上に座ったり寝転んだりすると気持ちよく過ごせる。その他にも足音を軽減する、転んだときの衝撃を吸収するといったメリットがある。
また、電気ヒーター式など一部の床暖房は温度が高くなりやすい。カーペットを敷いて熱を下げることで、低温やけどや過剰は発汗などのリスクを減らせる。赤ちゃんやペットがいるご家庭におすすめだ。
また、電気ヒーター式など一部の床暖房は温度が高くなりやすい。カーペットを敷いて熱を下げることで、低温やけどや過剰は発汗などのリスクを減らせる。赤ちゃんやペットがいるご家庭におすすめだ。
2. 床暖房対応カーペットと非対応の違い
カーペットには、床暖房に対応しているタイプとしていないタイプがある。どのような違いがあるのか、詳しく解説しよう。
非対応カーペットを使うと危険?
床暖房非対応のカーペットは耐熱性が低いものが多く、傷んでしまう可能性が高い。さらに熱がこもりやすいため、床材が傷んだり湿気が溜まったりすることがある。そういったトラブルの発生を避けるためにも、非対応のカーペットを使用するのは避けてほしい。
床暖房対応カーペットを選ぼう
床暖房対応のカーペットは熱に強い素材を使っているので、カーペットや床材を傷める心配がない。さらに熱が伝わりやすいため床暖房の暖かさを実感しやすい。ただし、カーペットの使用を禁止している床暖房もあるので、あらかじめ確認しておくと安心だ。
3. 床暖房対応カーペットの上手な選び方
ご自宅にあった使いやすい床暖房対応カーペットを選ぼう。選ぶときのポイントを解説するので、ぜひチェックしてほしい。
サイズと軽さ
小さなサイズのカーペットを選べば、床暖房の熱を遮りにくくなる。部屋全体に敷くのではなく、一部だけにするのがポイントだ。また、カーペットをあげて熱を逃がすことで、熱や湿気が溜まるのを防げる。重さをチェックして軽いタイプを選べば楽に移動できるだろう。
薄手のタイプがおすすめ
厚いカーペットは熱を遮りやすいので薄手のタイプがおすすめだ。温度が低いタイプの床暖房でも、しっかりと効果を実感できるだろう。ただし、薄いカーペットだと床の硬さも伝わりやすいので、座ったり寝転んだりするなら適度な厚みが必要だ。
滑り止め加工
滑り止め加工がないカーペットの場合、上に乗ったときに滑りやすくなる。よく動く小さなお子さんや足もとがふらつきやすいご老人は、転倒のリスクが高くなるので危険だ。安心して使用できる滑り止め加工がついているかを確認しておこう。
清潔に使えるか
ほこりや汚れが付着するカーペットは汚れやすい。洗濯機で丸洗いできるタイプなら、汚れても簡単に洗える。また、抗菌や防ダニといった機能があるカーペットは、赤ちゃんや小さなお子さんのアレルギー対策としておすすめだ。
4. 床暖房対応カーペットのおすすめ4選
床暖房対応のカーペットからおすすめを4つに厳選した。それぞれの特徴について紹介するので、商品選びに迷っている方はチェックしよう。
ニトリ/「折りたたみカーペット(キャニル3J)」
ハサミで簡単に切れるタイプの床暖房対応カーペットだ。使いやすいサイズや形にカットできるので、部屋の広さや家具にピッタリと合わせられる。
アイリスオーヤマ/「スウェットラグSWR-1319」
スウェット素材なのでさわり心地がよく、適度なクッション性がある。洗濯機でまるごと洗えるため、お手入れも簡単だ。吸湿性や防寒性に優れており、オールシーズン使用できるだろう。
サンコー/「ずれないジョイントマット」
枚数や敷き方を自由に変えられる床暖房対応タイルカーペットだ。裏側が吸着するためズレる心配がなく、掃除機もかけやすい。汚れた部分だけ取り外して洗濯機で洗えるのも特徴だ。
ニトリ/「防音性に優れた防炎・抗菌カーペット」
高い弾力性があり防音性能に優れているため、マンションなどの足音対策に役立つ。防炎や抗菌、防ダニといった機能があり、さまざまな用途で活躍するだろう。
結論
床暖房にカーペットを敷けば、硬いフローリングの上でも快適に過ごせる。ただし、熱は伝わりにくくなり、床暖房非対応の商品だとトラブルが発生するリスクが高い。カーペットを選ぶときは、かならず床暖房対応かどうかを確認してほしい。選び方のポイントとおすすめの商品も紹介したので、迷ったときは参考にしよう。