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丹前(たんぜん)の正しい着方とは?褞袍や半纏との違いも解説

丹前(たんぜん)の正しい着方とは?褞袍や半纏との違いも解説

投稿者:ライター 藤田幸恵 (ふじたゆきえ)

2021年2月 5日

エコに寒い冬を乗り切りたいなら、丹前(たんぜん)をおすすめする。丹前は防寒用に作られた和服で、羽織るだけで体が温まるからだ。丹前と同じような防寒着はほかにもいくつかある。丹前の特徴やほかの防寒着との違い、おすすめの使い方についても紹介する。

  
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1. 丹前と褞袍(どてら)、半纏(はんてん)、ちゃんちゃんことの違いは?

丹前は防寒用の和服のことだ。丹前のほかにも、褞袍(どてら)や半纏(はんてん)、ちゃんちゃんこなど、似たような防寒用の和服がある。それぞれの特徴や用途などを詳しく解説する。

丹前

丹前とは、湯上りなどに着用する防寒着のことである。着丈は膝下まであり、布地に綿が入っているため暖かい。浴衣の上から羽織れるように、一般的な着物よりも大きめに作られていて、冬場に温泉旅館などで提供されることが多い。
もともとは、江戸時代に流行した「丹前風呂」に名前の由来があるといわれている。丹前風呂は、湯女と呼ばれる女性が接客する場所で、そこに通う男性たちが湯女に気に入られようと、一風変わった着物をこぞって着た。これが現在の丹前の原型だと考えられている。

褞袍(どてら)

褞袍とは、丹前の関東地方での呼び方である。実は、丹前は関西地方での呼び名で、関東では褞袍という。このため、丹前と褞袍はまったく同じものなのだ。

半纏(はんてん)

半纏は、羽織を簡略化した庶民の着物として江戸時代に登場した。着丈が腰下だということが丹前との大きな違いだ。防寒用は「綿入れ半纏」のことを指すが、背中や襟に家紋を入れた「印半纏(しるしばんてん)」も半纏の一種だ。印半纏は、祭りなどで着る法被(はっぴ)のことである。

ちゃんちゃんこ

ちゃんちゃんこは、半纏に袖が付いていないものを指す。袖がなくて動きやすいため、子どもや高齢者用の商品が多い。還暦のお祝いに着るものも、赤いちゃんちゃんこである。

2. 着る布団!? 防寒着としての丹前の使い方や種類を紹介

丹前を着用するときの正しい使い方を紹介する。

丹前の着方

丹前はただ羽織るだけでなく、しっかり帯を締めて着用するのが一般的だ。丹前単体では着用せず、浴衣や着物の上から丹前を着て帯を締めよう。

着るだけではない丹前の使い方

外出用の防寒具として生まれた丹前だが、東北地方ではかけ布団として使うこともあった。従来の綿入れ丹前は重量があるが、軽い素材でできた「着る毛布」と呼べれるような丹前も人気がある。

3. 丹前はかいまきのように寝具として使うこともある!?

「着る毛布」のような丹前が登場しているが、実際に寝具として使うこともできる。同じように就寝時に着用するかいまきとの違いも解説する。

丹前を寝具にするメリット

丹前は、昔から東北地方ではかけ布団の内側に入れて寝具として使われてきた。丹前を着用して寝ると、肩先や首回りが冷気にさらされることがなくなり、暖かく眠れる。

丹前とかいまきとの違い

地域によっては、かいまきのことを丹前と呼んでいる場合もある。丹前とかいまきは、どちらも着物の形をしていて寝具にもなる。だが、もともと丹前は外に着ていける造りになっており、かいまきは寝具として使う寝巻だ。このため、かいまきは外出時に着ることを考慮していない。

結論

丹前とほかの防寒具との違いや、特徴について解説してきた。丹前は江戸時代に誕生した男性用の防寒着物だ。かつて各家庭に風呂が付いていなかった頃は、寒い季節に丹前を着る方が多かった。現在は軽く羽織れるものも登場しているので、自宅での時間を暖かく過ごすために、丹前を見直してみるのもよいだろう。
  • 更新日:

    2021年2月 5日

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