このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
歯ブラシの種類とは?選び方を特徴ごとに解説!

歯ブラシの種類とは?選び方を特徴ごとに解説!

投稿者:ライター 西村七海 (にしむらななみ)

鉛筆アイコン 2021年2月 6日

歯や口の健康を保つために必須の歯ブラシは、自分にあった種類を選んで使用することが大切だ。歯科医院や店頭、ネットなどでさまざまな種類の歯ブラシが販売されているが、違いはどこにあるのか。この記事では、歯ブラシの種類と選び方を、特徴ごとに解説していく。

  

1. 歯ブラシは種類に応じて選ぶことが大切

毎日の生活になくてならない歯ブラシ。歯と口の健康を保つために重要な役割を果たす必須アイテムではあるが、しっかりと種類を知ったうえで選んでいるだろうか。歯ブラシにはさまざまな種類があるため、口腔内の状態や磨き癖などに応じて、適切なものを選ぶことが大切だ。自分にあった歯ブラシ選びや、正しい磨き方ができていない場合も意外に多い。歯磨き後なのに歯科医院で磨き残しを指摘された経験がある方もいるのではないだろうか。たとえ同じ歯ブラシを使用しても、キレイに磨ける人もいれば、汚れが残ってしまう人もいる。これは、歯並びや矯正装置の有無、磨き癖などが人それぞれ異なるからだ。磨き残しは虫歯や歯周病のリスクも高めてしまう。歯ブラシは適当に選ぶのではなく、人それぞれ、自分にあった種類を選び、虫歯や歯周病を予防しよう。

2. 歯ブラシの毛先の種類と選び方

歯ブラシの毛先に最も使用されるのが、「ラウンド毛」と「テーパード毛」の2種類だ。それぞれ特徴があるため、口腔内の状態はもちろんのこと、使用目的によって使い分けてもよいだろう。続いて、毛先の種類を解説していく。

ラウンド毛

一般的な歯ブラシに使用されている種類が、ラウンド毛だ。毛先が丸く加工されているため、歯茎を傷つけにくくなっている。また、根元から毛先までの太さが均一で、歯に接触する面積が大きく、スムーズに汚れを落とせるのも特徴だ。ただしブラッシング圧が強いと、歯の摩耗や歯茎を傷つけてしまうため、力加減には注意しよう。力加減の適正は、150~200gほどで、キッチンスケールを使って確認するとわかりやすい。もしくは、歯ブラシの毛先が広がらない程度が目安になる。

テーパード毛

テーパード毛は、根元から先端へ向かうにつれて細くなっているのが特徴。毛先が細いぶん、ラウンド毛では磨きにくい部分も、細かく磨くことが可能だ。比較的やわらかめで、歯と歯の間の隙間や歯肉ポケットに入りやすく、歯周病ケアにも適している。

3. 歯ブラシの硬さの種類と選び方

歯ブラシの硬さには、主に「かため・ふつう・やわらかめ」の3種類がある。製品によっては、さらに細かくわかれているものもあるが、市販の歯ブラシはこの3種類が多い。使用感で何気なく選んでしまっている方もいるかもしれないが、硬さの種類も自分に適したものを選ぶのが望ましい。歯茎が弱い、または炎症を起こしている場合は、やわらかめを選ぶのが安心だ。そして、最も一般的で効率よく汚れを落とせるのが、ふつう。基本的には、この2種類のどちらかを選ぶのがよいとされている。かための歯ブラシは、しっかりと汚れが落とせる反面、磨き方によっては歯を摩耗させ、歯周病でなくても歯茎を傷つけやすいからだ。歯質が硬く、歯肉に厚みがあり、出血もしない方で、なおかつやさしく丁寧に磨く技術がなければ適切に使用できないため、あまり推奨されていない。自分の磨き癖や、口腔内の状態にあわせ、やわらかめ、もしくはふつうの2種類から選ぶのが安心といえる。

4. 歯ブラシの種類はまだまだある!

基本的な歯ブラシ以外にも、いろいろな種類が販売されている。メインの歯ブラシとして使用できるものから、普段の歯磨きにプラスして使用することで、より効果を高めることができるものまで、種類も使用方法もさまざまだ。ここからは、基本的な歯ブラシとは違った種類の歯ブラシを、特徴とともに見ていこう。

電動歯ブラシ

電源を入れるだけで自動振動する電動歯ブラシは、自分で手を細かく動かす必要がなく、効率よくスピーディに汚れを落とせるのが利点だ。ただし自動振動によって、磨けていると錯覚してしまい、実は汚れを落としきれていない、ということも起こりうる。電動歯ブラシであっても、しっかりと磨けているかどうかは、通常の歯ブラシと同じく必ず意識しよう。

歯間ブラシ

一般的な歯ブラシでは磨きづらい、歯と歯の間に使用する歯間ブラシ。使用する際は、自分に適したサイズを選ぶのだ大切だ。歯間の隙間にあわないサイズを無理に使うと、歯茎に負担がかかってしまう。さらに、歯の隙間が広がってしまう可能性もある。サイズがわからず不安であれば、歯科医院で相談してから選ぶのもよいだろう。歯間ブラシでは入らないほど狭い部分であれば、フロスの方が適している。無理に隙間にねじ込んだりせず、使いわけてみよう。

タフトブラシ

毛束が一つの細い歯ブラシを、タフトブラシという。基本的な歯ブラシでは磨きにくい、細かい部分を磨く際に活躍する。奥歯や、歯並びが悪くボコボコしている部分、矯正装置の金具のキワも、タフトブラシを使用すると磨きやすいだろう。基本の歯ブラシの後に、さらに仕上げとして使用するのがおすすめだ。

結論

歯ブラシにはさまざまな種類がある。虫歯や歯周病の予防に、より高い効果を得られるよう、しっかりと自分にあったものを選びたい。そのためにも、磨き癖や歯並び、治療の進行具合など、自分の口腔内の状態を知っておくことも大切だ。適した種類の歯ブラシを選び、正しい歯磨きを心掛けていこう。
インフォメーションマークアイコンオリひとを楽しむための注意事項はこちら
  • 更新日:

    2021年2月 6日

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

人気記事一覧

急上昇
週間

新着記事一覧新着記事一覧