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サボテンの肥料の与え方と注意点!おすすめの肥料も紹介

サボテンの肥料の与え方と注意点!おすすめの肥料も紹介

投稿者:ライター 西村七海 (にしむらななみ)

鉛筆アイコン 2021年2月 9日

サボテンは水やりの頻度が少なくて済み、さらに丈夫なため、植物に詳しくない初心者でも育てやすいことで知られる。植物を育てるためには肥料は重要になるが、サボテンにも肥料が必要なのかが気になる方も多いのではないだろうか。そこで、サボテンに肥料が必要になる場合と、与え方や注意点を解説するとともに、おすすめの肥料も紹介していく。

  

1. サボテンに肥料は必要なの?

サボテンは、砂漠や雨の少ない土地で、かつ寒暖差の激しい過酷な環境で育つため、水や栄養を茎や根にためることができる。水やりがほとんどいらず、初心者でも育てやすいといわれるのは、サボテンの生息環境や、その仕組みが理由だ。必要な栄養分も土壌から吸収できるため、肥料も基本的には不要である。肥料がなければ育たない、枯れてしまう、ということもない。ただし、大きく育てたい、鮮やかでキレイな花を咲かせたい場合は、サボテンにも肥料を使う必要がある。

2. サボテンの肥料の与え方とタイミング

サボテンに肥料を与える際は、与え方とタイミングが重要になる。サボテンに向いている肥料は、液体肥料、有機肥料、固形肥料の3種類。肥料の種類によってもタイミングは異なり、いつでもよいというわけではないのだ。

春と秋の生育期

サボテンの多くは、春と秋が生育期にあたる。この時期に、月2~3回を目安として液体肥料を与えるとよい。最初は、規定量より薄めにし、少量ずつ与えるのがポイントだ。

植え替えの時期

サボテンが成長すると植え替えが必要になるため、そのタイミングで、土の中に少量の固形肥料、または有機肥料を混ぜる方法もある。根腐れを防止するために、根から離れた場所に混ぜるのが望ましい。

3. サボテンに肥料を与えるときの注意点

丈夫な植物といわれるサボテンではあるが、その根は非常に繊細だ。肥料が多すぎたり、強すぎたりすると、根腐れする可能性が高い。また、肥料の与えすぎによる「肥料焼け」を引き起こすこともあり、最悪の場合、サボテンが枯れてしまう。

肥料焼けとは?

肥料を過剰に与えることで、土壌の肥料濃度が上がり、濃度バランスが崩れる。バランスが崩れると、土壌を元の状態に戻そうとする働きにより、水分が移動するのだ。その際、サボテンの根から水分が奪われてしまう。その結果としてサボテンが枯れることを、肥料焼けという。肥料を与えたことでサボテンの元気がなくなったと感じる場合は、肥料焼けの可能性がある。土壌の肥料濃度を下げることが主な対処法だ。水を普段の3倍ほどたっぷりと与え、過剰な肥料を流し、様子を見てみよう。または、肥料を混ぜていない新しい土に植え替える方法もある。

4. サボテンにおすすめの肥料5選

コーヒーを淹れたあとの「コーヒーかす」が肥料になる、という情報を目にしたことがあるかもしれない。もし肥料になるのであれば、そのまま土に混ぜればよいのではないかと考えてしまいそうだが、そのまま使用しても肥料にはならない。抽出したことで、栄養分が抜けてしまっているため、メリットがないのだ、むしろそのまま土に混ぜてしまうと、土壌の窒素量が減り、サボテンの生育にもよくない。しかし、コーヒーかすと、腐葉土などのたい肥をバケツに入れ、1日1回混ぜながら約1カ月間発酵させると、肥料として使用できるようになる。コーヒーかすが腐葉土の独特なにおいを抑えてくれるほか、土に必要な微生物の成長を促進し、さらに虫も寄せつけにくいため、室内のサボテンにも使用しやすいだろう。

また、サボテンの肥料はホームセンターや100均でも販売されているため、手軽に購入できる。続いて、市販のおすすめ肥料を紹介していく。

ハイポネックス「マグァンプK」

ハイポネックスジャパンの粒状肥料だ。大粒で約2年、中粒で約1年、効果が持続する。また、生育期の緩効性の追肥としても使用可能であり、その場合は、小粒がおすすめである。

ハイポネックス「ハイポネックス原液」

与えてすぐに効果がでる液体肥料だ。さまざまな植物に使用でき、15種類の栄養素が配合されている。水で薄めて使用するタイプのため、サボテンには規定より薄めた状態から様子を見て与えていこう。

ハイポネックス「キュート サボテン・多肉植物用」

使用量が一目でわかる、目盛り付きの液体肥料だ。サボテンや多肉植物を、鮮やかでキレイに育てるための専用活力液である。

ハイポネックス「ガーデンエッセンス」

土やハイドロ石の上に置くだけで、植物に活力を与えるガーデンエッセンス。酸化チタン配合による光触媒効果で、空気もキレイにしてくれるのが特徴だ。

花ごころ「多肉植物の肥料」

錠剤タイプで扱いやすい、多肉植物の肥料だ。長くゆっくりと肥料の効果が続く緩効性が特徴である。株元から2~3cm離した場所に、鉢植えのサイズに適した規定量の錠剤を置くだけで使用できる。

結論

サボテンは、基本的には肥料がなくても育てられるが、大きく育てたい、キレイで鮮やかな花を咲かせたいときは、肥料を使うとよい。ただし、水や栄養を茎や根にためられるサボテンの性質上、量やタイミングには注意が必要だ。サボテンの種類によって、生育期や水やりの頻度にも違いがあるため、それぞれに適したタイミングで、適量の肥料を与えよう。
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  • 更新日:

    2021年2月 9日

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