1. サボテンは室内でも育てられる?
サボテンは、主に南北アメリカ原産の、多肉植物の一種である。砂漠や雨の少ない乾燥した土地に生息するため、温暖で乾燥した環境を好むイメージがあるが、室内でも育てることは可能だ。さらに、サボテンは虫がつきにくい植物でもある。室内に観葉植物を置きたいが、虫が苦手な方にもおすすめだ。
植物に詳しくなければ見分けづらい観葉植物の中でも、サボテンは種類も見た目も多種多様。丈夫かつ水やりなどの世話も少なくて済むため、育てやすいところも魅力の一つといえる。インテリアとしても人気になり、ホームセンターや100均でも手頃な価格から購入できるため、室内に緑を取り入れたいときは、サボテンを選ぶのもよいだろう。
植物に詳しくなければ見分けづらい観葉植物の中でも、サボテンは種類も見た目も多種多様。丈夫かつ水やりなどの世話も少なくて済むため、育てやすいところも魅力の一つといえる。インテリアとしても人気になり、ホームセンターや100均でも手頃な価格から購入できるため、室内に緑を取り入れたいときは、サボテンを選ぶのもよいだろう。
2. 室内でのサボテンの上手な育て方
サボテンは丈夫で手間もかかりづらい植物ではあるが、そのイメージが先行してしまい、育て方を間違い、枯らしてしまう方も意外に多い。室内でのサボテンの上手な育て方を知っておこう。
置き場所
植物は光合成をして生きている。もちろんサボテンも例外ではないため、日光は不可欠だ。さらにサボテンは湿気が苦手なため、風通しのよい場所が適している。室内での置き場所は、できるだけ日当たりと風通しのよい窓際などが望ましい。しかし直射日光は、葉焼けという、日焼けのような状態を引き起こすこともある。レースカーテンなどで遮光することは忘れないようにしよう。ただし、冬の窓際は冷え込みやすいため、凍ってしまい、サボテンが枯れることもある。天気が悪く、冷え込む日は、窓際から離す方がよいだろう。
室温
サボテンは寒さに弱いイメージがあるかもしれないが、基本的に0度くらいまでは耐えられる。寒さに弱い種類であっても、5度以上であれば冬を越すことは可能だ。しかし、冬の暖房には注意が必要になる。サボテンの多くが、冬のうちに花芽を分化させるため、あまり室内の暖房が効きすぎていると、花つきが悪くなることがあるのだ。
水やり
サボテンは、過酷な環境下に適応して生息するために、根や茎に水を蓄えることができる仕組みになっている。そのため、水をやり過ぎてしまうと、根腐れを引き起こす可能性が高まってしまう。基本的には、土が乾いたときに、鉢底の穴から流れる程度にたっぷりと水やりをしよう。
また、季節ごとにタイミングを変えるとよいとされる。多くのサボテンの育成期である春と秋は、午前中に。夏は昼間の気温で株が蒸れてしまうため、夕方から夜にかけての時間がおすすめだ。冬はほとんどの場合に断水するが、小さい苗は乾燥で枯れてしまうこともある。気温が5度以上あり、土が乾燥していれば、月に1回くらい様子を見ながら水をやるとよいだろう。その場合は、気温ができるだけ高い日の昼間が望ましい。気温が低いときに水をやると、根腐れの可能性が高まってしまうからだ。また、冷水は根を傷つけてしまうこともあるため、15度ほどのぬるめの水を使おう。
また、季節ごとにタイミングを変えるとよいとされる。多くのサボテンの育成期である春と秋は、午前中に。夏は昼間の気温で株が蒸れてしまうため、夕方から夜にかけての時間がおすすめだ。冬はほとんどの場合に断水するが、小さい苗は乾燥で枯れてしまうこともある。気温が5度以上あり、土が乾燥していれば、月に1回くらい様子を見ながら水をやるとよいだろう。その場合は、気温ができるだけ高い日の昼間が望ましい。気温が低いときに水をやると、根腐れの可能性が高まってしまうからだ。また、冷水は根を傷つけてしまうこともあるため、15度ほどのぬるめの水を使おう。
3. 室内でサボテンを育てるときの注意点
室外とは違い、天候や気温を調節できる点において、サボテンの室内栽培はメリットも大きい。ただし、室内で育てる上で注意しておくべき点はある。
日当たり
サボテンは日当たりのよい環境を好む。日陰や日当たりの悪い場所に置くと、日光を求めてサボテンの形が悪くなってしまう可能性があるのだ。室内の日当たりが悪く、日陰になるのであれば、植物専用のLEDライトを使用するとよい。
トゲの硬さと有無
サボテンといえばトゲが印象的な植物だが、トゲがない種類も存在する。室内に置き、世話をする以上、トゲによるけがには注意が必要だ。初めてサボテンを育てる場合や、子ども、ペットがいる家庭には、トゲがやわらかいサボテン、またはトゲのないサボテンが安心といえる。硬いトゲのサボテンは、植え替えや水やりなどの際、けがに注意しよう。
4. 室内用サボテンのおすすめの種類
室内での栽培が適しているサボテンや、育てやすいサボテンを紹介する。大きくなり過ぎて置き場所に困る、といったことがないよう、サボテンのサイズなども含めて選ぶとよいだろう。
緋牡丹(ひぼたん)
緋牡丹は、赤やオレンジ、黄色などの鮮やかなサボテン。単独での生育ができない種類で、ほかのサボテンに接木して育てる。そのため、長期間の栽培が難しく、切り花のように、短期間の美しさを楽しむのに適した種類だ。
金冠竜(きんかんりゅう)
金色のトゲが美しい金冠竜。強刺類とも呼ばれる、長いトゲを持っているサボテンで、寒さにも強く育てやすい種類である。ただし湿気が多い場所に置くと、トゲが汚くなる可能性があるため、室内では風通しに気を付けよう。
墨烏帽子(すみえぼし)
人が両手を挙げてバンザイをしているようなシルエットが特徴的な墨烏帽子。オシャレなカフェなどでも見かける人気のサボテンで、存在感のあるインテリアになってくれるだろう。大きくなると、高さ90cmほどになるため、室内の置き場所はしっかり検討しておきたい。
ヤマカル柱(やまかるちゅう)
トゲがない柱サボテンの、ヤマカル柱。青みのある緑が美しく、大きくなると、真夏の夜に花を咲かせる。上へ上へと伸びていく成長を楽しみたいサボテンだ。丈夫で初心者にも育てやすいが、寒さには弱いため、冬は温度管理に注意しよう。
白鳥(はくちょう)
白くてフワフワとした、繊細なトゲを持つ白鳥。トゲは外に向かって生えているのではなく、サボテンを覆うように生えているため、刺さりづらく安心だ。丸みのあるサボテンが群生する姿がかわいらしく、鮮やかなピンク色の花と、白いトゲとのコントラストも楽しめる。
結論
温暖かつ乾燥した環境を好むイメージがあるサボテンではあるが、室内でも育てることができる。とくに日当たりと風通しには注意し、水やりも適した頻度で行うようにしよう。室内向きのサボテンから、好みの種類を選ぶのもよい。正しい育て方を知り、サボテンの成長を楽しもう。