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歯ブラシのにおいをとる方法は?原因別に適切な対処法をチェック

歯ブラシのにおいをとる方法は?原因別に適切な対処法をチェック

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2021年10月28日

歯ブラシから嫌なにおいがしたらまず原因を特定しよう。においがする不潔な歯ブラシを使い続けることは口臭の原因にもなるため、素早い対処が必要だ。この記事では、歯ブラシからにおいがする原因と対処法について紹介しよう。口の健康を守るためにも、ぜひ参考にしてほしい。

  

1. お口のにおいの原因は歯ブラシにあった

不潔な歯ブラシを使い続けると嫌なにおいの原因になる。どのような悪影響があるのか詳しく解説しよう。

歯ブラシは雑菌だらけ

使用後の歯ブラシには食べカスや1億以上の細菌が付着する。さらに水で濡れた歯ブラシは雑菌が繁殖しやすい状態だ。一日に何度も歯ブラシを使うと乾燥しにくく、衛生的に問題がある。濡れたままの状態で長時間放置することで、雑菌はさらに増殖するだろう。そのまま歯磨きをすれば雑菌を口の中に入れることになり、においなどのトラブルが発生することも考えられる。

歯周病に発展することも

歯ブラシに付着した雑菌は口内環境に悪影響を与える。体調を崩して免疫力が弱くなると歯茎が腫れやすくなり、さらに口内が歯周病になりやすい環境になってしまう。口内トラブルはにおいの原因になるので、原因となる雑菌を増やさないことが重要だ。

2. 歯ブラシの嫌なにおいの原因

歯ブラシからにおいがする2つの原因について紹介しよう。においの原因を特定することで、正しい対策が実践できる。

雑菌が残っている

歯ブラシに付着した食べカスや歯垢、雑菌はにおいの原因になる。洗い方が足りていないと、汚れや雑菌をキレイに流せない。放置して雑菌が増殖すればにおいが発生する可能性は高くなる。

ケースやキャップをすると水分がこもり雑菌の温床になりやすい。また、家族が使っている歯ブラシを一緒に収納すると、雑菌がうつる可能性があるので注意が必要だ。歯ブラシからにおいがしたときは、まず洗い方と保管方法を見直そう。

歯周病によるにおい

歯ブラシを清潔にしていてもにおいがする場合は、歯周病など口のトラブルが原因だ。歯周病になると歯周ポケットの中で歯周病原菌が繁殖する。この歯周病原菌が発生させる「揮発性硫黄化合物」というガスがにおいの元だ。

さらに歯周病が進行すると歯周ポケットで炎症が起こる。膿が発生すればより強烈なにおいになるだろう。口のにおいは自分では気づきにくく、口臭で周囲に迷惑をかけているケースは多い。歯ブラシから嫌なにおいがしときは早めに対処しよう。

3. 歯ブラシのにおいを取る方法

歯ブラシからにおいがしたときに試してほしい対処法を紹介する。口に入れる歯ブラシを清潔に保つためにも、においをとる方法をぜひ実践してほしい。

正しい方法で洗う

歯ブラシを使用したあとは付着した汚れや雑菌を丁寧に洗い流そう。水道から強めに流水を出して長めに洗うのがポイントだ。目視で汚れを確認して、毛に絡まっている場合はキレイに取り除く。植毛部分に入った食べカスは流水では取れにくいので、軽くもみ洗いをしよう。

しっかりと乾燥させる

雑菌が繁殖する原因である水分を残さないことが重要だ。ティッシュを使って歯ブラシを拭いたら、風通しが良い場所で乾燥させよう。キャップやケースに入れると乾燥しにくいので、持ち運びなどに使ったあとはすぐに取り出してほしい。また、1日に何回も歯磨きをすると濡れている時間が長くなる。におい対策には歯ブラシを2本用意して、乾燥させてから使うといった工夫が必要だ。乾燥させるのが難しいなら、歯ブラシ用の除菌器や除菌薬を使う方法もある。

歯ブラシを交換する

歯ブラシを丁寧に洗って乾燥させていても、雑菌をすべて防ぐのは難しい。雑菌のたまった歯ブラシを新品に取り替えることで清潔に使用できるだろう。汚れたり毛先が開いたりしていない場合であっても、1ヶ月に1回の頻度で交換する。ピンクや黒、黄色など毛につく色は雑菌の塊なので、変色したら1ヶ月になる前でもすぐに交換しよう。

歯周病の治療をする

歯周病が疑われるときは歯科医院で受診する。自分で治すのは難しいので、歯科医の指導を受けて歯周病治療をしよう。また、1日に2回歯磨きをする、歯間ブラシを使うといった対処を続ければ、歯周病菌の増殖を抑制する効果が期待できる。歯周病による嫌なにおいを軽減するためにも、毎日のセルフケアを心がけてほしい。

結論

歯ブラシのにおいを防ぐためには毎日の手入れが必要だ。歯ブラシに付着した雑菌はにおいの元になるので、丁寧に洗い流してほしい。洗ったあとに乾燥させる習慣をつけることで雑菌の繁殖を抑えられる。ただし、歯周病が原因でにおいがする場合は、歯科医による治療が必要だ。歯科医の指示に従ってセルフケアをすることで、口臭と歯ブラシのにおいの改善が期待できるだろう。
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  • 公開日:

    2021年2月11日

  • 更新日:

    2021年10月28日

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