このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
サボテンは種から育てられる?種まきの時期とやり方を解説

サボテンは種から育てられる?種まきの時期とやり方を解説

投稿者:ライター 西村七海 (にしむらななみ)

鉛筆アイコン 2021年2月12日

サボテンといえば、園芸店やホームセンター、100均などで、鉢植えされた苗を購入することが多いかもしれない。しかし、サボテンも植物。種から育てることも可能だ。ここでは、サボテンの種の入手方法に加え、種まきの時期とやり方について解説する。

  

1. サボテンは種から育てられる?

サボテンの種は、園芸店、ホームセンターなどの園芸コーナー、インターネットで販売されている。高価なサボテンも、種であれば手頃な価格で入手できることもある。また、すでにサボテンを育てていれば、実から種をとることも可能だ。サボテンの種は、ゴマほどの小さなサイズのため、一つひとつ取り出すのは難しい。サボテンの実をとり、水に浸して、種だけを取り出す方法がよいだろう。種は乾燥させてから使用する。

種から小さな芽が出て、やがてサボテンらしい見た目になり、大きくなっていく、成長過程が見られるのは、植物を育てる醍醐味だ。手間をかけて種から育てれば、愛着もひとしおだろう。しかし、サボテンを種から育てるためには、正しい知識が必要になる。種まきから水やり、植え替えなど、サボテンの種類ごとに適切な管理をしなければならない。

2. サボテンの種まきにおすすめの時期

サボテンの種まきは、20度以上の暖かい気候と、温度差が少ない時期が適しているため、多くのサボテンの生育期でもある春と秋頃がよい。寒い時期に種まきをしても、発芽しにくく温度管理も難しい。ただし、真冬であっても20度以上をキープできる場合、発芽しやすい環境づくりは可能だ。また、春頃に種をまく場合、小さな芽は夏の暑さで枯れてしまうこともある。直射日光を避け、室内の日当たりのよい場所で、しっかりと温度管理をしよう。

3. サボテンの種まきのやり方

サボテンの種まきは、発芽に適した温度を保てる時期を選び、日当たりのよい場所で育てることが重要になる。用意するものは、サボテンの種、清潔な土、鉢(果物のパックなどでも可)、鉢皿(鉢の入るサイズの容器)、ラップ、鉢底石(容器が浅ければ不要)、霧吹きだ。

準備

サボテンの種は細菌に弱く、腐りやすい。カビが生えてしまうこともあるため、種まきの前に水洗いし、消毒しておく。消毒用アルコールをつけた手のひらで優しくもみ洗いするか、ふき取るなどするとよい。洗浄と消毒の際は、種をつぶさないように注意しよう。また、サボテンを育てる土は乾いたものがよいとされるが、種をまく土は全体的に湿らせておく必要がある。

種のまき方

種は土の上に等間隔にまく。土はかぶせず、霧吹きでそっと水を与える。その後、温度と湿度を保つため、鉢に空気穴をあけたラップをかぶせ、腰水をしよう。腰水は、水を張った鉢皿などの容器に、鉢をつけておくこと。そうすることで、鉢底から水を吸収できる。成長したサボテンは水分が多すぎると根腐れするリスクが高まるが、種のうちは、乾燥に注意しなければならない。腰水を切らさない、また、腰水をしない場合は霧吹きで毎日水やりをしよう。

発芽後の管理

発芽後は日当たりのよい場所におき、温度に注意する。20度から30度くらいの温度を保つとよいだろう。また、発芽後は植え替えを行うが、タイミングは人によってさまざまな部分でもある。発芽後すぐに植え替えることもあれば、1年後に植え替えるという意見もあるのだ。サボテンも生き物である以上、成長過程で個体差が出てくる。気温や成長の具合にあわせ、様子を見て植え替えをしよう。

すぐに植え替える場合、発芽後の小さな芽はまだ弱く、腐りやすい。湿気の多い梅雨の時期などは避けるのが望ましい。芽が小さいうちは、水を切らさないように注意しよう。

結論

鉢植えされた苗で販売されているイメージがあるサボテンは、種から育てることも可能だ。しかし、温度管理や水やりなど、正しい知識がなければ発芽しないこともある。サボテンの発芽に適した暖かく、温度差の少ない時期を選び、日当たりや水やりにも気を配りながら育てよう。
インフォメーションマークアイコンオリひとを楽しむための注意事項はこちら
  • 更新日:

    2021年2月12日

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

人気記事一覧

急上昇
週間

新着記事一覧新着記事一覧