目次
1. 専用のミシン台?それともワークテーブル!?

ひと昔前のミシンは、ミシン台と一体になったものがほとんどだった。今はポータブル仕様で持ち運びも便利になり、いろいろな場所でミシンを使うことができる。ただ作業する上でミシンを置く台は必要となる。専用ミシン台のほか、ミシン台兼用としてワークテーブルも人気だ。
本格的にミシンを使うなら専用のミシン台
ミシン専用の台は、できるだけ作業がスムーズに行えるように細部に渡って考え抜かれている。ミシン本体がテーブルに埋め込まれるような構造になっているタイプは、段差のないところに布地を広げて縫製の作業ができる。また、ミシン収納時にはミシン台を広く使えるというものも多い。ミシンの縫製に必要なこまごまとしたアイテムも収納しやすくなっている。
ワークテーブルに比べると値段が高い傾向があるが、ミシンを使う頻度が高い方は専用のミシン台の方が作業効率がいいだろう。
ワークテーブルに比べると値段が高い傾向があるが、ミシンを使う頻度が高い方は専用のミシン台の方が作業効率がいいだろう。
ミシン台以外の用途にも使いたいならワークテーブル
ミシンはときどきは使うけれど、それほど頻繁ではないという方も多いだろう。そのような方にはミシン台だけでなく、アイロンかけ台、PCデスクなどいろいろな使い方ができるワークテーブルをおすすめする。専用のミシン台に比べると、バラエティに富んでおり選びやすい。値段もリーズナブルなものが多いのもうれしい。
2. 我が家にピッタリのミシン台選びのポイント

専用のミシン台やミシン台にも使えるワークテーブルを選ぶときには、いくつか選ぶポイントがある。あとから後悔しないように使いやすいものを選ぶようにしよう。
グラつかない
ミシンの駆動部は上下に動くため、振動はつきものだ。できるだけ振動の少ないミシン台を選ぼう。脚が細くて直立しているタイプはできるだけ避けよう。また、折りたたみになっているワークテーブルは、振動が伝わりやすいので注意が必要だ。
収納力
ミシン作業をするためには、縫い糸や縫い針、ボタンなどいろいろな材料が必要だ。効率のよい作業のためにも収納力の高いミシン台を選ぼう。ミシン台だけでなく、ワークテーブルとして使うときも、収納力があれば机の上はスッキリ整頓できる。
身長に合った高さ
ミシン台を購入するときには、身長に合ったものを選ぼう。高さが合わずに長時間作業を続けていると、肩こりや腰痛に悩まされることになる。ミシン台だけでなく、ワークテーブルも同じように身長に合ったものにしよう。高さが調節できるものも便利だ。
3. ミシン台の簡単DIYとリメイクの際の注意点

限られたスペースにピッタリのミシン台を置くのは、なかなか難しい。それならピッタリサイズを作ってしまえばいい。そこでDIYで定番のカラーボックスを使ってミシン台を作ってみよう。
カラーボックスと天板を使ってミシン台をDIY
カラーボックスは、さまざまなタイプがある。好きなカラーや高さ、扉付きなどをチョイスすることもできる。
作り方は簡単だ。カラーボックスをミシン台の脚とする。カラーボックスを使えば脚兼収納でスペースを最小限に抑えることができる。インテリアに合わせたければ、カラーボックスをペイントしてもいいだろう。あとは、必要に応じた大きさの天板を載せればミシン台の完成だ。
作り方は簡単だ。カラーボックスをミシン台の脚とする。カラーボックスを使えば脚兼収納でスペースを最小限に抑えることができる。インテリアに合わせたければ、カラーボックスをペイントしてもいいだろう。あとは、必要に応じた大きさの天板を載せればミシン台の完成だ。
耐荷重には注意
ミシン台は、載せるミシンの重さに耐えられるだけの強度が必要だ。さらに身体を預けたりすることもあるため、強度には余裕を持たせたい。ミシン台が重い場合には、カラーボックスを2個から3個に増やすなどして耐荷重をアップさせよう。
振動防止に
集合住宅に住んでいると、ミシンの振動音も気になる。ミシン専用台でもワークテーブルでも騒音対策は必要だ。ミシン台を壁から離してセットし、床に防音マットやコルクマットを敷くようにすると防音効果がある。
4. おすすめミシン台&兼用可能なテーブル3選

最後に、使い勝手のよいミシン台や、ほかの用途にも利用しやすい人気商品を3つ紹介する。
ラテシリーズ「折りたたみテーブル式引出し付きミシン台」
扉の中にはミシンやアイロンが収納できる。そのほか引き出しは仕切り付きで、ミシン糸やボビンといった裁縫道具などが整理整頓できる収納力抜群のミシン台だ。天板の後ろにコンセントが付いているので、コードが短い電動ミシンやアイロンでも気にすることなく使うことができる。いろいろな用途に使えるミシン台だ。
LOWYA( ロウヤ) ミシン台
小物や道具をはじめミシンも収納でき、天板は全体を広げると幅が約152cm。使いやすい広さとコンパクトな収納をコンセプトに考え抜かれたミシン台だ。アイロン掛けなどをするのにもピッタリの高さで、裁縫以外にも家事全般に使える。ミシン台の裏側にはタップ収納が付いており、ミシン以外の家電も使えて便利だ。ロックキャスター付きで、家の中の移動も楽にできる使いやすいミシン台だ。
ジューキ「シュプール専用テーブル」
ミシンメーカーJUKI(ジューキ)の職業用ミシン「シュプール」の専用ミシン台だ。ワークテーブルに比べるとミシンの安定感に優れ、作業効率は格段にアップする。手元が広く縫製する布を広げやすいなど、とことんミシンの使い勝手にこだわったミシン台といっていいだろう。JUKIのシュプールを所有し、本格的にミシン作業をする方にはおすすめだ。
結論
ミシン台の選択肢には、専用ミシン台と汎用性のあるワークテーブルがある。ミシンの使用頻度によってどちらを選ぶかを決めるといいだろう。共通した選び方としては「安定感」「身長に合わせた高さ」「収納性」などがポイントとなる。限られたスペースにミシン台を置きたい場合は、DIYという方法もある。カラーボックスを使ったミシン台作りに挑戦してみてはいかがだろう。