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洋室に畳を敷きたい!置き畳を使った和空間作りの基礎知識まとめ

洋室に畳を敷きたい!置き畳を使った和空間作りの基礎知識まとめ

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2021年9月13日

畳には洋室のフローリングと違った魅力がある。洋室の床に畳を敷きたいなら、手軽に使える置き畳(畳マット)がおすすめだ。この記事では、洋室に畳を敷くメリットと置き畳の種類について詳しく解説する。畳コーナーや畳ベッドで作る和空間や、畳グッズを使ったインテリアなど、役立つ知識と併せてまとめた。

  

1. 洋室のフローリングに畳を敷くメリットとは?

まずは洋室に畳を敷くメリットについて説明しよう。畳が持つ3つの効果について詳しく解説する。

断熱性が高い

空気を含む性質がある畳は、洋室のフローリングと比較して断熱性が高い。寒い季節でも足元が冷えにくく、布団を敷いて寝る場合にもおすすめだ。さらにイ草素材の畳には湿度を調整する機能がある。湿度が高い夏には湿気を吸収して、乾燥しがちな冬には放出するので、室内を快適に保てるのがメリットだ。

防音効果がある

空気を含む畳は音を吸収する働きがあるため、物音や足音の軽減が期待できる。小さなお子さんがいるご家庭やマンションの防音対策として有効だ。同じく足音の軽減が可能な厚手のカーペットでは暑さを感じやすいといったデメリットがあるが、畳なら涼しく過ごせるだろう。

快適に過ごせる

適度なクッション性がある畳の上は過ごしやすい。ソファや椅子での暮らしよりも目線が低いため、洋室を広く感じるといったメリットもある。素足で歩いたり寝転んだりしても気持ちよく、家族団らんの場所としてもおすすめだ。小さなお子さんが遊ぶ場所にもなり、お昼寝のスペースとしても活躍するだろう。

2. 置き畳で洋室をおしゃれにイメージチェンジ!

置き畳とは洋室に並べるだけで手軽に設置できるタイプの畳だ。いろいろな種類があるので、それぞれの特徴について解説しよう。

イ草

天然素材である「イ草」を使った畳は吸湿性やクッション性が高く、「フィトンチッド」という芳香成分にはリラックス効果がある。そのほかにも消臭や空気清浄といった作用が期待できる高い機能性が魅力だ。高品質な国産イ草とリーズナブルな外国産イ草の2種類から選ぼう。

和紙織

和紙を織り合わせた和紙織畳は汚れや傷に強い。摩擦や日焼けにも強いため劣化しにくく、お手入れに手間がかからないのがメリットだ。撥水加工をしているタイプなら水に濡れてもシミになりにくい。カラーバリエーションやデザインが豊富なので、洋室インテリアの一部としても活躍する。

ポリプロピレン

ポリプロピレン製の置き畳のメリットはダニやカビが発生しないことだ。汚れや水に強く清潔に保ちやすいため、ペットやお子さんがいるご家庭にもおすすめだ。自由に染色できるのでオシャレな模様が入った置き畳も多く、洋室のインテリアにもスッキリと馴染むだろう。

縁なしの琉球畳とは?

琉球畳は「七島イ(しっとうい)」で作られた畳のことで、一般的な畳と違って縁がない。最近では縁がない畳をまとめて琉球畳と呼ぶケースが多くなっている。同じ色の琉球畳を並べれば境目が目立たないため、よりスッキリとした印象になるだろう。交互に置いて市松模様を作るなど、デザイン性の高さもメリットだ。

3. 畳コーナーや畳ベッドで洋室に和空間をプラス

置き畳は全面に敷く以外の方法でも活用できる。洋室に和空間を作る3つのアイデアを紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。

畳コーナーを作る

洋室の一部だけに置き畳を敷くことで、いろいろな用途に使える畳コーナーになる。フローリングと畳の空間を分割すれば、洋室に素敵な和空間が完成するだろう。ダイニングテーブルで食事をして、畳コーナーでくつろぐなど、洋室の中で和と洋両方の生活スタイルを実現できる。

畳ベッド

床板に畳が使われているタイプのベッドだ。布団の上げ下げが楽になり、床付近にただようハウスダスト対策にもなる。洋室の寝室に置くことで、和モダンな空間を演出できるだろう。ベッドよりも畳で寝たいという方にもおすすめだ。

高床式ユニット畳

高床式ユニットとは高さのある置き畳のことだ。テーブルと組み合わせて椅子のように座る、真ん中を開けて並べて掘りごたつにするなど、さまざまなアイデアが実現できるだろう。中が収納になっている高床式ユニット畳もあり、空間の有効活用ができる。商品によって高さが違うので、用途に合った高床式ユニット畳を選んでほしい。

4. 畳グッズで洋室を和モダンにコーディネート

畳グッズを活用して洋室を和モダンにコーディネートしよう。おすすめの畳グッズを紹介するので、洋室のインテリアにぜひ役立ててほしい。

畳椅子

畳椅子は座面に畳が使われており、洋室に置くだけで和の空間を演出できる。椅子タイプとベンチタイプがあるので、使い方に合ったタイプを選んでほしい。和モダンデザインのテーブルと組み合わせて使うのもおすすめだ。

イ草ラグ

畳と同じ素材であるイ草を使ったラグだ。置き畳と違って軽いため移動しやすく、収納スペースもあまり必要ないだろう。夏の間だけ使ったり、頻繁に洋室の模様替えをしたりしたい方は、ぜひ活用してほしい。

畳小物

畳コースターや置物の台座に使えるミニ畳を、和モダンのコーディネートに活用しよう。インテリアのアクセントとして上手に使いこなしてほしい。い草ラグや置き畳と組み合わせることで、部屋全体を和モダンの雰囲気に変えられる。

結論

床の上でゆっくりとくつろぐ日本人の生活スタイルには、畳が合っている。洋室に畳コーナーを作れば、和と洋の生活スタイルの両方を実現できるだろう。洋室で畳を敷きたいなら、置くだけで使える置き畳を活用してほしい。イ草や和紙織、ポリプロピレンなど、素材によって違いがあるので、購入前にチェックするとよい。畳椅子やイ草ラグなど畳グッズを併せて使って、和モダンな空間を目指すのもおすすめだ。
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  • 公開日:

    2021年2月20日

  • 更新日:

    2021年9月13日

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