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元気に育っているサボテンの写真

サボテンが枯れる原因は?復活させる方法や枯れるのを防ぐ方法を解説

投稿者:ライター 渡辺恵司(わたなべけいじ)

鉛筆アイコン 2021年12月 8日

サボテンは枯れにくい植物ではあるが、環境や栽培方法などによっては枯れる。本稿ではその原因や見た目的にどう変化するのかを解説する。枯れてしまったサボテンを復活させる方法や、枯れるのを防ぐ栽培のポイントについても触れているので、あわせて参考にしてほしい。

  

1. サボテンが枯れる原因

枯れてしまったサボテンの写真
砂漠に堂々と立っているイメージがあるサボテンは「枯れない」と思っている方も多いかもしれない。だが栽培に失敗すれば枯れる。主に次のようなことが原因だ。

水やりの方法を間違えた

【水が足りないと枯れる】

サボテンは乾燥に強い植物である。だがまったく水を与えなければ枯れてしまう。

【水を与えすぎると根腐れする】

反対に水を与えすぎてもNGだ。根腐れを起こして最終的には枯れてしまう。詳しくは後述するが、春と秋の生長期は土が乾いたら水をたっぷり与え、夏と冬の休眠期は3〜4週間に1度水やりをしよう。

土選びに失敗した

【糊付けされた土やカラーサンドは枯れることがある】

サボテンに向いているのは、保水性と排水性を兼ね備えている土である。市販のサボテンのなかには、見た目重視で土の表面に糊が塗られていたり、カラーサンドに植えられていたりするものもある。
糊付けされた土やカラーサンドに植えられたサボテンは、土から水をうまく吸収できずに枯れることがある。長期間サボテンを栽培するなら、サボテン用や多肉植物用の土に植え替えたほうがよいだろう。

置き場所が悪かった

【水はけや風通しが悪いと枯れることがある】

雨水が溜まったり直射日光が当たったりする場所に置くと、サボテンは根腐れを起こしたり枯れたりしてしまう。ちなみに風水では「サボテンは気に対して敏感で、悪い気を吸収すると枯れる」といわれている。実際、風通しの悪い場所に置くとサボテンに害虫などが付いて病気になることがある。直射日光を避け、水はけや風通しのよい場所に置くようにしよう。

2. サボテンが枯れるとどんな状態になる?

株がぶよぶよのサボテンの写真
サボテンが枯れると、見た目的にどう変化するのだろうか。

株が茶色っぽく変色する

サボテンは、枯れると株の色が変わってくる。全体的に茶色っぽくなってきたら枯れ始めているサインなので注意しよう。

株がぶよぶよと柔らかくなる

サボテンの株がぶよぶよと柔らかくなってきた場合も、枯れる前触れと思ってよい。すでに根腐れを起こしており、水を上手に吸収できなくなっていることが考えられる。

3. 枯れたサボテンを復活させる方法はある?

元気に育っているサボテンの写真
サボテンが枯れてしまっても、次のような状態であれば復活させられるかもしれない。

復活させられるサボテンの状態とは?

サボテンが全体的に枯れて変色している場合は復活させるのが難しい。だが一部分のみが枯れている状態であれば、その部分を切り取ることで復活できる可能性が残されている。

根腐れしたサボテンを「胴切り」で復活させる方法

  • サボテンを土から掘り出し、根の状態を確認する
  • 黒や黄に変色した部分は腐敗しているので、すべてはさみで切り落とす
  • カットした部分を日光に30分ほど当てて乾燥させる
  • 断面が完全に乾くまで風通しのよい日陰に放置する
  • 根の断面がしっかり乾燥したことを確認する
  • 断面を下に向けて新聞紙で包み、直射日光の当たらない場所で管理する
  • 根の断面から新しい芽が生えてくるのを確認する
  • 新芽が生えたら、新しい土を準備してサボテンを植える
  • 1週間ほど水やりをせず半日陰に置き、そのあとに水をたっぷり与える

葉焼けしてしまったサボテンを復活させる方法

葉焼けとは、直射日光など強い日差しを浴びたことによって葉が黒や茶などに変色してしまった状態を指す。いわゆる「やけど」のような状態だ。この場合、枯れている(変色している)部分をカットし、市販の殺菌剤を塗ってからよく乾かすことで復活させられる可能性がある。

弱ってきたサボテンを元気にさせる方法

栄養不足などで弱ったサボテンも、放置すると枯れてしまう。速やかにサボテン用または多肉植物用の新しい土に植え替えるとともに、栽培方法や環境について見直してみよう。

サボテンを復活させる際のポイント

サボテンが枯れる原因の多くは根腐れである。根腐れした部分を切り取り、健康な部分のみを植えれば復活させられる可能性が高い。新芽は小さなサボテンで1週間程度、大きなサボテンなら1カ月程度で生えてくるので、こまめに観察しておこう。植え替える際は、水はけのよいサボテン用あるいは多肉植物用の土にすることも忘れないようにしよう。

4. サボテンが枯れるのを防ぐには?正しい栽培方法と適した環境

元気に育っているサボテンの写真
仮に復活させることができても、栽培方法や環境が悪ければまた枯れるおそれがある。サボテンが枯れるのを防ぐためにも、正しい栽培方法や環境を知っておこう。

水は「土が乾いたら与える」が基本

サボテンは、水をまったく与えなくても与えすぎても枯れる。「土が乾いたらたっぷり水を与える」のが基本となるので覚えておこう。

【生長期と休眠期で水の与え方を変える】

またサボテンには生長期と休眠期がある。一般的には春と秋が生長期、夏と冬が休眠期だがサボテンの種類で異なる場合がある。時期に応じた適切な水やりが重要なため、栽培しているサボテンの育て方を確認しておこう。

水はけのよい土を使う

サボテンは水はけのよい土で育てなければ枯れることがある。長い間栽培している場合、土が古くなって水はけが悪くなったり栄養分が抜けたりする。年に1度、新しい土に植え替えることでサボテンが枯れるのを防ごう。

直射日光を避けて風通しのよい場所に置く

サボテンは意外にも直射日光が苦手である。またジメジメした風通しの悪い場所に置いておくと、害虫が発生して根腐れを起こすこともある。風通しがよく、カーテン越しなど適度に日光が当たる場所で栽培するようにしよう。

5. サボテンも枯れる!正しい栽培方法を覚えておこう

元気なサボテンの写真
サボテンは育てやすい植物ではあるが、不死身ではない。水の与え方や栽培環境などによっては弱って枯れてしまうこともある。育てている(またはこれから育てようとしている)サボテンがどこの出身でどういった種類のサボテンなのか、適した栽培環境や水やりなどの方法はなにかなども、よく調べておくことが大切だ。
逆にいえば、そうしたポイントさえ押さえておけば栽培は簡単だし、長く楽しむこともできる。ぜひサボテンを大切に育ててほしい。

結論

サボテンが枯れる原因として多いのが、水やりを間違えたことによる根腐れだ。サボテンは生長期と休眠期によって水の与え方を変える必要がある。変色は枯れ始めているサインであるが、気づいた時点で速やかに対処すれば復活できる可能性もある。毎日観察して変化を敏感にキャッチできるようになっておこう。
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  • 公開日:

    2021年2月18日

  • 更新日:

    2021年12月 8日

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