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サボテンにはなぜトゲがある?安心のトゲなしサボテン3選も紹介!

サボテンにはなぜトゲがある?安心のトゲなしサボテン3選も紹介!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2021年3月13日

多くのサボテンには表面を覆うように無数のトゲが生えている。サボテンの1番の特徴ともいえるトゲだが、なぜ生えているか理由を知っているだろうか?なかには「サボテンはトゲを飛ばす」と聞いたことがある方もいるかもしれない。今回は、観賞用に人気の植物であるサボテンのトゲについて解説する。

  

1. サボテンにトゲがある理由

サボテンには「刺座」と呼ばれる独特な器官があり、そこからトゲが発生する。サボテンのトゲは、実は葉が変化したものであり、バラなどのトゲとはまったくの別物だ。ではなぜサボテンにはトゲが生えているのだろうか?

なぜサボテンにはトゲがあるの?

サボテンにトゲが生えている1番の理由は外敵から身を守るためだといわれている。サボテンは砂漠に自生するが、砂漠には水分が少なく植物も育ちにくい。そんな厳しい環境に適応するため、サボテンは独自の進化をとげ、内部に水や栄養分を貯めておける作りになっている。しかし、サボテンが貯めている水分や栄養は、ほかの生き物にとっても恰好のエサである。自身の内部にある水分や栄養がほかの生き物に食べられるのを防ぐ方法として、トゲが進化したのである。
またほかに、サボテンに生えているトゲには、茎が砂漠の強い日光に直接当たらないようにするという温度調節の役割や、空気中の水分を取り込む働きもある。

2. サボテンはトゲを飛ばす?

「サボテンはトゲを飛ばす」という話を聞いたことがあるかもしれない。その話の由来となるのが「チョヤ」というサボテンだ。このサボテンは実際にトゲを飛ばすわけではないが、ちょっと触れただけでもサボテンの茎の一部がポロッと外れて、触れたものにくっついてしまうという特徴がある。また、トゲが非常に鋭く、一度くっつくと外すのが困難なことから「ジャンピングカクタス」とも呼ばれている。

繁殖のためにトゲを使うサボテン

少しトゲが触れただけで茎の一部分が外れてしまうという特徴は、ジャンピングカクタスの繁殖範囲を拡大させるためだと考えられる。このサボテンは近くを通った動物や人などに付着して移動をともにし、そのうち地面に落ちることになる。地面に落ちたサボテンはその場で新しい根を張り生長を続けるのだ。このように繁殖のためにトゲを使うのも、厳しい環境でサボテンが生き抜くためにとげた進化の1つだろう。

3. トゲなしサボテンもある?

小さい子どもやペットがいる家庭では、サボテンのトゲを触ってしまわないかと心配する方もいる。そんな方におすすめなのが、トゲなしのサボテンだ。最後はサボテンのトゲが心配な方でも育てやすい、おすすめのトゲなしサボテンを紹介する。

烏羽玉

表面はつるつるとしており、かぼちゃのような見た目のサボテン。まるっこい形状のためやわらかい雰囲気があり、薄ピンクの花を咲かせる。寒さには比較的強いが、直射日光に弱いため置き場所を工夫する必要がある。

兜丸

まんじゅうのような丸いフォルムのサボテンで、中心部分に白または黄色の花が咲く。サボテンの肌には星点と呼ばれる白いまだらがあり、個体によって模様が違うのも特徴だ。形状などにもバリエーションが多いため、コレクターからの人気が高く育成を追求している方もいる。

星姫

日本で交配されて誕生したサボテン。ハートのような形状をしており、V字の部分からピンクの花を咲かせる。園芸種として多く生産されており、寄せ植えなどにも広く利用される。園芸店だけでなくホームセンターでも取り扱いが多く、入手しやすいのも魅力だ。

結論

サボテンのトゲには、自身の身を守るためという目的や温度調節の役割がある。一般的なサボテンはトゲを飛ばすことはないが、うっかり触ったりしないように注意が必要だ。サボテンには多くの品種があり、トゲなしのサボテンも存在する。サボテンを生育したいがトゲが気になるという方は、ぜひトゲなしサボテンの栽培にチャレンジしてもらいたい。
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  • 公開日:

    2021年3月12日

  • 更新日:

    2021年3月13日

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