1. カッティングシートでキッチンをDIYリメイク

カッティングシートを活用すれば、キッチンを簡単にリメイクできる。DIYに必要な基礎知識について、詳しく解説しよう。
カッティングシートとは?
カッティングシートは装飾用として使用される塩ビフィルムだ。「中川ケミカル」の商標登録であり、窓ガラスや車の装飾などさまざまな用途に使用できる。多くの種類があるなかでもキッチンで使用するカッティングシートは、「リメイクシート(インテリアシート)」と呼ばれるタイプの商品だ。リメイクシートはさまざまなメーカーから発売されており、100均などでも購入できる。貼って剥がせるので初心者でも使いやすく、塗装するのと違って賃貸でも利用しやすい。
キッチンを簡単リメイク
カッティングシートにはさまざまなカラーやデザインがある。タイル柄や大理石柄など種類が豊富で、キッチンの扉や引き出しに貼ることでイメージをガラリと変えられるだろう。汚れてもすぐ剥がすことができ、また違ったデザインに貼り直すことも可能だ。食器棚などの家具や冷蔵庫などの家電、キッチンカウンターにも貼れるので、キッチンのトータルコーディネートができる。
カッティングシートの選び方
水や火を使用するキッチンに貼るカッティングシートは、選び方が重要だ。シンクの周りに貼るなら防水や防汚、コンロの周りなら耐熱と防炎機能があるタイプを選ぼう。また、デザインの選び方も重要だ。どのようなキッチンにしたいのか、インテリアと合うかなどを十分に考えよう。シンプルなデザインを選べば、広い範囲に貼っても失敗しにくい。派手なデザインは、狭い範囲にアクセントとして使うのがおすすめだ。
2. キッチンでのカッティングシートの貼り方

貼って剥がせるタイプのカッティングシートをキレイに貼るにはコツが必要だ。キッチンに貼るときに必要な道具と正しい方法について、詳しく解説しよう。
必要な道具を揃える
カッティングシートとカットするための「ハサミ」を用意する。貼る場所の寸法を測るための「定規やメジャー」も必要だ。ハサミではなくカッターを使う場合は、テーブルを傷つけないように「カッターマット」を準備しておくと作業がしやすい。
空気を抜くために必要な「スキージー(ヘラ)」があればキレイに仕上がる。また、貼ったあとにはみ出したカッティングシートをカットする際には「金属ヘラ」があると便利だ。余った部分をカットするカッターも用意しておこう。
空気を抜くために必要な「スキージー(ヘラ)」があればキレイに仕上がる。また、貼ったあとにはみ出したカッティングシートをカットする際には「金属ヘラ」があると便利だ。余った部分をカットするカッターも用意しておこう。
カッティングシートの貼り方
カッティングシートを貼りたい場所が汚れている場合は、まずキレイに掃除をする。キッチンのひどい汚れは中性洗剤を使って落として、しっかりと乾拭きをしておこう。カッティングシートを貼るときの手順は以下の通りだ。
- 定規などを使って貼りたい場所の寸法を測る
- 一辺を6~8cmほど長めにカッティングシートをカットする
- 裏紙を剥がしながらスキージーを使って丁寧に貼る
- 金属ヘラを当てながらはみ出した部分をカッターでカットする
- カットした部分をゆっくりと剥がす
大きなサイズのカッティングシートをキレイに貼るのは難しい。肩幅より大きいと貼りにくいので、小さめにカットしてからキッチンに貼るのがおすすめだ。
3. キッチンに貼ったカッティングシートの剥がし方

賃貸から引っ越すときや、デザインを変えたい場合、キッチンに貼ったカッティングシートをキレイに剥がす必要がある。貼って剥がせるタイプなら、端からゆっくりと引っ張るだけでも十分だ。ただし、時間がたったカッティングシートなど、剥がしにくくなるケースもある。ベタベタとした接着剤がキッチンに残ることもあるので注意しよう。
もし剥がれにくいと感じたときは、ドライヤーを使った剥がしかたがおすすめだ。ドライヤーでカッティングシートを温めれば粘着力が弱くなる。手で触れてみて温かいと感じるまで温風を当ててから、ゆっくりと時間をかけて剥がす。
それでも剥がれないときや、剥がした部分に接着剤が残ったときは「粘着剤はがし」を使用する。スプレータイプや刷毛塗りタイプがあり、塗布するだけでスッキリと剥がせるだろう。ただし、粘着剤はがしには使用できない素材がある。キッチンや家具などを傷める可能性があるので、使える素材を確認してから使用してほしい。
もし剥がれにくいと感じたときは、ドライヤーを使った剥がしかたがおすすめだ。ドライヤーでカッティングシートを温めれば粘着力が弱くなる。手で触れてみて温かいと感じるまで温風を当ててから、ゆっくりと時間をかけて剥がす。
それでも剥がれないときや、剥がした部分に接着剤が残ったときは「粘着剤はがし」を使用する。スプレータイプや刷毛塗りタイプがあり、塗布するだけでスッキリと剥がせるだろう。ただし、粘着剤はがしには使用できない素材がある。キッチンや家具などを傷める可能性があるので、使える素材を確認してから使用してほしい。
結論
オシャレなデザインのカッティングシートを使って、キッチンをDIYしてみよう。正しい貼り方を覚えておけば、初心者でも簡単にリメイクできる。大きめにカットしたカッティングシートを貼り、スキージーを使って丁寧に空気を出すのがポイントだ。また、剥がしたいときにはドライヤーの温風を活用してほしい。それでも剥がれないなら、粘着剤はがしの使用も検討しよう。