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サボテンの根腐れはなぜ起こる?原因と根腐れからの復活方法

サボテンの根腐れはなぜ起こる?原因と根腐れからの復活方法

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2021年3月 4日

サボテンは水やり回数が少なく、育てるのが簡単というイメージを持つ方は多い。しかし、サボテンも水やりの方法によっては弱ったり根腐れを起こしたりする。今回はサボテンが根腐れしてしまう原因や対処法を紹介しよう。正しい水やりを行えば、初心者でもサボテンを長く楽しむことができるはずだ。

  

1. サボテンが根腐れする原因

サボテンは水を蓄えられる植物のため、水やりをする回数は少なくてすむ。しかし、重要なのはその方法だ。サボテンが根腐れする原因は「水やりの方法」と「土選び」にある。

サボテンが根腐れする原因1.水やりの方法

サボテンはもともと乾燥した地帯に自生しているため、必要な水分量が少ない。大切にしすぎて水を多くあげたり液体肥料などを与えたりすると、水分過剰で根が息をしにくくなるうえ、菌が繁殖しやすい環境となり根腐れに繋がる可能性がある。

サボテンが根腐れする原因2.土の選び方

サボテンには水はけのいい土が適している。お店では化粧土など見栄えの良い土を使っていたりするが、長期的に栽培したい場合は土を変えてあげる方がいいだろう。水はけが悪い土を使っていると、水やり後に土が湿った状態が続き、菌が繁殖する原因となる。

2. 根腐れしたサボテンの見分け方

サボテンの根の部分を直接見ることはできないため、外部から根腐れをしていないか確認しなければならない。次は、サボテンが根腐れしているかどうかの見分け方を紹介する。

見分け方1.ぶよぶよしている

サボテンを触ったときにぶよぶよするのは、根腐れの代表的な症状だ。サボテンは内部から腐っていくため、表面が健康そうに見えても弱っている可能性はある。まっすぐに育っていたサボテンが傾き始めたり表面がしわしわになったりといった外見の変化があった場合は、一度サボテンを触って弱っていないかを確認しよう。

見分け方2.変色している

根腐れしたサボテンは色にも変化がでる。色がくすんだり悪くなったと感じた場合は根腐れを起こしている可能性が高い。

3. 根腐れしたサボテンの復活方法

根腐れしたサボテンは放置しておくとどんどん悪化してしまう。根腐れのサインがでたサボテンを復活させるには、素早い対処が重要だ。

サボテンの復活方法1.腐敗部分を取り除く

サボテンが根腐れしていることに気が付いたら、まずは腐敗した部分を取り除く必要がある。サボテンを鉢から取り出し、土を優しく落としたら腐っている部分(黒や黄色に変色している部分)をカットしよう。腐敗部分が取り除けたら、切断した部分を鉛筆のように中心が盛り上がる形に整える。カットする道具に雑菌が付いていると腐敗の原因となるため事前に消毒をし、サボテンに負荷をかけないためにも切れ味の良いものを選ぼう。

サボテンの復活方法2.断面を消毒・乾燥させる

サボテンの腐敗部分を取り除けたら、次は切断面を消毒・乾燥させる。消毒には専用の消毒剤を使うか、アルコール入りのウェットティッシュを使うといいだろう。その後、断面を日光に30分程度あてて乾燥させる。日光にあてる時間が長すぎるとダメージとなるため、タイマーなどで時間を測っておくのがおすすめだ。日光での乾燥が終わったら新聞紙などにくるみ、風通しのいい日陰に断面がしっかり乾くまでおいておく。

サボテンの復活方法3.植え替える

サボテンの断面がしっかりと乾いたら植え替える。このとき復活したサボテンを古い土に戻してしまうと再度根腐れを起こす可能性があるため、必ず新しい土を用意しよう。植え替えのあとは一週間程度様子を見て、根が定着したら水やりを開始する。再度、根腐れを起こさないためにも水の量には注意しよう。

4. 根腐れを防ぐサボテンの育て方

サボテンは根腐れをしてしまっても、早めの対処により復活する可能性がある。しかし、もっとも良いのは根腐れをしない環境で育ててあげることだ。最後は根腐れを防ぐ、正しいサボテンの育て方を紹介する。

サボテンの根腐れを防ぐために

サボテンの根腐れを防ぐために最も重要なのは水分量だ。サボテンの様子を観察しながら、気温や湿度によって水やりの量を調節する。育成期は10日から15日間隔を目安にたっぷり水やりをし、下皿にたまった水は必ず捨てるようにしよう。また、冬場など生長がゆっくりとなる時期には水やりを一か月に一度程度にとどめ、水分過多とならないように注意する。サボテンにとって直射日光などは強い刺激となってしまうため避け、風通しのよい場所に置くのがおすすめだ。

結論

今回はサボテンの根腐れの原因や対処法について紹介した。根腐れはサボテンにとって致命傷になりうるが、早期の対策で復活もできる。サボテンを長く育てたい方は水やりや環境に気を配りながら定期的にサボテンの様子を観察し、異変がないかを確認するよう心がけよう。
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  • 更新日:

    2021年3月 4日

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