1. 贈る前に知っておきたい卒業祝いプレゼントのマナー
ギフトを贈る場合にはまずマナーを確認する必要がある。失礼にならないよう、卒業祝いをプレゼントするときの基礎知識を学んでおこう。
卒業後1週間まで
卒業祝いのプレゼントを贈るタイミングは、卒業後から1週間の期間を目安にする。卒業の直後に渡すのが理想だ。焦らないように早めに用意して、卒業後1週間までに渡してほしい。
熨斗をつける
卒業祝いのプレゼントには「熨斗(のし)」をつけるのがマナーだ。何度繰り返してもよいお祝いごとのときに贈る「紅白の蝶結びの水引」をかける。表書きには上段に「お祝い」「祝卒業」「御祝」「卒業御祝」と書き、下段には自分の名前を記入しよう。
過ぎてしまったら?
卒業から1週間を過ぎてしまった場合、入学祝いや就職祝いと時期が重なる。プレゼントを贈るのが遅くなったら、入学祝いや就職祝いとして渡すのがおすすめだ。
2. 卒業祝いプレゼントの予算は間柄によって決まる!?
卒業祝いのプレゼントを渡すときの相場は年齢で異なるので、確認が必要だ。相手との関係性による相場の違いと併せてチェックしておこう。
卒業祝いの相場
プレゼントの金額相場は年齢があがるごとに高くなる。年齢別の相場にいて詳しく説明するので、参考にしてほしい。
幼稚園(保育園):5,000円~1万円
小学校:5,000円~1万円
中学校:5,000円~1万円
高校:1万円~2万円
大学:1万円~3万円
現金を贈るときの相場も同じだ。新札を用意して祝儀袋に入れたら、プレゼントと同じように水引をかけよう。「4」や「9」がつく金額は「死」や「苦」を連想させるのでNGだ。
幼稚園(保育園):5,000円~1万円
小学校:5,000円~1万円
中学校:5,000円~1万円
高校:1万円~2万円
大学:1万円~3万円
現金を贈るときの相場も同じだ。新札を用意して祝儀袋に入れたら、プレゼントと同じように水引をかけよう。「4」や「9」がつく金額は「死」や「苦」を連想させるのでNGだ。
関係性で金額が変わる
卒業祝いでプレゼントを贈るときの金額は、血縁が近いほど上がるとされている。たとえば、大学卒業の場合は、曾祖母が1万~5万円、叔父叔母だと1万円、その他親戚なら3,000~5,000円くらいになるだろう。
また、卒業祝いは親族の間で贈るものなので、友人や知人にプレゼントすることはあまりない。自分の子どもがもらったなどの事情がなければ、お祝いの言葉を伝えるだけで十分だ。どうしても贈りたい場合は、相手の負担にならない金額の品物を選ぼう。
また、卒業祝いは親族の間で贈るものなので、友人や知人にプレゼントすることはあまりない。自分の子どもがもらったなどの事情がなければ、お祝いの言葉を伝えるだけで十分だ。どうしても贈りたい場合は、相手の負担にならない金額の品物を選ぼう。
3. 【年代別】喜ばれる卒業祝いプレゼントと選び方のコツ
年代別におすすめの卒業祝いプレゼントを紹介しよう。プレゼントを選ぶときのコツと併せて詳しく説明する。
幼稚園(保育園)
卒園祝いのプレゼントはお菓子や文房具がおすすめだ。ユニークなデザインの文房具は、実用的でお子さんが喜ぶプレゼントになる。傘やハンカチ、キーホルダーなど、学校で使える品物を選ぶのもよいだろう。名入れをすれば特別感があり、紛失の防止にもなる。
小学校
腕時計や文房具は実用的な卒業祝いのプレゼントになる。シャープペンやボールペンは中学校で使う機会が多く、失敗が少ないアイテムだ。勉強に使える辞書や、バスや電車通学に役立つ定期入れもよいだろう。お子さんの好みや趣味を考慮したうえで、使いやすいプレゼントを選んでほしい。スマートフォンも喜ばれるが、ご家庭によって教育方針は異なるため、ご両親との相談が必要だ。
中学校
腕時計や文房具、電子辞書など、小学校の卒業祝いとあまり変わりがないが、より大人っぽいプレゼントが好まれるだろう。丈夫で高級感がある革製品のペンケースや定期入れに、名入れをしてプレゼントするのもおすすめだ。また、実用性が高いタブレット端末や携帯音楽プレーヤーも、喜ばれるプレゼントになるだろう。
高校
高校の卒業祝いは電子辞書や手帳、腕時計、パスケース、財布、パソコンが一般的だ。進学や就職で一人暮らしを始めるなら、電子レンジや掃除機といった家電もよいだろう。また、進学や就職で必要になる、印鑑やスーツも高校生への卒業祝いとして定番だ。パワーストーンを使った印鑑をお守りとして渡すケースは多い。
大学
ビジネスシーンで役立つプレゼントを選ぼう。名刺入れや印鑑、万年筆、財布、腕時計、ビジネスバッグ、スーツが好まれる傾向がある。革製品やブランド品などの上質で長く使える品物がよいだろう。男性にはネクタイやネクタイピン、カフスボタンが、女性ならアクセサリーやハイブランドコスメ、花がおすすめだ。ただし、好みは人によって違うので、身につける品物は贈る相手と相談して決めよう。
ギフトカードやカタログギフトもおすすめ
相手の好みがわからなかったり、何を贈るべきか迷ったりしたときは、ギフトカードやカタログギフトをプレゼントにする。自分で必要な品物を選んでもらえるため、失敗する心配がない。幼稚園や小学生、中学生の卒業祝いには、好きな本を購入できる図書券がおすすめだ。
結論
卒業祝いのプレゼントを贈るときは、熨斗をつけて卒業後1週間までに贈るなど、マナーを確認しておこう。プレゼントの値段は年齢や贈るお子さんとの関係性によって異なるので、紹介した相場を参考にしてほしい。また、卒業祝いのプレゼントを選ぶうえで重要なのは、相手に喜んでもらえるかどうかだ。年齢別に定番のプレゼントを参考にしつつ、相手の好みにあった贈り物を見つけよう。