1. 色鉛筆が消しゴムで消えない理由

まずは色鉛筆が通常の色鉛筆で消えない理由について説明する。消せる色鉛筆と併せて紹介するので、チェックしておこう。
原材料が違う
色鉛筆が消しゴムで消えない理由は原料にある。一般的な黒い鉛筆は「黒鉛」と「粘土」が原料だ。文字を書くと黒鉛が粒になって紙の表面に付着する。表面に乗っているだけなので、消しゴムでこするだけでも簡単に消せるのだ。
しかし、色鉛筆の原料には「顔料」や、描き心地をよくする「タルク」「蝋」を使用している。顔料は色鉛筆の色の元であり、タルクとは天然の鉱石を粉末状にしたものだ。紙にこすりつけると顔料や蝋が紙の繊維に入り込み、色がつく仕組みになっている。
奥まで入り込んだ色鉛筆は消しゴムでこすっても消せない。無理やりこすると色が残ってしまい、摩擦で紙が破れる可能性もある。他の方法を試したり専用の消しゴムを使ったりと、正しいやり方で消してほしい。
しかし、色鉛筆の原料には「顔料」や、描き心地をよくする「タルク」「蝋」を使用している。顔料は色鉛筆の色の元であり、タルクとは天然の鉱石を粉末状にしたものだ。紙にこすりつけると顔料や蝋が紙の繊維に入り込み、色がつく仕組みになっている。
奥まで入り込んだ色鉛筆は消しゴムでこすっても消せない。無理やりこすると色が残ってしまい、摩擦で紙が破れる可能性もある。他の方法を試したり専用の消しゴムを使ったりと、正しいやり方で消してほしい。
消せる色鉛筆も?
色鉛筆には一般的な消しゴムで消せるタイプの商品がある。間違ったとき手軽に修正でき、紙を傷める心配もないだろう。仮塗りで色を試してみたり、軽く消して淡い色にしてみたりと、いろいろな使い方ができるのが魅力だ。
繊細な大人の塗り絵からお子さんのお絵かきまで、さまざまな用途に活用できるだろう。細かく修正しながら描きたいなら、消せる色鉛筆がおすすめだ。
繊細な大人の塗り絵からお子さんのお絵かきまで、さまざまな用途に活用できるだろう。細かく修正しながら描きたいなら、消せる色鉛筆がおすすめだ。
2. 消しゴムで消えない色鉛筆の消し方

一般的な消しゴムでは消えない色鉛筆には違った対処が必要だ。4つの方法を紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。
砂消しゴムで削る
色鉛筆の顔料ごと紙を削って色鉛筆を消す方法だ。削るためには、研磨剤となる砂が入っている砂消しゴムを活用する。くるくると砂消しゴムを回し、力を入れずに少しずつ削るのが使い方のポイントだ。ただし、削ることで紙は薄くなり、破れやすくなるので注意しよう。薄い紙にはあまり向いていないので、他の方法を試してほしい。
修正液や修正テープ
ボールペンなどの書き損じに使用する修正液や修正テープを活用する。修正液は広範囲に使用できるが、乾くまで時間がかかるだろう。修正テープは一度に使える範囲が狭い代わりに、乾燥が早く手が汚れる心配がないといったメリットがある。どちらも修正した部分が白く浮いたようになるので、使うときは注意しよう。
違う紙を貼る
色鉛筆で描いた部分の上に、カットした紙を貼る方法だ。特別なアイテムを用意しなくても紙とのりがあればよいので、手軽に試せるだろう。ただし、細かい部分だけ消すのは難しく、さらに紙の貼った部分は目立つので不格好になりやすい。
壁紙の落書きは?
お子さんが色鉛筆で壁紙にらくがきしたときは、クレンジングオイルを使用する。布などに含ませて、壁紙を傷めないように少しずつ含ませよう。広げてしまわないように軽く押さえながら拭くのがポイントだ。色鉛筆が落ちたのを確認したら、固く絞った布で水拭きしよう。
3. 色鉛筆には専用消しゴムがおすすめ

色鉛筆を消したいときは専用の消しゴムを活用しよう。おすすめの商品を3つ紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。
シード「カラージュ色鉛筆用消しゴム」
スティックタイプの色鉛筆用の消しゴムだ。細かい部分をピンポイントで消せるため、繊細な塗り絵にも活躍する。ペンケースに入れても邪魔にならないので、持ち運びにも便利だ。
StreamLine「色鉛筆用消しゴム」
ブルーとグリーン、グレー、レッドの4色が用意されている。カラフルでコンパクトな消しゴムなので、小さなお子さん用にもおすすめだ。間違った部分を消したり色を淡くしたりと、さまざまな使い方ができる。
シード「カラージュねり消しゴム」
ちぎって形を変えられる色鉛筆用の練り消しゴムだ。こするのではなく、押しつけて色を吸着させる使用方法が特徴。色を淡くしたりハイライトを入れたりできるため、いろいろな表現ができるだろう。
結論
色鉛筆と鉛筆は原料が違うため消し方が異なる。一般的な消しゴムは色鉛筆に効果がないので、そのほかの方法を試そう。ただし、砂消しゴムで削ったり違う紙を貼ったりすると、破れたり見た目が不格好になったりする。キレイに消したいなら色鉛筆用の消しゴムを用意しよう。紹介した色鉛筆用消しゴムを参考にしつつ、使いやすい商品を選んでほしい。また、消しゴムで消せる色鉛筆もあるので、こちらも併せてチェックしよう。