1. 紙袋の捨て方の前に

紙のリサイクルといわれると、新聞紙や段ボールなどを思い浮かべる。しかし私たちが普段出している生活ゴミ、いわゆる燃えるゴミ中には、資源ゴミとして活用できる紙類がたくさん混ざっている。紙袋も資源ゴミのひとつなので、リサイクルするためにはルールに従った捨て方をしなければならない。
紙袋以外にも資源になる雑がみ
「段ボール」「新聞」「雑誌」「牛乳パック」などはきちんとリサイクルしているという方も多いだろう。しかし紙袋を含む「雑がみ」のリサイクルに対する意識はまだまだ不十分だ。そのため雑がみの捨て方のほとんどは、燃えるゴミに出してしまっているのが実情だ。
では、どのような紙がリサイクルできる「雑がみ」なのだろう。
では、どのような紙がリサイクルできる「雑がみ」なのだろう。
リサイクルできる雑がみの種類
雑がみとして、資源ゴミに出せる種類は以下の通りだ。ただし、各市町村によって若干の違いがあるので、ホームページや広報誌などで必ずチェックしてほしい。
【紙箱類】ティッシュボックス、ラップの紙箱、お菓子の紙箱、薬や化粧品の紙箱など。
【カップ・筒】飲料用の紙コップ、アイスの容器、ラップやトイレットペーパーの芯など。
【紙袋や封筒】ショップやデパートなどの手提げ袋、封筒やのし袋など。
【シュレッダーの紙】中身が確認できるように透明のビニール袋に入れるようにルールが定められている自治体もある。
そのほか、コピー用紙、カレンダー、包装紙なども資源ゴミになるので、捨て方を守ってリサイクルさせよう。
【紙箱類】ティッシュボックス、ラップの紙箱、お菓子の紙箱、薬や化粧品の紙箱など。
【カップ・筒】飲料用の紙コップ、アイスの容器、ラップやトイレットペーパーの芯など。
【紙袋や封筒】ショップやデパートなどの手提げ袋、封筒やのし袋など。
【シュレッダーの紙】中身が確認できるように透明のビニール袋に入れるようにルールが定められている自治体もある。
そのほか、コピー用紙、カレンダー、包装紙なども資源ゴミになるので、捨て方を守ってリサイクルさせよう。
2. 紙袋などの雑がみの捨て方

紙袋などの雑がみは、どのようにして捨てればいいのだろう。各市町村によって捨て方が違う。ここでは、一般的な捨て方を紹介しよう。
リサイクルできない雑がみもある
紙袋のようにリサイクルできる雑がみがある一方、紙なのにリサイクルの妨げになってしまう紙もある。製紙原料にならない紙は、燃えるゴミとして処分しなくてはならない。リサイクルできない紙類は以下の通りだ。
- 石けん箱など臭いのついた紙類
- 使用済みのティッシュペーパーなどの汚れた紙類
- 防水加工がしてある紙コップや紙皿
- 宅配便の伝票などのカーボン紙
- 使い捨ておむつや生理用品、ペット用トイレシート
- 写真
- 箔押しされた紙
このような紙類を紙袋のようにリサイクルできる雑がみと混ぜた捨て方をすると、リサイクル自体の妨げとなってしまう。
リサイクルできる雑がみの具体的な捨て方
収集のときの散乱防止のため、小さな紙類は封筒や紙袋の中に入れるか、雑誌に挟んでから縛るといいだろう。箱類はそのまま出さずに平面にして出すとかさばらない。飲食に使った雑がみは、一度水で中をすすいでから出すようにしよう。
3. 紙袋などの捨て方の注意点

紙袋のようにリサイクルできる雑がみでも、いろいろな種類がある。こうした雑がみの捨て方で注意したいポイントがある。
紙袋のプラスチック製持ち手は取り外す
紙袋がすべて紙だけでできていれば、そのままリサイクルできるが、紙以外の持ち手が付いているタイプもある。たとえば、ホック付のプラスチック製の持ち手やポリプロピレンのヒモが持ち手になっている紙袋は、持ち手を取ってからリサイクルに出さなければならない。
ビニールや金属部分は別にして出す
同じように、ティッシュボックスを捨てるときも、取り出し口に付いたビニールを外してから出す。また、ラップの切り口として使われている金属も外してからリサイクルに出すといった具合に、雑がみの捨て方のルールとして普段から習慣づけておこう。
個人情報にも細心の注意を
封筒や手紙なども雑がみとしてリサイクルすることができる。ただし、封筒や手紙には、個人の住所が記載されていることも多い。請求書なども他人に見られたくない内容だ。このように、個人情報が記載されている雑がみに関しては、リサイクルするのではなく可燃ゴミとしての捨て方の方が安心だ。
結論
紙袋も捨て方を考えなければ、ただの灰で終わってしまう。地球温暖化の防止や循環型社会に貢献するためにも、普段何気なく使っている紙に対して、リサイクルの目で分別するように心がけよう。リサイクルできる紙とできない紙は、各市町村によって違ってくるので、一度ホームページや広報誌などでチェックしておきたい。