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漏電ブレーカーが落ちるのはなぜ?落ちたときの対処と防止方法

漏電ブレーカーが落ちるのはなぜ?落ちたときの対処と防止方法

投稿者:ライター 松岡由佳里 (まつおかゆかり)

鉛筆アイコン 2021年3月19日

突然の停電?と思ったらブレーカーが落ちていたという経験のある方も多いだろう。ブレーカーには3種類あり、そのなかでも漏電ブレーカーが落ちるときには、注意が必要だ。放置しておくと、感電や火災の危険性もある。ここでは漏電ブレーカーがなぜ落ちるのか、落ちた場合にはどう対処すればいいのかなどを紹介しよう。

  

1. 漏電ブレーカーが落ちる仕組み

電気は、現代の便利な生活を支えている。東日本大震災の計画停電を経験した方であれば、いかに電気に依存した生活をしていたのか身に染みただろう。しかし、便利であるのと同時に非常に危険なのが電気だ。漏電ブレーカーは電気の暴走をいち早く察知して、危険を回避してくれる。

漏電ブレーカーの役割

電気を使用している家庭には、必ず「分電盤」がある。この分電盤は、電力会社から送られた電気を各部屋に分ける役割がある。電気の流れを管理しているのが「ブレーカー」だ。3種類のブレーカーがあり、それぞれ働きが違う。
アンペアブレーカーは、電力会社との契約で決められている。アンペア数によって色分けされており、契約電力量以上を使うとブレーカーが落ちる仕組みだ。安全ブレーカーは、各部屋別に電気の流れを監視している。部屋ごとに電気の使い過ぎや故障などによりブレーカーが落ちる仕組みだ。最後に漏電ブレーカーは、漏電の危険性を察知して漏電による被害を食い止めるため、電気の流れを遮断する重要な役割を持っている。

漏電ブレーカーが落ちる原因

漏電ブレーカーが落ちる原因のひとつに、電線の絶縁物の傷や劣化があげられる。ほかにも、水回りでよく使われる電気機器製品にアースが取り付けられていなかった場合や、雨漏りなどで、電線や電気機器製品に水が入り込んでしまった場合など、いろいろある。
最近多いのが、トラッキング現象だ。コンセントにほこりが溜まった状態を長く続けていると、大気中の湿度が影響して漏電しやすくなる。コンセントが熱を持ち、その熱でホコリが発火して火災の原因になることもある。

2. 漏電ブレーカーが落ちる場合の対処法

漏電ブレーカーが落ちると、電気が使えずに困ってしまうこともたくさんある。漏電ブレーカーが落ちる場合、どのように対処したらいいのだろう。

漏電した場所を見つける

素人では漏電を修復することはできないが、どこで漏電が起こっているのかは調べることができる。漏電している箇所が特定できれば、その部屋だけ電気を止めてほかの部屋では電気を使用することもできる。
  • 漏電ブレーカーが落ちていることを確認する。
  • 安全ブレーカーをすべて落としてから、漏電ブレーカーをONにする。
  • 安全ブレーカーをひとつずつONにしていく。このとき漏電ブレーカーが落ちる回路があった場合、その部屋で漏電が起こっていることになる。
  • すべての安全ブレーカーをいったんOFFにして、漏電ブレーカーをONにする。
  • 漏電が疑われる安全ブレーカー以外の回路をONにすれば、漏電が疑われる部屋以外の電気は復旧することができる。

漏電の検査と修理を依頼する

漏電した場所を見つけるまでは、自分でもできる作業だ。しかし、ここから先は専門家の知識と技術が必要になってくる。自宅で漏電がわかったときには、地域の電気工事業者に連絡して検査と修理を行ってもらう。マンションやアパートの場合には、漏電かもしれないことを管理会社や大家に伝えることになる。

3. 漏電ブレーカーが落ちるのを防ぐ方法

漏電ブレーカーが落ちるのを防ぐためには、漏電を起こさないことが大切だ。電線の劣化やネズミなどによる損傷に対しては自分で予防することが難しいが、自分でできる予防策もある。

配線に注意する

家の中の電気器具の配線はどのようになっているだろうか。コンセントの数が少ないとどうしてもタコ足配線になりがちだ。許容以上の電流が流れてしまうことや電気コードが折れたり、曲がったり、束ねた状態になっていると漏電ブレーカーが落ちることがある。タコ足配線は避けるように心がけよう。

コンセントの定期的な掃除

コンセントを入れっぱなしにしておくと、ホコリが溜まりやすくなってしまう。周囲の湿度が高くなったり、窓の結露によってホコリが水分を蓄えてしまったりすると、水を介して通電しやすくなり、漏電ブレーカーが落ちる原因になる。これを「トラッキング現象」と呼ぶ。こまめにコンセントの掃除をすることが大切だ。

結論

今や日常生活に欠かせない電気だが、漏電という危険と隣り合わせていることを常に意識したい。漏電を察知して電気を遮断するのが漏電ブレーカーの役割だ。漏電ブレーカーが落ちるのは、どこかで漏電が起こっているという可能性を示している。どこで漏電が起こっているのかを確認して、電気工事業者に連絡をしよう。漏電ブレーカーが落ちないように、普段から配線やコンセントのホコリなどに十分注意しよう。
  • 更新日:

    2021年3月19日

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