目次
1. ママさんダンプとは?

まずはママさんダンプの基礎知識を紹介する。用途や由来、パパさんダンプとの違いなど、確認しておきた知識をまとめた。
北海道のさっぽろ雪まつりでも大活躍のスノーダンプ
ママさんダンプの正式名称はスノーダンプだ。スノーダンプとは、一度に大量の雪をすくえる道具で、積雪量の多い地域の雪かきに重宝する。皿の部分が大きく、手押し用の取っ手がついているのが特徴だ。
スノーダンプの材質はさまざまだが、主にプラスチック製のものをママさんダンプと呼ぶ。積雪量の多い地域では、「一家に一台」あるとされるほど定番のアイテムだ。北海道の「さっぽろ雪まつり」では、ママさんダンプを使って雪を集めてから雪像制作をする。
スノーダンプの材質はさまざまだが、主にプラスチック製のものをママさんダンプと呼ぶ。積雪量の多い地域では、「一家に一台」あるとされるほど定番のアイテムだ。北海道の「さっぽろ雪まつり」では、ママさんダンプを使って雪を集めてから雪像制作をする。
ママさんダンプという名の由来は?
昔は冬に出稼ぎに行く男性が多く、雪かきは女性の仕事だった。しかし、スノーダンプの多くは鉄製やアルミ製でできているために重く、力があまりない女性やお年寄りなどには扱いにくいというデメリットがあった。そこで、ニラサワ製販株式会社から登場したのが、プラスチック製のスノーダンプだ。
プラスチック製のものは金属製よりも軽量のため、力の弱い女性でも比較的扱いやすい。このように、女性でも扱いやすいスノーダンプであることから、「ママさんダンプ」と呼ばれるようになったとされている。
プラスチック製のものは金属製よりも軽量のため、力の弱い女性でも比較的扱いやすい。このように、女性でも扱いやすいスノーダンプであることから、「ママさんダンプ」と呼ばれるようになったとされている。
パパさんダンプとママさんダンプの違いは?
パパさんダンプとママさんダンプの違いは取っ手の長さにある。女性のために作られたママさんダンプは取っ手が短い。持つ位置が低くなるため、背が高い男性だと使いにくいと感じるケースがある。パパさんダンプは取っ手が長めなで、背が高い男性でも中腰になる心配がない。
2. ママさんダンプのサイズと値段

ママさんダンプのサイズと値段の相場を紹介する。購入する前に確認しておこう。
ミニや小、特大などサイズが豊富
通常のサイズのほかに、ミニや小、特大といったサイズがある。サイズを十分に比較して、体格や用途に合ったママさんダンプを選んでほしい。キッズ用ならお子さんのお手伝い用や雪遊び用にもおすすめだ。
値段はサイズやメーカー、販売店などによる
ママさんダンプの値段はサイズやメーカー、販売店によって異なる。サイズは小さいほど安い傾向がある。ミニサイズなら1,500~3,500円、小なら3,000~9,000円、通常サイズなら4,000~10,000円、特大なら5,000~14,000円ほどが相場だ。
3. ママさんダンプの使い方と注意点

ママさんダンプは便利だが、正しい使い方をしないと効率よく除雪できない。基本的な使い方と注意点を説明する。
ママさんダンプの基本的な使い方
ママさんダンプは、雪を運ぶための道具だ。使い方はいたって簡単で、皿の部分に足をかけて雪を押し入れ、地面を滑らせるようにして運ぶだけである。4kg程度の雪なら一気に片づけられる上、雪をすくって持ち上げる必要がないので、力のない女性でも雪かきが楽にできるのだ。
使う際の注意点
小回りがききづらいので、少量の雪かきへの使用には不向きである。雪はねのように使うと手首を痛める可能性があるので、雪を運ぶときにのみ使用するとよい。
また、プラスチック製のママさんダンプは、金属製に比べて耐久性が劣るため、硬い雪や凍った雪の除雪で壊れてしまう可能性が高い。そのため、基本的にはサラサラとした柔らかい雪を除雪するときに使うようにしよう。どうしても、硬い雪や凍った雪の除雪をしたい場合は、スノースコップや剣先スコップで切り崩した後、ママさんダンプですくうとよい。
また、プラスチック製のママさんダンプは、金属製に比べて耐久性が劣るため、硬い雪や凍った雪の除雪で壊れてしまう可能性が高い。そのため、基本的にはサラサラとした柔らかい雪を除雪するときに使うようにしよう。どうしても、硬い雪や凍った雪の除雪をしたい場合は、スノースコップや剣先スコップで切り崩した後、ママさんダンプですくうとよい。
4. ママさんダンプの正しい捨て方

壊れたり不要になったりしたママさんダンプは適切に処分する。正しい方法は自治体で違うため、かならず確認してから捨てよう。2021年7月現在の捨て方を自治体別に紹介する。
新潟県湯沢市
ママさんダンプ(スノーダンプ)は、粗大ごみとして処分する。200円の「粗大ゴミステッカー」を購入して貼り付けた後、集積所に持っていくだけだ。
石川県金沢市
70㎝を超えるなら燃やさないごみ(埋立ごみ)、70㎝以下なら燃やすごみとして分別しよう。ただし、80%以上が金属製のスノーダンプの場合は、サイズに関わらず燃やさないごみ(金属)だ。
北海道鹿部町
ママさんダンプやスノーダンプは粗大ごみとして処分する。電話で申し込みをしたら名前を書いた紙を貼って、回収日に自宅前に出してほしい。
北海道浜頓別町
ママさんダンプやスノーダンプの分別は大型ごみ(粗大ごみ)だ。電話で予約したら大型ごみ用証紙を購入する。料金はサイズや重さで違うので、予約するときに聞いておこう。
5. ママさんダンプの選び方

ママさんダンプを選ぶときのポイントをまとめた。この選び方をチェックして、使いやすいアイテムを選んでほしい。
素材
プラスチックのママさんダンプは軽くて使いやすいが、耐久性がやや弱い。豪雪地帯だと運ぶ雪の量が多くなるため、破損する可能性がある。耐久性を重視するなら、丈夫な鉄やステンレスのスノーダンプを購入しよう。とくにステンレス製は錆びにくく、鉄製よりも軽いので使いやすい。
サイズ
サイズが大きいほどすくえる雪は多くなるが、その分重くなる。ご自身が一度に運べる雪の量を把握しておくことが重要だ。体力に不安がある方や女性が使用する場合は、やや小さいサイズのママさんダンプがおすすめだ。また、身長によって適した取っ手の長さは異なる。「持ったときに取っ手が腰の位置になる高さ」を目安に選ぼう。
収納のしやすさ
ママさんダンプはかさばりやすい。大型タイプは収納場所に困ることがあるので注意しよう。折りたたみタイプのママさんダンプやスノーダンプなら、使わないときはコンパクトになる。ただし、折りたたみ部分は痛みやすいため、頻繁に使用するなら避けたほうがよい。
6. おすすめのママさんダンプ3選

おすすめのママさんダンプを紹介する。それぞれの特徴を説明するので、選ぶときの参考にしよう。
キャプテンスタッグ「ママさんダンプ ミニ ピンク」
コンパクトなミニタイプのママさんダンプだ。重さが1kgと軽く、小さなお子さんでも使いやすい。お手伝い用や雪遊び用としてもおすすめだ。
グリーンパル「ママさんダンプ(特大)」
特大サイズなので一度に運べる雪の量が多い。プラスチック製なので軽く、さらに先端のステンレスで硬くなった雪もくだける。持ち手が丈夫で錆びにくいのが特徴だ。
金象印「アルミスノーカート」
軽くて丈夫なアルミ製のママさんダンプだ。先端部やハンドル部を補強しているため、丈夫で錆びにくく、一度にたくさんの雪を運べる。
7. ママさんダンプは除雪の強い味方!体力に合わせてサイズを選ぼう

ママさんダンプは雪かきのときに重宝する。一度に多くの雪を運ぶことができ、金属製のスノーダンプと比較して軽いのが特徴だ。除雪の強い味方なので、積雪量の多い地域にお住まいなら、ぜひ購入しておきたい。
ただし、ママさんダンプにはいろいろなサイズがある。大きいサイズだと一度に運べる雪は多くなるが、重さも増すので注意しよう。体力に自信がない方なら、小さいママさんダンプで少しずつ運んだほうが効率がよい。
ただし、ママさんダンプにはいろいろなサイズがある。大きいサイズだと一度に運べる雪は多くなるが、重さも増すので注意しよう。体力に自信がない方なら、小さいママさんダンプで少しずつ運んだほうが効率がよい。
結論
ママさんダンプがあれば大量の雪を素早く運べる。ただし、素材やサイズは商品によって異なるので、十分に比較しよう。一度に運べる雪の量や身長に合ったアイテムを選ぶのがポイントだ。選び方に迷ったら、この記事で紹介したおすすめのママさんダンプを参考にしよう。使い方や捨て方も紹介したので、こちらも併せてチェックしてほしい。