目次
- 50g以内:120円(200円)
- 100g以内:140円(220円)
- 150g以内:210円(300円)
- 250g以内:250円(350円)
- 500g以内:390円(510円)
- 1kg以内:580円(710円)
- 2kg以内:取り扱いなし(1,040円)
- 4kg以内:取り扱いなし(1,350円)
- 60サイズ:970円
- 80サイズ:1,200円
- 100サイズ:1,440円
- 120サイズ:1,690円
- 140サイズ:1,950円
- 160サイズ:2,160円
- 170サイズ:2,530円
1. 封筒や段ボールではなく紙袋でも郵送できるのか?

書類や荷物などを郵送する場合「封筒」や、ダンボールなどボックスタイプの「梱包資材」を用いるのが一般的だが、紙袋で梱包しても郵送できるのだろうか?
荷物は紙袋でも郵送できる
郵送は可能だ。郵便局でも、ゆうパックの包装資材として紙袋(大・小)を販売している。ただし後述するように、紙袋で郵送するにあたってはメリットとデメリット(リスク)があるため、それらをきちんと理解した上で判断しよう。
2. 紙袋で郵送するメリット

まずは紙袋で郵送するメリットから解説する。
送料が安く済む可能性がある
送料は大きさで決まる(重さにも上限あり)。たとえば「60サイズ」のダンボールはそれ以上安くならないが、紙袋であれば荷物に合わせて小さく折りたたむことも可能だ。場合によってはワンランク安くなる可能性もある。
梱包しやすい
ダンボールの場合、荷物の形状や大きさによっては隙間ができてしまう。輸送中に中身が動いて破損するおそれもあるため、緩衝材などが欠かせない。その点紙袋は、中に入れた荷物の形に合わせて形を整えられるなど、梱包がしやすいのもメリットだ。
手に入りやすい
ダンボールなどの梱包資材はその都度用意することになるが、紙袋は買い物などでよく手に入る。「何かに使えそう」と保管しているご家庭も多いだろう。すぐに用意できる点も紙袋のメリットだ。
3. 紙袋で郵送するデメリット

続いてデメリットを見ていこう。
ダンボールよりも弱い
紙袋にはダンボールのような堅牢性はない。そのため衝撃や水濡れなどで簡単に破れるおそれがある。先方に届いたときは紙袋がボロボロだったということもなきにしもあらずだ。
荷物が破損・汚損するおそれがある
紙袋がダメージを受けるだけであればまだマシかもしれない。ダイレクトに荷物に衝撃が伝わるため、破損したり水が染み込んで汚損したりすることも想定しておく必要があるだろう。
大切な荷物・高価な荷物を送るのには適していない
上記の理由から、紙袋は大切な荷物、および高価な荷物などを郵送するのには向いていない。そうした荷物を郵送する場合は、堅牢性があるダンボールなどの梱包資材を選ぼう。
4. 紙袋で梱包する方法と郵送する方法

紙袋で荷物を郵送する方法を見ていこう。紙袋に入れればよいのだが、デメリットでお伝えしたように脆いためきちんとした梱包が必要だ。
STEP1.荷物をビニールなどの袋に入れる
紙袋は水に弱いため、荷物を守る意味も込めて必ずビニール袋など水に強い袋に入れてから梱包しよう。ビニール袋に入れるときは、中の空気をできるだけ抜いておくのがポイントだ。体積が減れば郵送料を抑えられる可能性も出てくる。
【心配ならさらに緩衝材で包む】
ビニール袋では心もとない、という場合はプチプチなどの緩衝材で包むとよいだろう。ただし、その分サイズが大きくなるため料金は上がるかもしれない。
STEP2.荷物の形状に合わせて紙袋を折る
紙袋の中で動いてしまわないよう、荷物の形状に合わせて紙袋を折り曲げる。マチの部分も折りたたんでガムテープで留めよう。
STEP3.持ち手を切るか内側に折り込む
紙袋の持ち手はカットしてしまうか、紙袋の内側に折り込もう。露出していると、輸送中に引っかかって破れたり、ほかの荷物に引っかかって行方不明になったりするおそれがあるためだ。
STEP4.粘着テープなどで密閉する
ここまできたら、あとは粘着テープで紙袋の口を密閉し、破れやすい横、底といった部分も補強して梱包完了となる。
STEP5.お届け先と差出人欄を記入して貼り付ける
送り状のお届け先と差出人欄は、紙袋に貼り付ける前に記入しておこう。貼ったあとでは書きづらいし破れることもあるため注意したい。
STEP6.郵便局の窓口に持ち込む or 集荷を依頼する
郵便局の窓口なら、その場でサイズや重さを測ってもらえる。郵便ポストに入るサイズならポストでもよいが、その場合は正確にサイズと重さを測って過不足なく切手を貼り付けておく必要がある。大きなもの(重いもの)などは、集荷を依頼する手もあるので覚えておこう。
5. 料金は郵送とゆうパックどちらが安い?

荷物を紙袋で郵送する方法として考えられるのは「定形外郵便物」または「ゆうパック」だろう。紙袋で送る場合、どちらのほうが安く済むだろうか?
定形外郵便物で送る場合の料金目安
上記は、定形外郵便物の料金一覧である(カッコ内は規格外の料金)。3辺の長さの合計が90cm以内、長辺が60cm以内、重さが4kg以内であることが条件である。また規格内と規格外があり、規格内(34×25×3cm以内)であれば、重さによるが120〜580円で郵送できる。
ゆうパックで送る場合の料金目安
上記は東京から大阪へ送る場合の料金だ。ゆうパックは25kg以下で、かつ縦・横・高さの合計サイズおよび距離で料金が決まる。
ゆうパック専用紙袋なら破れにくい
冒頭で軽く触れたが、郵便局ではゆうパック向けの紙袋を購入できる。一般的な紙袋よりも破れにくい設計なので、破損が心配ならこちらを使おう。小は8×26×45で1枚100円、大は16×32×44で1枚230円だ。
結論
お伝えしてきたように、荷物は紙袋でも郵送可能だ。送る中身にもよるが、コンパクトに折りたためれば、場合によっては料金を抑えられる可能性もある。ただし衝撃や水濡れに弱い欠点もあるため、しっかり梱包して大切な荷物を守ろう。
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