1. オリーブの木を庭に植えるコツ

オリーブを庭に植える際のコツとして次の4つの項目に気を付けよう。
- 日当たり
- 水はけ
- 土つくり
- 支柱
オリーブの木は温暖な地中海地方が原産だといわれているので、オリーブの木は寒さを嫌う。植える際は、日当たりがよく水はけがよい場所を選ぶのがコツだ。更にオリーブの木は酸性の土も嫌うので土つくりが必要になる。オリーブの木を植える際は次のように土を作ろう。
- 植える場所の半径50~100cmの土に苦土石灰を適量混ぜて、堆肥も加える
- オリーブの苗の大きさに合わせて穴を掘り、オリーブの苗を植えて土を戻す
- オリーブの木は根が浅いので、支柱で支える
- 植えつけたらたっぷり水を与える
土に苦土石灰を混ぜて酸性の土を中和させるのがコツである。更に風などで倒れないように支柱を使うことも忘れず、水をたっぷり与えるようにしよう。
2. オリーブの剪定や水やりを考える

木の枝を切って樹形を整えることを剪定と呼ぶ。オリーブの木は成長すると剪定が必要になり、剪定する時期は2~3月が目安となっている。剪定は大変だが、オリーブを育てる楽しみの1つでもある。剪定の対象になる主な枝は以下のものがある。
- ひこばえ
- 徒長枝
- 交差枝
- 胴吹き枝
- 立ち枝
「ひこばえ」はオリーブの根元(株元)から生えた枝で、特に貧弱なひこばえはカットしよう。「徒長枝」は他の枝と比較して勢いよく伸びている長い枝のことである。「交差枝」はその名の通り、他の枝と交差している枝のことだ。「胴吹き枝」は幹の根元が伸びた枝のことで、
「立ち枝」は横に伸びるはずが縦に伸びてしまっている枝のことである。
オリーブは乾燥ぎみの土を好むので、水やりを適度に行うことが重要だ。土が乾燥していると感じたら水を与えるようにしよう。水のやりすぎには注意する必要があるが、育ち盛りの若いオリーブは水を必要とするのでたっぷりと与えるようにしよう。
「立ち枝」は横に伸びるはずが縦に伸びてしまっている枝のことである。
オリーブは乾燥ぎみの土を好むので、水やりを適度に行うことが重要だ。土が乾燥していると感じたら水を与えるようにしよう。水のやりすぎには注意する必要があるが、育ち盛りの若いオリーブは水を必要とするのでたっぷりと与えるようにしよう。
3. オリーブの果実を美味しく食べる

オリーブの果実はとても渋いので収穫してそのまま食べることはできず、美味しく食べるためには渋を抜く必要がある。オリーブの渋を抜く方法は次のステップで行おう。
- オリーブの果実から種を抜く
- 水を入れたガラス瓶の中に、種を抜いたオリーブの果実を入れる
- ガラス瓶に重曹を入れて、3%の重曹水になるように調節する
- オリーブの熟成度合にもよるが10日間、毎日1回重曹水を交換することで渋が抜ける
渋を抜いたオリーブを簡単に美味しく食べる方法としてオリーブのマリネがある。オリーブのマリネを作る際に必要な食材と作り方を紹介しよう。
用意する食材
- オリーブの果実
- 玉ねぎ
- にんにく
- オリーブオイル
- 酢(ビネガー)
作り方
- 玉ねぎとにんにくをみじん切りにする
- みじん切りにした玉ねぎとにんにく、オリーブの果実をボウルなどの中で合わせる
- 食材が入ったボウルにオリーブオイルと酢を注ぎ込む
オリーブのマリネはとても簡単に作れて美味しいので、ぜひ作ってみてほしい。
4. 栽培するオリーブの品種について考える

オリーブは沢山の品種があるが、その中でも日本での栽培に適しているものを選ぶと失敗が少ないだろう。日本の国内で栽培が成功したオリーブの主な種類を紹介しよう。
- ミッション
- ルッカ
- マンザニロ
- アルベキナ
ミッションは直立した樹形のオリーブの木である。収穫した果実はオイルを抽出したり、ピクルスなどにして食用したりすることができる。ルッカは成長が早いオリーブの木で、マンザニロはスペイン語で小さなりんごという意味があるオリーブの木だ。マンザニロの果実からも、オイルを抽出したり食用にしたりできる。アルベキナはスペイン産のオリーブの木で、収穫できる果実は小ぶりである。
結論
今回はオリーブの木の栽培方法を紹介したがいかがだろうか。オリーブの木の寿命は長く、樹齢1000年のオリーブもあるといわれている。家を新築したり、子供が生まれたりしたときに記念として植えるとよいかもしれない。オリーブの木は育ちが早いものが多く、年々樹形が変わるので、眺めていると楽しく過ごすことができるだろう。日差しをたっぷり浴びてすくすく育ったオリーブの木から収穫できる果実も楽しみなので、ぜひオリーブの木を植えてみてほしい。